#エッセイ
いま、子どもや親をケアしている人に読んでもらいたい話。
私は、31歳から40歳までの10年間、夫の父(義父)の介護と、育児を同時進行していました。
義父は、私が嫁入りした当初からパーキンソン病を患っており、こんな症状を患っていました。
◆動作のON/OFF(数秒前まで動けていたのに、突然体を動かせなくなる)
◆幻視(見えないはずの人や生物が見える)
◆興奮、暴力
◆流涎、失禁(尿も便も)、便秘
◆起立性低血圧(いわゆる立ちくらみ)
◆仮面
ドラム缶と長良川艶歌と太一さん
春の終わりに、うちのデイサービスへ10年近く通ってくださったご利用者さんが亡くなられた。
仮に「太一さん」と呼ばせていただく。
太一さんは、地元でずっと漁師さんをしていて、カラオケ大好き。若い頃には随分はしゃぎ回り、漁師仲間とあちこち旅行にも行き、魚の食べ方から昔の歌手の話、地元の昔話、いろんなことを教えてくれた。
どんな方とも嫌がらずにおしゃべりしてくださるので、みんなに好かれていた方だった
💐どうして私には「お母さん」が二人いるのか💐
私には、二人の「お母さん」がいる。
義理の母と実の母だ。二人とも存命である。
義理の母=姑は、夫の母なので私と血の繋がりはないし、結婚前に一緒に暮らしていたわけでもない。
でも、結婚してからこちら、離れて暮らす実の母よりも、姑を「おかあさん」と呼んでいるので、文章で書くときも「姑=お母さん」がしっくりくる。
別に、「お義母さん」と書こうが「お母さん」と書こうが、読み方は「おかあさん」なのだ