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「嫌われない工夫」より「ファンを増やす工夫」

とっても優しく人思いのメンバーAさんと、
幼稚園の役員をしています。

優しい彼女と
テキパキ派の私

Aさんと私は同じ小学校に通う子供を
持つ者同士です。

昨日入学前の健康診断がありましたが、
昼食時に一度帰宅してから再度午後の部に登校するという
結構な長丁場。

「初めての小学校でも子どもたちが楽しく過ごせるように」と、
Aさんは同じ学校に入学しようとしている
幼稚園の10人以上の同級生ママに
「よかったら待ち合わせして一緒に行きましょう」と
自らせっせと声をかけていました。
それは、別に自分が人の中心に立とうとしているわけでも、
いい人ぶっているわけでもなく、
根っからの「やさしさ」を発揮して。

実際迎えた昨日は雨と冷え込みで、
私はAさんに声をかけてもらう前から約束していたママ友と
その日の朝に相談した結果
「待ち時間を最小化して屋内に入ろう」
ということになり。
当日の朝、
「天気も悪いし冷えるから、
 私たちはミニマム単位で行動させてもらうね」
と彼女に連絡をしました。

そして実際にかなり前の方の順番で入場した私たちと、
そしてみんなが来るまで待っていた彼女との間には、
40番くらいの差があったのかな???

私はもちろん彼女の優しさを
無視しようと思ったわけでもなく、
「待ち合わせに参加してもしなくてもどちらでもOK」と
元々言ってくれていた彼女が
私に悪意を向けるとも思っていない。
けれど、
実際に校門で会ったにもかかわらず
「じゃぁ、私たちは先に行かせてもらうね!」と一言残して
さっさと中に入ってしまった自分は
薄情者ではないのか、と、ちょっとだけ罪悪感

チリチリッと抱いていたのが正直なところ。
・・・テキパキしてるけど、気にしぃなので、私。(笑)

待ち合わせしたみんなが輪になって
和気あいあいと話している風景を見ながら、
「やばい、私はリスクをとってしまったかしら」とも
思っていました。

「心地良い人間関係」には
様々な形がある

けれど、体育館の中で、
ちょっと気づかされちゃったんですよね。

(自慢という意味合いではなく)
わたしと彼女の「人間関係」ってものが
大きく違う
ことに。

私の周りに輪はないけれど、
長女と同級生のママが「ペン貸して!」と来たり、
元々の知り合いママとワイワイお話したり、
あちらのグループで輪になってたママが
「あそこの電話番号なんだっけ?」と聞きにきたり、
はたまた、これまた長女と同級生のママが
「矢島さんにつないでおきたいお友達がいるの」と
紹介にきてくれたり・・・。

前にもここで書きましたが、
わたしのストレングスファインダー(SF)は、
「社交性」が上位資質に来てるんです。

ツイッターでフォローさせてもらっている
SFの認定コーチさん曰く、

「昔からの知り合い?」と思わず聞きたくなるぐらい初対面での距離感を一瞬でゼロにする魔法使いみたいな方が稀にいる。新たな出会い。すぐに打ち解ける。(中略)人脈&人脈。だから人と人が繋がる。

AさんのSFは知らないけれど(笑)、
多分「人間関係構築力」とかが強いのだろうなぁ。
Aさんが「育てていく」「穏やか」な人間関係なら、
私は「種をまく」「刺激的」な人間関係。


「リスクミニマイズ」より
「リターンマキシマイズ」


さらに、ちょっと前に読んだ「断る力」。

そこに、こんなことが書かれていたんです。
(私のメモからの抜粋なので、書籍中の表現とは異なります)

自分のファンを作っていく=リターンマキシマイズ戦略

嫌われない工夫=リスクミニマム戦略


力を入れるべきは「リターンマキシマイズ戦略」
「断る力」を発揮して集中すべき分野に時間を集約する

「リターンマキシマイズ」を優先すべき理由について
詳しくは本書をお読みいただきたいのですが・・・
パチン!といろんなものがつながって腑に落ちた瞬間。

私は「嫌われない安心」を最優先に
みんなと足並みそろえて入場することもできたけど
(リスクミニマム戦略)、
もともと自分のペースを侵されたくない性質と
フットワークの軽さがある以上
今回のような独自の判断をすることは
それはそれでありだった。

みんなの輪の中にいたら、
多分元々の知り合いは
あんなに次々と声をかけてこなかったし、
ということは新たな人間関係の広がりもなかった。
別に孤立を選ぶことを意味するのではなく、
自分の強みを発揮して蒔いた種が
わたしの人間関係を支えてくれるから大丈夫。
私は「リターンマキシマイズ」していたんだ、って。

・・・そもそも、
「ハイペースなマイペース」な私が
率先して集団の中にいることを選んだら、
相手も合わせるのが苦痛だろうし、
私も周りのペースに合わせるためには
ストレスだって感じちゃう。

自分と相手の幸せのために。
「リターンマキシマイズ」戦略、
意識する価値「大」だと思います。

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