塞翁が馬
人は螺旋階段状に日々変化しているというのは、本当なんだろうか。
数ヶ月前はあんなに自分のことを好きになれて、私の土台は出来上がったんだと晴れ晴れした気持ちだったのに、2ヶ月後、まるで別人かのように自己肯定感を失っている。
初めてリモートワークを経験して、私は日々、人との関わりの中で生かされていたことに気づいた。
赤の他人でもいいから、自分以外の人間が生きていることを感じられないと、どんどん心が荒んでいく。
銭湯でもいい、スーパーでもいい。私以外の誰かも、ああどうにかこうにか生きている、と感じられることで、私は生き延びていたらしい。
生きていくにはあまりにも辛い、というほど、大きな悲劇が起きている人生ではないのだろうが、なんとなくずっと生きることにストレスを感じる。
どうして生きることだけは、おやすみが許されないのかがずっと疑問。ずっと腑に落ちてないし、たぶん不満。
死にたいと思ったことはないし、幸せになりたいという欲があるし、将来を夢見ることだってするのに、どうして生き続けなきゃいけないんだろうという気持ちを抱えて、なんとか生きている。
ちょっとくらい休ませてくれてもいいじゃない?
毎日生き続けないと、人は生きていられないっていうよくわからない事態が起きていると思うんだよね。
いつからこんなにひん曲がった人生を歩み始めてたんだろう。
そんなに長い人生を歩んでる自分も想像できない。
でも絶対、幸せになってやるんだって気持ちがあるのも事実。
じゃないと、私の幸せを願ってくれている人たちに申し訳ないじゃないか。
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