マガジンのカバー画像

ひとりごと

10
私のひとりごと、感覚、考えたことをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

いつの間にか自分に馴染んでいく言葉

いつの間にか自分に馴染んでいく言葉

私はごくごくたまにノートに心の中に残ったフレーズを書き留めているが、正直一言一句覚えているフレーズはほとんどない。

文芸書の中に出てくるセリフは、前後の文章があってこそ意味が伝わるというものも多い。

先日も結局いつのまにかノート3ページ分を書き写していた。

もちろんすべてを覚えることは難しい。

それでも心が動いた・ハッとさせられたという感情が強く残っていて、文章を書き写しながら自分なりの解

もっとみる
愛着生まれる持ち物を増やしていきたい

愛着生まれる持ち物を増やしていきたい

お気に入りのステッカーを買ったとき、私は考えた。

「死ぬまで一生持っているものってなんだろう?」

せっかく巡り会えたとっておきのステッカー。どうせならずっと持ち続けるものに貼りたい。

私のパソコンにはたくさんのステッカーやシールが貼られているが、これらはすべて二軍、もしくは複数枚持っているステッカー。

大学進学前から長年付き添ってきたパソコンも、いずれは寿命を迎える。

そんなときお気に入

もっとみる
心ほぐれるカフェ店員さんとの些細なやりとり

心ほぐれるカフェ店員さんとの些細なやりとり

今日はアレルギー症状がひどく、鼻水が止まらない。

気を紛らわすために、外に出かけることにした。

ずっと頭の片隅に行ってみたいリストとしてラインナップにいるカフェをめがけて逗子めぐり。

先日、逗子に上陸したときには雑貨屋さんと服屋さんに立ち寄り、店員さんの人柄や愛情を持って、商品と向き合う姿勢に感動を覚えた。

接客は押し付けがましくなく、私のペースを尊重してくれていた。

その印象が私の中で

もっとみる
金木犀と耳をすませばが好きな小学生

金木犀と耳をすませばが好きな小学生

好きなジブリは「耳をすませば」

小学生の頃から好きなジブリ作品は「耳をすませば」だった。

四季が感じられる描写や音楽が大好きで、毎夏になるごとに観ていた。

中学3年生の頃、いつも一緒にいた女の子のうちの1人がジブリ好きだったのだが、

「『耳をすませば』が好きなんて恥ずかしくて言えない」

と言っていたので、自分は「耳をすませば」好きだとは明かさなかった。

大学生になる頃には、その子はイン

もっとみる
将来の夢は「友達と一緒に住むこと」でした

将来の夢は「友達と一緒に住むこと」でした

大人になってから出会った友人が、一緒にシェアハウスを始めないか?と声をかけてくれました。

まずはルームシェアしている人に連絡をしたり、ひとまず彼女が内見してくれていたり、不動産屋さんにお話を聞きに行ったり、まちを歩いてみたり…

いろいろな人に話を聞いてみると、友人同士で住むには物件を借りることがすごく厳しいという現実を知りました。

まったく知識ゼロだったので、異性か同性かだけでそんなに変わる

もっとみる
毎日、心に水やりを

毎日、心に水やりを

最近の私の心繋ぎ止めてくれていたもの紹介。

アーモンドのパン🍞

近くのスーパーで目に留まった大きなパン。

一人暮らしにしては大きいのだが、私は冷凍する術を知っている。

冷凍できるものは、数日生き延びる食糧として蓄えることができるので、むしろありがたい。

ストレスがかかると朝起きれないあの症状はなんなんだろう。

自分だって怠惰としか思えないのに、立派なストレス症状の項目として顔を並べな

もっとみる
然るべきタイミング

然るべきタイミング

数年前、言葉にしづらい違和感に目を向けず、無理矢理人生の歯車を回していたツケが回ってきて機械ごと壊れてしまった。

何もやる気が起きない。ひとつだけでも家事ができれば上々。なのにこの世はただ息をしているだけでは居心地が悪く、何もしていないよりはまだマシだという理由で本を読み始めた。

いろんな本に出会った無職期間。私にとって土門蘭「死ぬまで生きる日記」に出会えたことが、無職期間を意味のあるものへと

もっとみる
塞翁が馬

塞翁が馬

人は螺旋階段状に日々変化しているというのは、本当なんだろうか。

数ヶ月前はあんなに自分のことを好きになれて、私の土台は出来上がったんだと晴れ晴れした気持ちだったのに、2ヶ月後、まるで別人かのように自己肯定感を失っている。

初めてリモートワークを経験して、私は日々、人との関わりの中で生かされていたことに気づいた。

赤の他人でもいいから、自分以外の人間が生きていることを感じられないと、どんどん心

もっとみる
23歳と25歳。

23歳と25歳。

23歳の頃に読んでいた本を、25歳になってまた読んだ。

ところどころ付箋がついているのに今の私には理解できないページが存在する。

無理やり大人にさせられた23歳。
もう大人になったことを認めた25歳。

大人扱いされることに戸惑っていた23歳。
大学生に間違われることに焦る25歳。

大人になれば説得力があるのにと悔しかった23歳。
もう子どもには戻れないと思い知った25歳。

今の私には23

もっとみる
幼稚園の頃から普通がわからなかった。

幼稚園の頃から普通がわからなかった。

小さい頃から苦手な質問。

「将来の夢は?」

幼稚園の頃、将来の夢を書いて、張り出される作品を考えていた時、みんながおかしやさんとかおはなやさんとか書く中で、私は

「どうしてなれもしないことをみんな書いてるんだろう?」
「どうせならないのに書く意味あるのかな」
「ほんとにみんななりたいって思ってるのかな」

と思っていた。

全然なりたくないけど、みんなのを盗み見して真似して、おはなやさんとな

もっとみる