マガジンのカバー画像

#お仕事の話

190
失業、無職、転職など、波乱万丈のお仕事人生。何が来ても意外と平気。今、落ち込んでていても何とかなるものです。
運営しているクリエイター

#仕事について話そう

「カスハラ」を作った人は天才

「カスハラ」を作った人は天才

カスタマーハラスメントが、カスタマーによるハラスメントではなく、カスのような人間によるハラスメントであることはみんな気付いていると思う。とはいえ、それを言ったらおじゃんになるので、みな言わないようにしているのだろう。

カスタマーハラスメント、カスハラというネーミングをした人のセンスはすごい。天才だと思う。

カスハラはクズのような人間によるハラスメントでもあるので、クズハラでもある。

コールセ

もっとみる
後出しジャンケンに辟易する

後出しジャンケンに辟易する

ここ最近、疲れていた。ストレスによる不正出血と微熱のダブルパンチで、わたしの許容量がおちょこサイズになっていることもあると思うが、仕事を辞めたい病が再発してしまった。とはいえ、衝動的に辞められるほど若くはない。

(若くても衝動的に辞めるのは賢明な選択ではないが、選択できてしまうのが若さの価値である。若さとは尊大で傲慢で向こう見ずであるからこそ輝きを放つのだ。若い人よ、どんどん身勝手に生意気に生き

もっとみる
残業すると、すべてが崩壊する

残業すると、すべてが崩壊する

月曜日が祝日で今週は一日少ないはずなのに、やけに長かった。やっとこさの週末で、部屋は薄汚れているが片付けは後回しにして、机に向かう作業をしている。

リュ・ハンビンさんの『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』という本を読んで、時間割なども作ったのだが、どうにも何もできないことがわかった。帰りの電車は一時間半はかかるし、ちょっと残業をすれば、夕飯を食べるのは九時ぐらいになってしまう。食事をすれ

もっとみる
「一人でできることなんて、たかが知れている」とは言うけれど

「一人でできることなんて、たかが知れている」とは言うけれど

「一人でできることなんて、たかが知れている」という言説は、チーム、グループ、会社組織を肯定することに使われることが多い。もちろん、複数の人間が集まることによるパワーを讃える、という側面もある。

確かにそう。否定はしない。仕事を分担をすることで、大量生産ができるようになった。それはイギリスの産業革命やアメリカのフォードによって証明されている。(人類は一人では生きられないようにできている、という側面

もっとみる
「普通」に働きたい

「普通」に働きたい

(今回は考え方のお話で、残業問題や働き方を問う記事ではない。ご期待に沿えない可能性があることをあらかじめ断っておく。)

以前の、とある職場の同僚のことをふと思い出した。その人は休職していた時期もあり、「私なんか」という自己卑下を繰り返していた。そのうえ、タイムカードは定時に打刻して、残業代を一切請求しておらず、管理職に呼び出しを食らっていた。その人の気持ちがわたしには何となく理解できていた。

もっとみる
「自分の仕事は特別だ」と思いたい心理

「自分の仕事は特別だ」と思いたい心理

先日、とある会議に参加し、プロジェクトリーダーの人の発言が気になった。

「うーん、その仕事は彼らには、すぐにできないと思いますよ」

わたしは心の中で「え、誰でもできると思うけど」と思いながらも、黙って聞いていた。新参者だし、目上の人の面子を潰してはいけない。

その会議が終わってから、ちょっと考えてしまった。自分の仕事を一段上に見せたり、他人の能力を低く見積もりたい、という心理は何なのだろう、

もっとみる
涙の数だけ強くなれないよ

涙の数だけ強くなれないよ

「涙の数だけ強くなれるよ」と歌ったのは、1995年の岡本真夜である。
(この歌はいい曲)

近頃、苦労を重ね、痛い目にあって、我慢をして、その先によりよい未来が待っているとは、まったく思えなくなってきた。

ひどい目にあったら、性格が悪くなるだけで、人に優しくなどできない。「おまえもこれぐらい我慢しろ」とか言い出す人も結構いる。仕事の苦労自慢も、みっともない気がしてきた。

