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MONKEY CLIMBのおすそ分け

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『MONKEY CLIMB』のおすそ分けです。 http://monkey-climb.com MONKEY CLIMB | モンキークライム サルが木に登ると、お尻が見える…
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会うことの強さ

会うことの強さ

インターネットの力で、どんなに遠くの人とでも
コミュニケーションを取れるようになった今も、
書いた文を、歩いて手渡していた時代も、
会うことの強度や価値は、変わらないんじゃないかなあ。

もちろんコミュニケーションも、移動手段も、
格段に今の方が便利になっている。
メールや電話をすれば、一歩も移動しないでも
コンタクトすることができるし、
バスや電車に乗れば、汗をかかなくても移動できる。

でも、

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むげにしない人との出会い

むげにしない人との出会い

ありとあらゆる提案やお願いは、
断られる可能性をひめている。
もっというと、断られることが前提にある。

なにかを提案したとしても、
相手に納得してもらえる利がないかぎり、
願いを飲んでもらうことは難しい。
利があったとしても、
逆にあやしまれることだってある。

ましてや、信頼関係が築かれていない相手に
そんな話をしたとしたら、
聞く耳さえもってもらえない。
手紙を書いても、開いてももらえない。

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颯爽と走り去る、やる気

颯爽と走り去る、やる気

やる気は、どこかへ逃げていく。

「待てよ、やる気」
「ごめん、わたし、ここにいるべきじゃないわ」
「ぼくらは、これまであんなにもいい関係だったじゃないか」
「今となっては無理なの」
「どうしてだ」
「...わたし、もう行くわ」
「待ってくれー」

さっきまでいたはずのやる気は何処へやら。

やるべきことが多すぎると、
やる気は、さらに颯爽と走り去って行く。

やる気がゆっくりしてくれる場所は、ど

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まんまるの地球もデコボコ

まんまるの地球もデコボコ

地球って、どんなかたちをしている?

丸い? 球体? まん丸? ボールみたい?

そんなかたちをしている地球には、山や谷がある。
ヒマラヤには8,848mのエベレストが、
カラコルムには8,611mのゴドウィンオースチンが、
日本にも3,776mの富士山がある。

地球の海や湖には、
水深8,145mのマリアナ海溝が、
水深1,741mのバイカル湖が、
日本にも水深423mの田沢湖がある。

まん

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えいえんの微調整

えいえんの微調整

インド独立の父、ガンジーさんは、
「いいものは、カタツムリのように進む」
という考え方をもっていたといいます。

あまりに早すぎる変革は、社会に歪みをもたらす。
一歩一歩進むことで、大きな変化をもたらすと。

NHKで放送されていた番組『100分de名著』では、
解説者の方が「永遠の微調整」ということばで
この考え方を、表現をしていた。

「永遠の微調整」って、すごいことばだなあ。

歴史は「永遠

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仲良しを見ていたい

仲良しを見ていたい

現在の日本の離婚率は、およそ3組に1組。
今まで10組の結婚式に招待された人であれば、
3組くらいは、離婚する可能性がある。

結婚するというと、和やかなムードになるのに、
離婚するというと、なぜこんなにも
周りの人が「ああだ」「こうだ」と言って、
いや〜なムードになるのでしょうか。
どちらもお互いの幸せのために出した決断なのにね。

その「なぜ」のヒントになることを、コンビ仲のいい
博多華丸・大

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温泉平和論

温泉平和論

家族で近くの銭湯に足を運んだのだが、
露天風呂に浸かっているおじさんたちが
とても幸せな顔をしているのです。

おじさんたちの表情は、まるで
地獄谷野猿公苑の温泉に入って
「ごくらく、ごくらく」と感じているサルのよう...
うーん、人間をサルに例えるのも変ですねえ。

おしっこが漏れそうなのに、ずっとガマンしていて
ついに、できた時のような表情をしているのです...
うーん、温泉でこの表現はきたな

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変と変 正義と正義

変と変 正義と正義

今週は、勝手に永六輔さんWEEKというとで、
著書『変じゃありませんか?』の「あとがき」から、
コトバをお借りして、いろいろと考えてみたいと思います。

変だと思うのは、人それぞれである。
ぼくが変だと思ったからといって、誰もが変だと思うわけではない。
変だと思うことが、変な場合だってある。
みんなで変なことを、変だと言えることが民主主義なのだ。
お隣の国でも、どうも変なことが多い。
小さな変、で

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おわりがあるということ

おわりがあるということ

「何億光年 輝く星にも 寿命があると
教えてくれたのは あなたでした」

『さよならの向こう側』という曲で、
おわりがあることを教えてくれてたのは
山口百恵さん(作曲:阿木燿子さん)でした。

考えてみると、
大好きなあの人にも、
好意を持っているその子にも、
いつも一緒にいるうちの犬にも、
おわりがある。

大嫌いなあの人にも、
苦手なその子にも、
全然知らない猫にも、
おわりがある。

たった

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目を輝かせるものがあること

目を輝かせるものがあること

目を輝かせるほどの好きが在るということは、
ただそれだけで、すんばらしいことだ。
というのも、犬のカヤはオヤツのクッキーを見たり、
構ってくれる人間を見るだけで、とてもいい目になる。
その目や、その表情を見るだけで、
見ている人間までうれしくなるのです。

好きなものを見ているときのカヤは、
なんだか若返って見えます。
犬の13歳は、人間でいうおばあちゃんですが、
目を輝かせていて、おばあちゃん犬

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見えない棘が刺さっている

見えない棘が刺さっている

なんだか、奥歯がジグジグ痛む。
歯が痛い、たったそれだけのことで、
色んなモチベーションがどこかへ行ってしまう。
「バイバーイ!」「またどこかで会いましょう」
去っていくモチベーションを横目に見て、
「待て、待ってくれーーー」と、
追いかける気にもならない。

むかし、会社の草野球を先輩が休むと聞いて、
なんで、休むのか理由を知ったとき、
思わず笑ってしまったことがある。

先輩は、口内炎が痛すぎ

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抱きしめるつよさ

抱きしめるつよさ

犬(カヤ)にギュっと抱きついてみると、
しばらくは、腕のなかでじっとしているのですが
すこし時間がたつと「もういいかな」と、
腕を鼻でぐいっとふりはらって、
コトコトとどこかへ歩いていくのです。

おいおい、いつも甘えてくるのに、
こちらが甘えてみると、その態度かい。
そっちがそのつもりなら、こっちだって
撫でてやらないからなと思っていても、
近づいてきたら、やっぱり撫でしまう。
完全に転がされて

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機械音より、人間音が好き

機械音より、人間音が好き

どうやら、ぼくは、機械でつくられた音よりも、
人間の体を使って、つくる音が好きだ。
拍手の音や、足踏みの音、指をならす音が。
この発言に対して、
「一緒ですね」と、にこりとする人もいれば、
「機械でつくられた音もいいんだよ」と微笑む人もいれば、
「機械の音のはほうが、おもしろいぞ」と、
教えてくれる人もいることでしょう。

「ゴッホより、普通に、ラッセンが好きー」と、
お笑いの永野さんが歌っている

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