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妄想のカケラたち

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書く習慣アプリのお題 シロクマ文芸部のお題 ....などから妄想したもの
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#今日の詩

【詩】もう、愛には戻れない

【詩】もう、愛には戻れない

#118 もう、愛には戻れない

裏返した愛情は
嫉妬になるけれど
嫉妬を裏返しても
もう、愛には戻れない

書く習慣アプリのお題「裏返し」から #詩

【詩】ないものねだり

【詩】ないものねだり

#118 ないものねだり

空を飛ぶ
鳥のように
自由になりたい
君は言う

空を飛ぶ
翼の代わりに
僕らには
自由を掴む
この手があるのに

書く習慣アプリのお題「鳥のように」から #詩

【詩】大切なコレクション

【詩】大切なコレクション

#117 大切なコレクション

片方なくしたシルバーのイヤリング
ビーズが飛んだ髪飾り
ピンが壊れた猫のブローチ
子供の頃夜店で買ってもらったペンダント

もう鳴らないオルゴールに入っている
もう使えない大切なコレクション

書く習慣アプリのお題「いつまでも捨てられないもの」から #詩

妄想のカケラ【完璧主義】

妄想のカケラ【完璧主義】

#77 完璧主義

もしも未来を見られるなら?

見る!

いや、チェックする。

そして、「これから」を修正し
新しくなったであろう「未来」を
再びチェックして
不完全な「未来」であればまた修正...

こうして、
完璧な未来を求めすぎた結果
私は一歩も前に進めなくなるだろう__

書く習慣アプリのお題「もしも未来を見れるなら」から #エッセイのようなひとりごと

妄想のカケラ【雨予報】

妄想のカケラ【雨予報】

#76 雨予報

この春の終わりから降り続けている
色のない雨は、
世界の穢れを落としながら
自らを黒く染めながら
ずっと降り続けている。

きっとこの雨は
私を含めた世界の全てが
無色透明になるまで
ずっと、降り続けるのだろう__

書く習慣アプリのお題「無職の世界 」から #詩

妄想のカケラ【鈍感】

妄想のカケラ【鈍感】

#75 鈍感

雨に濡れて
踏まれた桜が
白く浮かぶ夜の道
君に告げられた「さよなら」で
やっと気づいた。

とっくに春は終わっていたと__

書く習慣アプリのお題「桜散る 」から #詩

妄想のカケラ【敗者】

妄想のカケラ【敗者】

#71 敗者

大好きな君の
目を見つめると
じっと見つめ返されて
思わず下を向いてしまった
僕の負け

書く習慣アプリのお題「「君の目を見つめると 」から #詩

妄想のカケラ【理想の絆】

妄想のカケラ【理想の絆】

#51 【理想の絆】

スローガンのように
唱えて結ばれたものではなく
自然に結ばれたものでありたい

必要があれば「はらり」と解ける
美しい結び目の__

書く習慣アプリのお題「絆」から #詩

妄想のカケラ 【私】

妄想のカケラ 【私】

【私】

太陽のような「熱」を持って生まれた「私」は、

他(た)を焦がし
自らをも焦がしながら
持て余すその熱量が燃え尽きるまで
生き続けるのだ。

https://kaku-app.web.app/u/if1L4Yy3gyMjcu5VEZoccFj6QUK2

書く習慣アプリのお題「太陽のような」から #創作

妄想のカケラ「後悔」

妄想のカケラ「後悔」

「後悔」

「待っててほしい」
と言ったあの人に
あのまますがっていれば
ひとりにならずに
済んだのかもしれない

たとえあの言葉が
都合のいいこの関係を
続けるためだけだったとしても...

https://kaku-app.web.app/u/if1L4Yy3gyMjcu5VEZoccFj6QUK2

書く習慣アプリのお題「待ってて」から #詩

妄想のカケラ 「僕の寝たふりの理由について」

妄想のカケラ 「僕の寝たふりの理由について」

【僕の寝たふりの理由について】

時計の針の
刻む音ばかり聞こえる。
午前3時

今夜も夜は来そうにない

時は誰にでも平等に流れているのに
何故か僕にだけ夜が訪れない

そんな理不尽さを抱えながら
僕は毎晩、寝たふりをしている。

せめてこの世界からはみださないように__

https://kaku-app.web.app/u/if1L4Yy3gyMjcu5VEZoccFj6QUK2

書く習慣

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妄想のカケラ「君に会いたくて①」

妄想のカケラ「君に会いたくて①」

お題「君に会いたくて」

どうしてもまた君に会いたくて
ここまで追いかけてきてしまった僕を
「今さら何?」と呆れないで

ほんの少しだけ耳を傾けてほしい

あの時、言葉に出来なかったことを
今日こそ伝えたいから少しだけ黙って聴いてくれ

「僕も愛しています」

書く習慣アプリのお題から#詩作