痛みに耐えることに価値

もっとみる
わたしが持ち帰り残業をやめたわけ

わたしが持ち帰り残業をやめたわけ

8年間勤めた会社では持ち帰り残業が常態化していた。

しかしまあ、それはわたしだけであった。上長が我々の部署に業務目標を達成しろ、と発破をかけていたが、わたし以外の人間は上長の言葉を平然と無視をしていた。上長は現場にいない人間で、現場のことは何もわかっていなかった。彼は我々に業務上の実害を及ぼすことはできず、ある意味、無視をしても問題がなかった。定期的に言葉や態度でパワハラとモラハラをやるぐらいし

もっとみる
誰も無理をしない職場は快適

誰も無理をしない職場は快適

入社してからでないとわからないことはたくさんある。

今の会社の人たちは、みな子育てや介護に忙しい。言い方を変えれば、基本的には「無理ができない人たち」である。

長時間労働は物理的に困難で、ほぼ定時に帰る。わたしだけ独身で、比較的自由な身であるのだが、「ちょっと無理をしてくれないか」というプレッシャーがない。おそらく、自分たちができないことを他人に強要することはできないのだろう。

そんなわけで

もっとみる
この人に負けていたのか、という衝撃

この人に負けていたのか、という衝撃

転職とキャリアチェンジをしてから、早5か月。業務内容や人間関係には慣れつつも、一度、体調を大きく崩したこともあり、退勤後と休日は完全にセーブモードで、ちょっとつまらない感じではある。

とはいえ、疲れているのか、外食するのも面倒。買い物にも思いのほか、時間がかかる。平日の夜は、noteの記事が書けない。無事に年末を迎えらえるようにすることが、ひとまずの目標。

ここ数日で、会社のメールを偶然目にし

もっとみる
「自分語り」「仕事語り」にご注意を

「自分語り」「仕事語り」にご注意を

わたしは、「わたしは~、わたしは~」「ぼくは~、ぼくは~」と自分語りを始めてしまう人が嫌いだった。とりわけ、アーティストと呼ばれている人たちが延々と話すさまは見ていて醜悪ですらあると思っていた。おまえが話してんだから、わざわざ主語を言わなくても、わかるよ。何、「我」を強調してるんだ、日本語がわかってねえのか、とイライラしていた。

半分は妬み嫉みで、もう半分は教養を感じさせないしゃべり方を憎んでい

もっとみる
嫌な奴らを活躍させすぎる(「怒ったら負け」を考える)

嫌な奴らを活躍させすぎる(「怒ったら負け」を考える)

この記事を書こうと思ってから、重めの風邪を引き、ここ最近、復調してきた。そこで営業に行き、けちょんけちょんにディスられた。何というか、社会の害悪(害虫)みたいな言われ方をした。

どんな仕事にも負の側面はあり、そこを拡大解釈していけば非難することは可能、それは認めよう。しかし、資本主義社会であれば、あらゆるビジネスは利益追求のために、存在しており、利益がなければ社員は食ってはいけない。

面と向か

もっとみる
レベルアップすると喜ばれる

レベルアップすると喜ばれる

転職してから、無事に3か月が過ぎた。

小さなことにひっかかりを感じたりすることはあるけれども、大きな違和感は特にない。なので、この職場で、ある程度は仕事を続けていくことになると思う。次をどうするかは具体的には考えていないのだが、もう一度転職活動をするよりは、自営業か起業なのかな、とぼんやり思う。とはいえ、インボイス制度も始まり、フリーランスや小規模事業者に対する政策的な冷遇もあるので、何をするに

もっとみる
やっぱり、会社は「社長」のもの

やっぱり、会社は「社長」のもの

転職してから、1か月が経過した。

あっという間に時間が過ぎているが、それほどつらくない。

このつらくなさには、はっきりとした理由があるのだが、言語化して直視するのが怖いので、後日、別の記事で書きたいと思っている。

わたしはこれまで正社員としては、中小企業に勤めてきた。いわゆる、家族同族経営や夫婦で経営している会社だ。正社員10人程度から100人程度。今回は、起業した社長と数人の社員しかいない

もっとみる