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[月イチ九州]#92(大分県別府の旅)オトナの別府鉄輪(かんなわ)温泉 憧れの【柳屋】ステイで地獄蒸しディナーを自作

この旅は「オトナの別府」でした。憧れのワンランク上のホテルに泊まり、夕食はちょっぴりリッチな食材を仕入れ地獄蒸し体験(温泉の蒸気で作る蒸料理)。翌日のランチはホテル併設の地獄蒸しイタリアンレストランを訪れ、別府鉄輪エリアのすてきカフェでのんびり過ごしました。旅の様子を何回かに分けてお届けします。別府が大好き!旅をした2019年3月は、1か月に2回も東京から別府へ旅してしまいました。

憧れの【柳屋】に泊まる

いつか泊まってみたかった【柳屋】。鉄輪(かんなわ)エリアは自炊で長期滞在向けの庶民的な湯治宿が多いのですが、その中で異彩を放つ存在。これまで多くの雑誌などにも取り上げられた、ハイグレードでセンスの光る宿です。

https://beppu-yanagiya.jp/

エントランス。どんなお部屋でしょうか。

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畳にベッド。ノスタルジックさを活かした味わいある室内。

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大浴場に行くセットが竹かごに用意されていました。さりげなく大分名産品の竹細工。

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人生で一度は体験していただきたい、自作の地獄蒸し。

「地獄蒸し」ってネーミングがおどろおどろしいイメージですが、温泉の熱い蒸気で食べ物を蒸す調理法のことです。写真は柳屋内、宿泊者が使える地獄蒸しコーナー。以前の別府の旅で試して、おいしくて楽しくて病みつきになりました。読んで下さる皆様に必勝法をお伝えしたいと思います。

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「食材は自分で調達」を強くおすすめします。私は鉄輪エリアにある大型スーパー【マルショクやまなみ店】で買うことが多いです。別府のある大分は食材の宝庫。ブランド肉(豊後牛、みつせ鶏)、県内であがった新鮮な魚介類、大分の肉厚椎茸など、ハイレベルな地元食材を是非使ってみて下さい。食材は大分県産しばり、にしてみては?鮮魚コーナーにお願いすると、魚はあとは蒸すだけの状態に下処理してくれます(うろこ取り、内臓出しなど。)今回はこの食材で、他の追随を許さない地獄蒸しディナーを。

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共用キッチンで譲り合って蒸す準備。必要な調理器具や基本的な調味料は揃っています。別の部屋の方からさつま芋をいただきました。

ここで重要ポイント!ザルの上にクッキングシートを敷いて、おいしい煮汁を下に落とさないのがポイントです。クッキングシート、スーパーで見つけたら購入しましょう(これは備え付け無し)。

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こんな感じ。魚から出た出汁をクッキングシートで受け止め、タケノコに吸わせる作戦です。

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蓋をして待つこと数分。(楽しみー!!)熱いので気を付けて。

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できました!! 鯛と白髪ねぎの蒸物 (筍に鯛の旨味を吸わせる)
ここの宿は貸出のお皿も和テイストのものが多く、お料理が引き立ちます。

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みつせ鶏と肉厚椎茸、アスパラ、青ネギの蒸物

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テーブルのあるダイニングスペースに運んで宴の始まり。お酒もすべて飲みたいものを持ち込み。蒸し料理だけでなく、スーパーでおいしそう!と目にとまったお刺身なども自由に追加。今回の追加の品は:
・平目刺しw/肝醤油
・ブリのりゅうきゅう
・夫の営業部の人が掘ってきてくれた筍と春菊のサラダ バジルソースがけ

お刺身なんてパックからお皿に移しただけなのに。ミラクル!

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蒸しもの第2弾の準備。豊後牛と青ネギ、椎茸、さつま芋の蒸物
城下カレイと地蛤の蒸物(下に敷いた春雨がお出汁受け止め)

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春雨を敷いて、魚や貝から出た出汁を吸わせるのがポイント。

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蒸気で蒸された熱湯も常に使えるので(奥)、春雨もどしのために少しお湯をかけているところ。このお湯を使ってドリップコーヒーを淹れてる人がいて、今度マネしてみたい。

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できました!(この場で食べたい位だ!)温泉の蒸気に塩分が含まれているのか、味付けはごくごく控えめでもおいしくいただけます。大分らしい味のアレンジは、薬味に柚子胡椒、それにカボスのぎゅっと絞り。カボスは1袋買っておくと重宝します。

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柳屋の地獄蒸し、教訓は先手必勝、早い時間から仕込みをしておくと良いでしょう。夜9時で共用キッチン、蒸し場、ダイニングスペースはクローズになります(部屋で静かに過ごす時間が大切にされている)。9時にはとても食べ終わりそうになかったので、やむなく部屋に持ち帰り宴の続き。(鉄輪の他の湯治宿はキッチン&蒸し場24H利用可→蒸したものは部屋で食べるスタイルだったのであたふた。)

柳屋の朝食

翌朝。パブリックスペースもセンス良い

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これから朝食です。お好きな場所にどうぞ(悩むー!!)

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蒸し場のそばに、温泉を飲めるコーナーも(複雑極まりない味でした)。これで煮物とか作ったらすごいのができそう。

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朝食。もちろん鉄輪名物の地獄蒸しを使った蒸し料理。素材の旨味や甘さが凝縮され、どれを食べてもうんうん、とうなずきたくなる味。

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すてきな【柳屋】、絶対また泊まりたいです。

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別府 鉄輪温泉エリアには地獄蒸しを体験できる場所がいくつかあります。宿泊しなくても、日帰りでセルフ地獄蒸しができる所も。(里の駅 かんなわ『蒸de喜屋(じょうできや)』など。)施設で用意されている食材ではなく自分で選んだ食材を持ち込んで、是非地獄蒸しを楽しんで下さい。(クッキングシートを忘れずに!)


*2019年の旅の記録です。現在は状況が変わっていることがありますのでご了承ください。

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