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読書エッセイ📚

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これまで自分が読んできた本の感想。 自分の想いや経験をまじえながら。
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2023年7月の記事一覧

うなぎのダンス/いしいしんじ

うなぎのダンス/いしいしんじ

購入本の中から、いしいしんじさんの対談集
『うなぎのダンス』を拝読しました📖´-
(2023,7,15 読了)

私の中で『疲れた時に頼る作家四天王』というカテゴリーがあります。
益田ミリさん、ヨシタケシンスケさん、穂村弘さん、そして今回感想を書くいしいしんじさん。
心身ともにヘトヘトでも拝読できるライトさで、優しく包み込んでくれたり気づきを得て自分と向かい合わせてくれたり。
ともかく疲れた私を

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本当はちがうんだ日記/穂村弘

本当はちがうんだ日記/穂村弘

購入本の中から穂村弘さんのエッセイ
「本当はちがうんだ日記」を拝読しました📖´-
(2023,7,1 読了)

穂村さんが40代前半の頃に書かれたエッセイです。
相変わらずほむほむワールド全開で、先に拝読した「世界音痴」ではダメ男っぷり炸裂だったのですが、本書はそれに加えて変態っぷりまで炸裂していました。

読者の私もドン引きである。
でも、よくよく思い返してみたら私の付き合ってきた男たちはこれ

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愛は時間がかかる/植本一子

愛は時間がかかる/植本一子

植本一子さんのエッセイ
「愛は時間がかかる」
を拝読しました📖´-
(2023,6,25 読了)

本書はブックスキューブリックのInstagramでご紹介されていて、私に必要な本という気がしたので拝読しました。

小さなことばたちの辞書/ピップ・ウィリアムズ、最所篤子(訳)

小さなことばたちの辞書/ピップ・ウィリアムズ、最所篤子(訳)

図書館で借りてきたピップ・ウィリアムズの長編小説
「小さなことばたちの辞書」を拝読しました📖´-
(2023,6,30 読了)

本書は「読書会すみれ」内で開催されたオンライン読書会でご紹介されていて興味深かったので拝読しました。
「オックスフォード大辞典」の歴史に架空の物語を編み込んで描かれた小説です。
辞書編纂者(へんさんしゃ)の父の元、ことばと共に成長していくエズメという女性の一生を描いた

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窓ぎわのトットちゃん 新組版/黒柳徹子

窓ぎわのトットちゃん 新組版/黒柳徹子

黒柳徹子さんの私小説
『窓ぎわのトットちゃん 新組版』を拝読しました📖´-
(2023,6,16 読了)

今回、読書会すみれ内で開催されたオンライン読書会の課題本だったので拝読しました。
驚いたことに既読のつもりでしたが、完全に未読だったようです。
いつか拝読したいとは思っていたのでこの機会に拝読できて本当に良かった。
結論から言うなれば、本書と出逢えたことは私にとってとても重要なものになるだ

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貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題/ジェーン・スー

ジェーン・スーさんのエッセイ
『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』を拝読しました📖´-
(2023,5,30 読了)

女性にまつわる諸問題を笑いと毒で切り込んでいる痛快エッセイ。
正直言うと、ジェーン・スーさんの著書は敬遠していたのです。
ちょっと上から目線のタイトルが何となく引っかかってしまって。
私は、上から目線の言葉がとても苦手なのです。

でも意に反してジェーン・スーさんの著書は書店

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ただの私(あたし)/オノ・ヨーコ、飯村隆彦(編)

ただの私(あたし)/オノ・ヨーコ、飯村隆彦(編)

オノ・ヨーコのエッセイやインタビューをまとめた一冊、
『ただの私(あたし)/オノ・ヨーコ、飯村隆彦(編)』を拝読しました📖´-
(2023,5,15 読了)

オノ・ヨーコの本を拝読したいと思ったきっかけは先に拝読した『愛着障害の克服/岡田尊司』の中でジョン・レノンとの関係が描かれていたからでした。
更にそのタイミングで信頼なる琥珀亭の店主さんがInstagramでオノ・ヨーコの著書をご紹介され

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たまさんちのホゴイヌ/tamtam

たまさんちのホゴイヌ/tamtam

tamtamさんのコミックエッセイ
「たまさんちのホゴイヌ」を拝読しました📖´-
(2023,5,25 読了)

我が家のわんこがジオだけになってから、再び里親募集のわんこたちを見るようになりました。
そんな時にtamtamさんのInstagramを知り、コミックエッセイを執筆されていることも知り、購入して拝読させていただきました。

tamtamさんは公益財団法人の動物保護団体に勤務後、生活の

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三流シェフ/三國清三

三流シェフ/三國清三

日本フレンチ界の巨匠・三國清三さんの自伝
『三流シェフ』を拝読しました📖´-
(2023,5,26 読了)

本書は勤務先に来てくださっていたお客様に貸していただいたもの。
失礼ながら私は三國清三さんのことを存じ上げませんでしたが、料理人たちに聞いたらみんな口を揃えて『凄い人』と言っていました。
そんな『凄い人』の自伝が拝読できるんだとワクワクしながら本を開いたのでした。

三國さんの育った環境

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1984/ジョージ・オーウェル、田内志文(訳)

1984/ジョージ・オーウェル、田内志文(訳)

ジョージ・オーウェルの長編小説
『1984』を拝読しました📖´-
(2023,5,10 読了)

「読書会すみれ」の中で開催されたオンライン読書会の課題本になっていたのでこれを機に拝読しました。
結局オンライン読書会には参加できませんでしたが、長く積読していた本書を今拝読できて良かったと思います。

元々ジョージ・オーウェルはいつか拝読してみたいと思っていたし、信頼を寄せている田内志文さんの翻訳

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ちょっとそこまで旅してみよう、沢村さん家のこんな毎日 平均年齢60歳/益田ミリ

ちょっとそこまで旅してみよう、沢村さん家のこんな毎日 平均年齢60歳/益田ミリ

さ、読了本の感想が2ヶ月分溜まっているので少しずつ上げていこうと思います。

今回は益田ミリさん2本立て。
旅エッセイ「ちょっとそこまで旅してみよう」
コミック「沢村さん家のこんな毎日 平均年齢60歳」
拝読しました📖´-
(2023,5,20 読了)

「ちょっとそこまで旅してみよう」
本書は5/22㈰に参加した対面式読書会が《旅に持って行きたい本》だったので、そこでご紹介したくて積読の中から

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