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売上の利率を上げる方法・上

営業利益を上げる方法は「売上の利率を上げる」「販売数を増やす」の二つがあります。究極的に絞ればこの二つしか存在しません。


売り上げを上げる方法は二択


会社が利益を上げようと思えば取るべき選択は

・売上の利率を上げる

・販売数を増やす

のどちらかです。そして多くの人は売り上げを伸ばそうと考えた時に2つ目の「販売数を増やす」にまず手を出しがちですが、一概にそれが正しいとは言い切れない事業が存在します。正くないと言うか、効率が悪くなります。

それが美容関係や飲食などの事業で、この事業になってくると店舗を拡大しない限りは供給量を上げる事には頭打ちが存在しています。



美容や飲食は供給量を上げるのが効率が悪い


例えば客の最大キャパが10人の美容院があるとします。美容院のメインとなるカットなどのメニューは大体1人あたり1時間ぐらいが相場ですか。そこにカラーやパーマなどが入ってくるともっと一人当たりの平均施術時間は増えますから、そう考えると1日に呼べる人数は限られてくるわけです。


だからある程度の集客をして売り上げを上げるための方法の一つである「販売数を増やす」を頑張ったとしても効率が悪くなる。

これは美容院だけではなく、脱毛サロンやネイルサロンを含めた美容関係と飲食やエクササイズ系の供給が限られる全ての事業に言える事です。


店舗数を増やせばその問題を解決できるのですが、僕はその段階で店舗数を増やすことをお勧めしません。その理由は後ほどお話ししますが。


じゃあこういう美容系や飲食やエクササイズ系の事業がどうやって売り上げを伸ばしていくのかと言うと、もう一つの方法である「売上の利率を上げる」です。会社が売り上げを上げる方法は二択ですから消去法でもわかりますね。



心理学歴10年、まひろです。

僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。

要するにまひろは心理学の知識を使ってビジネスのやり方を発信している者です。



冒頭でも話したように、飲食や美容やエクササイズ系の事業は供給が限られてくる。

だからそういう供給が限られてくる事業は「どれだけ集客できるか」ではなく「どれだけ顧客一人当たりの単価を上げられるか」という事を考える方が、営業利益を伸ばしていくに当たって効率が良くなります。


しかし、いきなり「顧客一人あたりの単価を上げろ!」と言われても、なんか難しそうじゃないですか?


「販売数を増やす」の方が今までやってきた宣伝や集客方の延長線上をやるだけでリスクも少なそうに見えるし、何よりまた新しい事をするのが大変そう。多くの人はそうやって考えるから、1店舗目の集客の頭打ちが見えた時に”店舗拡大”に手を出しがちになります。


しかし先ほども「その段階での店舗拡大はおすすしない」と書きましたが、まひろがなぜそう考えるのかと言うと、リスクが高くてもったいないからです。


店舗拡大のタイミングは見定めろ


店舗拡大をすると言う事は自分が管理する範囲を増やす、もしくは管理を他人に預けると言う事です。だから当然リスクは高くなりますし、そのリスクは長い目で見るととても危険です。


そして、客単価を上げられるのなら、なるべく上げてからじゃないともったいないですよね。店舗を拡大してしまうと、そう言ったことがやりづらくなるわけです。

店名やコンセプトを変えて展開するのなら良いと思いますが、それにしてもリスクが増える事に変わりはないし、そもそもそれは店舗拡大ではありません。

本来ならもっと客単価を上げられたはずなのに、それをする前に店舗拡大をするなんてもったいないですよね。

だから僕は供給がいっぱいになってくるかなぐらいでの店舗拡大はオススメしないのです、効率が悪くなりますから



まずは客単価を上げる努力をする


会社が利益を伸ばす方法は「販売数を増やす」「売上の利率を上げる」の二択です。

しかし、美容・飲食・エクササイズなどの供給に限りのある事業にとって「販売数を増やす」という方法は得策ではない。


じゃあ後はもう「売上の利率を増やす」しか方法は存在しません。と言うか消去法でなくとも、この二つを比べた時に明らかにこちらを優先した方が長い目で見ても利益は大きいです。


だからそういう供給が限られてくる事業は「どれだけ集客できるか」ではなく「どれだけ顧客一人当たりの単価を上げられるか」という事をまず考えた方が、利益を伸ばしていくに当たって効率が良くなります。


