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日記

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果たしていつまで続くでしょうか。 続かないほうに賭けます。
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記事一覧

日記(8/19〜8/25)

月曜
 元気がでなくて散歩に行った。夕方なのに気温が下がりきっていなくて、夏の後半戦の空気のべたべた感が気持ち悪いし、田舎特有のやたら壮大な宗教画みたいな夕方の空(伝わるだろうか)が広がっていて、元気は目減りした。

火曜
  この日をスーパー本読みまくりデーと決めて、ずっと本を読んでいた。本は緩やかに世界と自分を断絶してくれるような気がする。本がある一つの現実を映していることもあるけど、本に没頭

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日記 (8/12〜8/18)

 退屈だから久しぶりに日記を書く。

月曜日
 夜、急にネプリを出したくなって、7月くらいに書いて放置していた詩を使うことにした。
 この詩を書いているときに、「ここは改行というより改頁したいな」と思うところがあって、短い詩一編に数回の改頁でページを割ける媒体があまり思いつかなかった(個人の詩集とかだったらできそうだけど、しばらく詩集をつくる予定もない)のでやむなく改行していた。
 夜11時になっ

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日記:日常の邪悪とフランスパン

 「頭いてえ~~」となったときは我慢するよりノーシンをキメてさっさと寝るほうが早いということに気づいた。頭痛がするとき、頭痛持ちの父親のしかめっ面がなぜか脳裏に浮かぶ。青白い顔をした父親が襖をあけてのしのしと頭の後ろのほうを歩き回っていて、それによって頭痛が引き起こされているような妄想をする。小学校一年生のときに担任の先生が「天邪鬼」という言葉を教えてくれたときになぜか真っ先に思い浮かんだのは自分

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Nikki (4/24~4/30)

月曜日
大学の教授という存在が未知すぎて興味深い。ひょっとしたら「教授をしている人」とスーパーですれ違ったりしたことはあるのかもしれないけど、教授としての役割を果たす人々と空間を共有しているということがおもしろすぎて、学食で見かけても自販機の横で見かけても「教授がコッペパンたべている!」「教授が水分補給している!」みたいな感動を味わう。彼らが専門分野について語るとき、よく分からないけどこの人すごい

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日記(4/17~4/23)

月曜日
地図上では大学構内から川沿いの道を進むのが自宅までの最短ルートである。少なくとも地図上ではそのはずだった。四限が終わってすこし辺りが暗くなって、サークル勧誘でガヤガヤしているあたりを離れてひとり小川のほうへ向かった。
少し遠くの喧騒と小川のせせらぎを聞きながら歩くと、下草が急に揺れて水音が響いた。水鳥が慌てて水に飛び込んだらしいのが薄暗いなかでも分かった。建物と建物の狭いあいだを縫うように

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日記(4/10〜4/16)

月曜日
先週は忙しすぎて疲れた。やらないといけないことが山積しているという状況だけで精神的に疲れる。胡散臭い政治団体に勧誘されたり、ムキムキ柔道部に勧誘されたりとイベント盛りだくさんだった。とはいえ友達もできてちょっとづつ新生活に馴染めそう。

火曜日
ガイダンスで「大学生はカルトのカモです」と言われた。「『引っかかる訳ない』って思うじゃん、これが引っかかるんですね」、とりわけ新入生は不安につけ込

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日記

月曜日
「合格体験記ガチ勢」の存在を知る。合格体験記を書くためだけに三年間黙々と努力し、不合格でも書かせてくれと先生に懇願する人々がいるという。もはや妖怪である。合格体験記ガチ勢穏健派はせいぜい先生に泣いて懇願したり頼まれていないのに執筆して原稿を先生に送り付けたりする程度だそうだが、急進派は合格体験記執筆者に辞退を迫ったり執筆者の進学先を貶し(ディスくらい)たりするらしい。不穏が過ぎる。母校は魔

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日記 3/20~3/26

日記 3/20~3/26

月曜日
頭が痛い。後頭部を左右からぎゅっと押されているような痛み。軽くストレッチして痛み止めを飲むと嘘のように痛みが消えた。ストレッチが効いたのか痛み止めが効いたのか分からない。
集中すると涎を垂らしてしまう。ほぼ無自覚で、涎が下に垂れてはじめてハッとする。横山大観の「無我」みたいな顔で涎を垂らしているらしい。コロナ禍ではマスクの着用で思うまま(?)涎を垂らしても誰にもバレなかったが昨今の状況では

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日記(3/27〜4/2)

月曜日
歯医者へ。小学生の頃から行っていたせいか、大学生になろうとしている今も小学生のような扱いを受ける。虫歯あった。「泣くか?お?泣くか?」とか言われながら治療される。「なんで最近検診来なかったんだよ〜、受験と歯どっちが大事なんだよ〜、歯だろ〜?」とかなり重めの彼氏みたいなことを言われる。この手の質問ってそれぞれ別の大事さのベクトルがあるような気がして真面目に返事に窮してしまう。

火曜日
カバ

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日記 3/6〜3/12

月曜日
妙な夢を見た。「グラデーション」と名乗る男と旅をする夢だ。「俺の名前、実はグラデーションって言うんだよね」と言われたが、グラデーションがモタモタしているせいで飛行機に遅れそうになっていることばかりが気にかかり、夢の中ではさして彼の名前が気にならなかったが、目が覚めても「グラデーション」という名前が頭から離れない。名前というからには「山田グラデーション」なのかもしれないし、ミドルネームで「山

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日記 2/27〜3/5

日記 2/27〜3/5

果たしていつまで続くか分からないけれど、週ごとに日記を投稿しようと思う。紙のノートに書く式の日記はことごとく続かなかった。人に読んでもらえたら続くのではないかと思った。しかし「人目のあるところなら集中できるはず」と受験勉強するべく向かった図書館では漫画『日出処の天子』を読破してしまったし、スタバは誘惑が多すぎて集中できたことがない。はじまりから雲行きが甚だ不透明だが、更新されなかったときは飽きたか

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