- 運営しているクリエイター
記事一覧
「海の向こうにも人の人生が詰まっている」ということ。
PCR検査を受けずともチケット片手に自由に飛び立てた頃は、時間とお金ができるたびに海の向こうへと渡った。宿も行く場所も決めずに、ただ飛行機に乗るだけのときもあった。街を歩き、そこで感じたままに生きる。なにも決まっていない。ただ1秒、1秒、したいことをする。
道ゆく人と話し、売店で買い物をし、路面電車やバスに乗った。
今思うと、私にとって「自分の目で世界を見ること」がどれほど大切だったのかわかる
大好きな人たちのおかげで
久しぶりに、夜の日記を。わたしは、大好きな人たちのおかげで、元気に、自分らしく、生きられているのだなと。夜の瞑想をしていたらぶわっと涙がでて止まらなくなった。
会社の上司・先輩・同僚。フリーランスの仕事でお世話になっている先輩やクライアントさん、編集者さん。同じライター仲間の友達や先輩方。いつも見守ってくださっている、社会人になってから出会った方々、そして学生時代からお世話になっている先生や先輩
何もできない痛み、力になりたい痛み
灰色の薄い雲が、今にも雨粒を降り落としそうにだらだらと居座っている。視線をさらに遠くに移すと青空が。白い雲とともに浮かんでいる。とても宙ぶらりんな頼りないその青空は、今にも消えそうに、ただ"青空"でいるばかりだ。
インタビュー原稿の続きを書こうとPCを開いた。書いては消し、書いては消し、何日目だろうか。結局筆は進んでいない。何にこだわっているのか、何に納得できないのか。書けなかった。一旦PCを閉
「命」を「使」って、生きる時間
雨の日は、文章が書きたくなる。
雨音を聴きながら、しとしと筆を走らせる時間を愛でる。書くことが心底好きだ。そんな感情は、雨の日が連れてきてくれるのかもしれない。何を考えるでもなく、何を感じるでもなく。それでも指はなめらかだ。
ただ生きている証を残したい。「文章を書く」ことに出会ったのは、ちょうど就活を終えたばかりの頃。当時はとにかく、自分の世界を書きたかった。胸の奥からえぐられるような生々しい傷
生きづらさは、選択していた
いつもビクビクしながら過ごしていた。特に社会人になってから。いつ獲物に喰われるかわからないと怯えながら周りをキョロキョロする。
安心安全な屋根のある家を見つけられず、いつも野宿をしているかのような、疲れと空虚でいっぱいの心理状態だった。
「生きづらい」
そうはっきり言葉にし涙を流した日。会社に行けなくなった日。ちょうど1年半くらい前のことだろか。あの日から本当の意味で「自分のための人生」が始
Happy Birthday自分と仲良くなれた自分へ
死なずに24歳の誕生日を迎えられた。お風呂の湯船につかりながら呟いた「生きててよかったぁ」は、心の奥底から出た本音。
なんせ去年の誕生日を迎えた朝、心に浮かんだ言葉は死にたいだった。スマホ画面にはおめでとうの文字が並んでいる。嬉しい。でもなぜだろう。次の瞬間、涙がぽろぽろとこぼれた。生きている実感を体いっぱいに受け止めることができず、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
去年のわたしにとって誕生日は