と、ここまでが理論のお話です。理論のお話はここで一旦終わりです。



なぜここで理論の話を一旦終わるのかと言うと、理論ができたとしても人間はその通りにはなかなか動けないからです。

僕達人間は感情で動く生き物です。たとえ正しいとわかっていたとしても、それを行動に移せるかと言われれば100人話を聞いている人間がいたのなら実際に行動に移すのは10人ぐらいが妥当な数字です。

だから理論も確かに大切なのですが、それだけでは足りなくて、本当に大切なのは庶民目線の話をしていくここからです。

どうすれば売上の利率を上げられるのかと言う事はマインドにかなりかかっています。


売上の利率を上げると言っても、方法はたくさんありますが今ある品質を下げて売値を変えないと言うのは説明する価値もないほど下策も下策でしょう。無駄なものは削ったら良いと思いますが。

じゃあ何をどうすれば良いのかと言うと、売値を上げる・効率的なキャッシュポイントを増やすのこれまた二択です。

しかしどちらにしても客の目線から見れば、店に行った時に払うお金は増えるわけです。

だから多くの人はこうやって「客が払うお金が増える」=「客は減る」と考えます。

しかしその考え方は正しくありません。



値段を上げるのが不安な理由


じゃあ何で多くの人は「客が払うお金が増える」=「客は減る」と考えてしまうのかと言うと、自分だったらこれは高いな・自分だったらもっとこうなった方が良いなって客に自分の感覚を当てはめてしまうからです。

しかし、客は自分ではなく産まれも育ちも違う自分とは違う人間なんです。

例えば、こんなフィギュアがあります。これは「リゼロ」こと「Re:ゼロから始める異世界生活」というアニメのレムというキャラクターの等身大のフィギュアです。

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https://hobby.dengeki.com/news/316230/

このフィギュアの値段は148万円(税別)です。因みに動いたり喋ったりもしません、フィギュアですからずっとそこにいるだけです。


知らない人からすれば「なんでこんなマネキンが高いんだ」って思うかもしれませんが、リゼロが好きな僕からしても「何でエミリアは作らないんだ」って思いますよ?

まあそれは冗談ですが、このアニメが好きな僕でもお世辞にも欲しいとは思いません。だってこれで150万円使うぐらいなら、もっとお金を使いたい場面がありますからね。


でもこれは事実として、このフィギュアは限定10体だったのですが、注文の多さから限定30体にまで増え再販を行いました。

よってKADOKAWA(このアニメの出版社)はこのフィギュアだけでほぼ4500万円儲けたようなものなのですが、もしKADOKAWAの代表が「こんな商品誰も148万円(税別)で買うわけないだろ!」とこの企画を認めなければもしくは値段を下げるように言ったのなら、この4500万円の売上は多分叩きだせなかったでしょう。



僕が何を言いたいのかと言うと、自分の価値観は客に当てはめられないと言う事です。

全くアニメを知らない人は絶対こんな商品を売ろうとは思わないですよね。なぜなら自分だったら買わないからと、少しでも自分の価値観を当てはめてしまうからです。

でも客は産まれも育ちも違う自分とは価値観も違う人間です。1万円が高いと感じる人もいれば1万円が知れた金だと思う人もいます。


人にはそれぞれの価値観がある。


それを認めることが、売上の利率を上げるのに一番必要なことだと僕は考えています。

それについてはこの記事で詳しく書いています。↓


だからこれを理解したところで、また理論の話に戻ることができます。


明日はその理論の話、具体的に言えば売上の利率はどうやったら上げられるのかと言う事を書いていこうと思うので、興味のある方は是非。



本日の雑談コーナー『アニメについて』


読者の皆様はアニメを見られますか?

因みにまひろはアニメが大好きです。アニメタイトルはもちろん、アニソン歌手・声優・制作会社・イラストレーターの話なら大体できるぐらいに。


アニメは実写のドラマや映画に比べて表現の自由度がとても高いです。

だからこそ、普通に生きていては体験したり想像できないような感覚を体験できて、そしてアニメ化されている原作はなんせ大体人気の小説か漫画がほとんどですから、言ってしまえばコンテンツがアニメ化される段階である程度は仕分けがされます。

だからアニメは面白いものが多い。


今回の本編でも書いたリゼロも小説も最新話まできっちり読んでいます。その上で言いますが、リゼロはめちゃくちゃ面白いですよ。

これからアニメがどこまで放送されるのかは知りませんが、あれだけ安定して面白い話をかける作者って本当にすごいと思います。

過去に2020までに見てきたアニメで個人的に面白かったトップ3を挙げていますので、これからアニメを見たい!と思っている方は是非参考にしてください。


それでは、あなたの人生がより豊かになるように僕は心の底から応援しています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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