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「いじめられている方にも原因があるんだよ」という何の解決にもならないクソバイスなんていらない

転勤族の父を持つ私は、小学校だけで4回転校した。

小学1〜2年生の頃は、かなり酷いいじめを受けてた。

どんないじめかというと、3人組の女の子に後ろから蹴られるんですよ。「○○ちゃん虐めると面白いよね」って笑いながら。

自由研究も、頑張って朝顔について親と一緒に作ったのに。私の自由研究を盗んだ子がいた。

私の名前の所を消して、自分の名前書いてのうのうとした顔をしてた女の子。迂闊だった。何で名前、鉛筆で書いてしまったんだろうかと悔やんだ。

最近、「記事をパクられて悔しい」という記事を何度も見た事がある。本当に自分がやった事を丸パクリどころか、完全に盗まれるというのは本当に悔しい。

どれ位悔しいかというと、控えめに言って「ジョジョの奇妙な冒険の世界にいって、オラオラオラオラオラァァァ!って殴りたい」を×1億回やりたい。それ位悔しい。

こんな事があれば、先生に言えばいいと思うかもしれない。けど、当時は先生が凄く怖かったのだ。

当時の先生は、気に入らない事があればすぐにビンタが飛んでくるほど凶暴だった。今なら体罰で逮捕かもしれないけど、当時の先生は本当に厳しかったのだ。

私は給食をいつも残すから、随時ビンタされてた。「最後まで食べなさい」と先生に言われるけど、だって当時の給食不味いんだもの。

もっと給食のクォリティ上げてよって毎回思ってたけど、給食費安かったから仕方ないかと諦めた。

中には給食費払うの躊躇うような生徒もいたし、私みたいな給食不味そうに食べるタイプはイライラさせてたかもしれない。

みんなが掃除中も1人でずっと食べてないといけなかったし、あれは小学低学年には拷問だよ。

もう、タッパに入れてお持ち帰り制度でいいじゃんって何度思った事か。

って、話が脱線したのですが。私は、先生にいじめられた事を相談するのに凄く勇気がいった事を覚えてる。チクッた事がバレたらやばい。袋叩き事件勃発かもしれない。どうしよう。

そう思いながら、先生にやっとの思いで伝えた。

でも、「そうか。大変だったね。でもね、いじめられる側にも原因があるんだよ。」と言われた。

そんな簡単な言葉で片付けておきながら、お互いに悪いんだよと諭し。そして自分は何もせず「私が話を聞いて助けてやったのよ感」を醸し出してくる。

正直、この言葉は何も救ってないよね。偉そうな事いって、偽善者ぶるのやめてほしい。

そして、その後も何度辛い目にあうたびに、お約束のようにこのセリフを言われて。どんなに傷ついてきたのだろうか。

この先生、結局生徒に注意無し。私はその後も給食残して、相変わらずビンタ→掃除中も給食食べるコース継続。

悪い事は、「給食残す>いじめ」なのか?

どっちも悪いのかもしれないけど、善悪の基準、悪い事の順番というものがわからなくなる。

お母さんに言っても「くだらない事いってんじゃないわよ。学校は何が何でも行きなさい。」と言われた。

泣きながら、玄関で靴を履いて動けない。それでも、後ろから母に「行きなさい!」と怒られる。

勉強しなさいとは言われないけど、学校には行きなさいという母。どんな事があっても学校に行きなさい。

そうしないと、あなたが負けになるからという方針の人だから。

しかし、母。実は陰ではこっそり隣の小学校に転校できるように引越し計画を立ててくれた。

まあ、隣人が金を貸してよとせびる派手なホステスさんで「あんな品のない人と関わりたくないわ」って毎回キレてたから、私の為ではないかもしれん。

あと、お父さんの職場が変わった。お父さんが働いてた子会社潰れて、親会社に吸収された。

一気に大手企業の社員になり、「ボットン便所・裏は墓場(金縛り・怪奇現象あり)・台所が土間・隣に金をせびるホステス」のボロ平屋から、庭付きの大手ハウスメーカーのオシャレなアパートへお引越し。一気に生活環境も変化。

隣町だったけど周囲にはお金持ちの人や昔ながらの地主さんが増えた。前に住んでた所の周囲は訳ありさんが多かったからなぁ。(家にいても穏やかに過ごせないよ。)

生活環境が変わるとこんなに気持ちも変わるんだなぁと子供ながらに実感した。

とりあえず、何とか引越しをして命拾い。

しかし、また転校先でもいじめられるのであった。いじめられる人間は、どこいっても結局いじめられるのかもしれない。

私、何か悪い事してるのだろうか?うーん。むしろ大人しくて何も言わないんだけど。

もしかしたら、知らぬ間に人をイライラさせたり怒らせる能力において、かなりの天才なのかもしれない。

人には、色んな能力あると思うんだけど、私は知らぬ間に人の駄目領域に突撃して人を不快な気持ちにさせる事もあるらしい。当時は基本的に無言だったから、無言で人を不快にさせてたのか?うーん。

とりあえず、集団の中に入ると完全に浮くタイプだったと思う。大人も嫌い。子供も嫌い。空気も嫌い。大気も嫌い。みんな嫌い。

救いは妄想の世界。やがて、漫画やイラストを描いたり、ストーリーを考えて空想の世界に浸るように。現実逃避・妄想癖の始まりだ。

あの頃。誰も信じられなかった。

家に帰って、お父さんが持っていた長渕剛の「ろくなもんじゃねぇ」のカセットテープが、一体どれだけ心の支えだっただろうか。

多分、子供相談室に長渕剛さんがいたら速攻電話してると思う。実際電話したら何いってるかわかんない事言われそうだけど、でも剛さんにシャウトされたら元気出そう。剛さんは、色んな人を歌で救ってると思う。

さて、前置き長くなりましたが。
LINEで子供悩み相談室ができたみたい。

こういうの、凄く嬉しいなぁ。小さい子供の声をちゃんと聞いて、悩みの小さい芽のうちから対処してくれる。

LINEだから、電話みたいに突き放される事もないよね。そもそも電話かけるって、その時点で勇気いるよ。

いじめが世の中からなくなる事は、難しいかもしれない。人間って力関係で上下つけたがるじゃない。ああいうのって、本当に愚かだよ。

人には人の乳酸菌があるように、人には人の良さがあるし悪さもある。順序なんて、そう簡単に決められないよ。

被害にあった子の声が、少しでも拾われて。そして救われていく事を影ながら祈っています。

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