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Markover 50の人生後半戦を愉しむ

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人生後半戦を愉しむ! 人生後半戦を「二毛作目」と捉えて、日々挑戦する中で学んだこと、気付いたこと、時に弱音なども綴っていきます。
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2021年12月の記事一覧

自己肯定感についての真っ当な意見

自己肯定感についての真っ当な意見

本日は、私もしばしば考える『自己肯定感』について、ネットで「真っ当だなあ」と思える記事を見つけたので、自分の意見を掘り下げておこうと思います。評論家、著述家の真鍋厚氏の書かれた記事です。

真っ当な意見この記事は、会社で昼食を食べ終えた後の休憩時間にネットサーフィン(死語?)していた際に、偶然見つけたものです。自己肯定感は、私もよく考えるテーマです。ここで語られている内容は「真っ当」だなあと思いま

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『愉しむ』への拘り

『愉しむ』への拘り

本日は、私がずっと拘ってきた『愉しむ』について、掘り下げてみます。

楽しむではなく、愉しむ私は、「人生をたのしむ」という場合に、「楽しむ」ではなく、「愉しむ」という漢字をあてることにずっと拘ってきました。『Markover50 ~人生後半戦を愉しむ』もその方向性の上にあります。

愉しむ
「楽しむ」の異表記。意味は同じだが、特に「愉快な」といった意味を強調する意味で用いられることが多い。ー 実用

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『希望の資本論』を読む

『希望の資本論』を読む

本日は、池上彰×佐藤優『希望の資本論』(朝日新聞社2015)の読書感想文です。

現代屈指の知識人多くの共著・対談本のある両氏の共著は、どれも安定のクオリティを誇ります。私は、両名とも現代屈指の知識人と考えています。幅広いテーマをカバーし、複雑で難解な内容を嚙み砕いて簡潔に概念を伝えるという点において、池上氏の右に出る識者はなかなかいません。池上氏の解説には賛否両論があり、「左翼」のレッテルを貼っ

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しっかり考えてみる⑦:ソバー・キュリアス

しっかり考えてみる⑦:ソバー・キュリアス

本日は、『しっかり考えてみる』シリーズの第七回目で、最近知った"ソバー・キュリアス(Sober curious)"ということばを掘り下げてみます。

ソバー・キュリアスとは?ソバー(sober=しらふの)、キュリアス(curious=好奇心が強い)を繋ぎ合わせた造語で、

ということのようです。記事によれば、英国出身のジャーナリスト、ルビー・ウォリントン氏の著作で広く知られるようになり、若い世代を

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資本主義に身を委ねる私の独言

資本主義に身を委ねる私の独言

本日は、資本主義を考えます。定期的に、自分が身を委ねざるを得ない資本主義に真剣に向き合って考え、打ちひしがれて絶望的な気分になりつつも、その時その時の学びと意見をまとめてきました。迷走することを含めて言語化することは自分にとって有益な経験になると信じて書き残します。今日の根拠の乏しい感情的な内容を、時間が経って読み直したら、どう感じるのか楽しみです。

『資本主義』には色々な意味や解釈があることは

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抽象は永続し、具体は滅亡する

普段からよく聴いているVoicy『荒木博行のbook cafe』で、パーソナリティの荒木氏が三島由紀夫『金閣寺』を、二回に分けて取り上げています。本日は、11月30日放送の二回目を聴いて思ったことを記録に残します。

荒木氏の読み込み『金閣寺』は、三島由紀夫(1925/1/14-1970/11/25)の長編小説です。1950年7月に起こった金閣寺放火事件を題材に、雑誌『新潮』1956年1-10月に

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新しい資本主義を考えてみる

新しい資本主義を考えてみる

本日は、自分の頭の中でも生煮えのまま『新しい資本主義』という、今の岸田政権で議論されている厄介なテーマについて書き残しておこうと思います。

新しい資本主義実現本部新しい資本主義 〜成長と分配の好循環〜 は、岸田首相が自民党総裁選挙を戦っている時に前面に打ち出していたことばでした。本人も十分に自覚されていて、首相に就任したばかりの10月末には、内閣官房を事務局に『新しい資本主義実現本部』を立ち上げ

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