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T先生のホームルーム

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算数にまつわる授業ではなく、日々生きていく上で大切な考え方、教育観・人生観を書いています。 何か少しでも、読んでいるあなたへの推進力となりますように。
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記事一覧

湿布が気づかせてくれた、めっちゃ大切なこと

湿布が気づかせてくれた、めっちゃ大切なこと

私は匂いには少し敏感である。

「敏感肌」ならぬ「敏感鼻」だ。

それに気がついたのは中学生くらいのとき。

どの先生だったか忘れたが、初対面の先生から湿布の匂いがして、
「先生湿布貼ってる?」
と聞いて、実際にそうだったことがある。

その先生は肩こりがひどいらしく、
「もう歳なんだな…」
と失礼ながら思ってしまった記憶がある。

初対面でよく聞けたなと今になっては思うが、
湿布の鼻を刺すような

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【募集中】統計はこう使え!

【募集中】統計はこう使え!

いま、数学教育の中で注目されているのは、
ズバリ"統計"です。

ビッグデータの時代になり、
データをいかに使うことができるかが今後生きていくためには必要です。

ここ数年の学習指導要領の改訂で、
算数や数学における統計の学習内容の充実が図られています。

そこでふと思ったのですが、
我々教員よりも営業職の方や会社の取締役の方のほうが、
日々統計を使って営業したり、会社での実績を報告したりと
"生

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算数(数学)は、使わなくても生きていける?

算数(数学)は、使わなくても生きていける?

数学専攻で、数学の魅力も知っているT先生の答えはこれです。

「はい、使わなくても生きていけます。」

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大学は数学科を卒業しており、
そこまで数学の能力が秀でているわけではありませんが、

数学を専門としている分、
また数学を教えている分、
数学についてそれなりに勉強はしてきていますし、
数学の魅力にも身をもって実感しております。

私自身、T先生は学校現場や塾での数学

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3分間で3人に同じ話をされた話

3分間で3人に同じ話をされた話

私はただ歩いていただけだった。

ランチをする予定のお店に向かって。

そうすると1人に声をかけられた。

3連休のど真ん中には似つかない、髪の毛をバッチリ7:3で分けた20代スーツ姿の男性。

「すみません、
今〇〇駅で統計をとっておりまして、
1分だけアンケートに協力してもらってもよろしいでしょうか?」

こういう類の話は、怪しくて仕方がなくて、
基本的にはお断り。

しかし、統計という言葉に

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教材研究は、まず自分から

教材研究は、まず自分から

ずっと間違えていたことに気付きました。

授業をするために必要な教材研究。

いい授業をしたいと思えば思うほど、しっかり時間をかけたいですね。

教材研究の始め方は、
教科書を見て内容を確認し、
論文や文献を漁り、
そして教える生徒の学力等を考慮し、
板書計画やプリント、スライドを作成していく。

そんなかんじで進めていました。

しかし、これにはあることが抜けていました。

それは、"自分らしさ

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先生という仕事が天職だと感じた瞬間

先生という仕事が天職だと感じた瞬間

教育の仕事の成果は、目では見えにくいです。

何か数値で測れるわけではないし、
今やっている教育方法がすぐに正解かどうかを確かめることはできません。

〈定期テストの点数が上がればいいんじゃないの?〉

それもそうなんですが、
これがゴールになってしまうと、
例えば、テストに出る内容を自分の生徒に教えるとこれが叶いますが、
これは違うと思います。

勉強ができるようになってほしいとは思いますが、

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