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大切なのは理解することではない、実感する事である。

というわけで、本日もたわえもない雑談をしていこうと思うのですが、今日はとある僕の体験談についてお話ししていこうと思います。



こんにちは、座右の銘は「月は太陽になれずとも、三日月はスーパームーンになる」まひろです。



これは僕が大学に行っていた時のお話なのですが、僕って沖縄の琉球大学という大学に行っていたんですよね。

まあ大学生なんてほとんどが大学に遊びに行っているようなものなので、僕自身特に頑張った事とか一生懸命した研究とかはなく、大学が始まって前期(4~9月ぐらい)とかはまだ頑張って授業に行っていたので多分単位は全部取れていた記憶があるのですが、後期とかに関しては授業に行かずに学校が始まって4回目の授業を欠席して落胆するという最速記録まで叩き出してしまった始末なぐらいでした。


じゃあ毎日毎日学校に行かずに何をしていたのかと言うと、まあ遊びまくってましたね。

僕は仲の良い5人と大体一緒にいてその他にもちょくちょく遊んだりする友達が20人ほどいたのですが、そのうちの誰かとほぼほぼ毎日飲みに行ったり、バンドをしたり、彼女とたまに遊びに行ったりみたいな感じで本当に毎日やりたいことだけやって生きていました。

まあだから大学は僕は1年で中退しているのですが、その1年間を一緒に過ごした友達とはとても濃い関係がありました。


そんな中、ふとある時僕は自分の今の現状について考えようと思ったんですよね。

今の自分の現状は授業にも行かず毎日毎日遊び呆ける楽しい日々。


楽しかったらそれで良いやん、とも思ったのですが、長い目で考えた時にこの状況って多分大学を卒業したら維持できなくなると思うんですよね。

だから、長い目で見てもっと自分の人生を考えていこうって、ある時から考えるようになったんですよ。


世の中にはこんなデータがありますよね。


「成人男性の大卒と高卒の生涯所得の差は3000万円ある。」


その他にも大学の先輩の話とか聞いていたら多分このまま大学で勉強を続けて就職したら大体どれぐらいの年収になるかが予測できたんですよね。


その時僕は率直に「3000万円?少ないな」って思ったんですよ。しかもここから高卒の人の4年分の給料とか、大卒の人の学費とかを差っ引くと1000万ちょいしかアベレージがないのです。

それと同時に「3000万円のために大学に4年時間を使うなら、多分自分で仕事やった方が面白そうだし、試してみたい。別にプログラミングとか自分で勉強できるし。」ってなぞに思ったんですよね。まあ4年大学に行くだけで1000万円ぐらい多くもらえるって考え方もあるのですが、僕はそういう安定は望まない人間なので。

そうしてなぜかわからないのですが、この時僕は大学をやめてみて4年間自分で働いたらどうなるんだろうって猛烈に気になった好奇心で大学を結果的に中退することになったのでした。



まあ多分僕は工学部で先輩の話を聞くには研究が多い学部だったので、多分3年4年になったら絶対他に何かやる時間を作ろうと思ったら睡眠時間を削る必要があると思ったので「まあ、とりあえず辞めとくか」みたいな?(どうもアホです。)


それからは親(主に母親)を説得してトントン拍子で大学をやめることが決まっていったんですよね。(どうもアホです。)


これからは学校のように、誰かから何かをやってくださいって言われる環境ではなく、自分でやりたい事やそれに必要な事を探してやるっていうもっと厳しい環境になるわけですから、そりゃ楽しみで仕方がなかったですよ。(どうもドMです。)


てな感じでウキウキで大学を辞めようって決まって4月の真ん中ぐらいに沖縄を去るってことが決まったんですよね。しかしそれと同時に、友達と離れるって考えたら寂しくなる気持ちもありましたが。


それで沖縄を去る前日に20人近くの友達が集まってくれて送迎会的な会を開いてくれて、その時は浴びるように酒を飲んだので送迎会自体の記憶があまり残ってないのですが、まあ悲しくなったりとか寂しい気持ちはあったのですが、結局楽しく吐きながら会を終えることができたのは覚えています。



しかし、次の日僕はある不思議な体験をしたんですよね。


次の日、僕が関西に帰る日ですね、僕が仲が良かった5人の友達が那覇空港まで連れていってくれたんですよ。


それで荷物チェックのゲートを越えられるのが僕だけだったので、最後にみんなに一人ずつお礼でも言おうかなとか思っていたのですが、まあ二日酔いってこともあって起きたのがフライトぎりぎりの時間だったのでそんな時間はなく、みんなで写真を撮って僕は速攻で飛行機に向かっていきました。


その後は「沖縄去りま〜す。みんなありがと〜」みたいな投稿をSNSでしようと思ったら昨日僕が大学で関わってきた多くの人がみんなインスタで「ありがと〜」みたいな投稿を僕にしてくれていたんですよね。


まあその中には仲の良かった5人の友達も入っていて、僕はそれを飛行機の中で見ていたのですが、その時ふと自分の手が震えていることに気づきました。

それからちょっとの間して、目元がジーンとして自分の目から涙が出てきたんですよね。


まあ正直「飛行機が行っちゃうかもしれないやばい」でさっきまで頭がいっぱいだったので友達のことはあまり頭になかったのですが(笑)飛行機に乗って本当に沖縄を去るんだって実感すると、やっぱりわかっていても寂しいなって感じたんですよね。


普段から僕は自分の記事で「これは論理的に考えるとこうした方が良いよね」って事を話すのですが、人って頭でわかっていても中々できないことってあるんですよ。それはなぜかというと人間は感情的な生き物だから。


何が言いたいのかというと「理解」「実感」違うっていうことです。人から聞いた話や自分で考え理解した事も、実際に自分がそれ通りに行動して「実感」することによってより深い考えが得られます。

どれだけ頑張って考えて想像しても、理解できないことってあるんですよ。


それは例えば感情であったりします。

「沖縄を去るってなったら多分寂しいって感じるだろうな」ってことがわかっていたとしても、考えているだけじゃ実際にその感情って感じられないと思うんですよね。実際に自分がそういう状況に置かれていないと。

例えばスティーブ・ジョブズも死ぬ前に

「もう少し家族との時間を取れば良かった」

って言っていたりします。



もしかしたらその時、自分の想像通りに感じるかもしれないし、それ以上もしくはそれ以下の場合があるし、それ以外の感情が湧くかもしれない。その時になって実際に自分が「実感」しないとわからないことってこんな感じであるんですよね。

そしてこの前こんな記事でもお話ししたのですが

人って基本的に「自分がこうされたらこういう感情を抱く」みたいな行動な精神プロセスへのアクセスって、脳の構造的にできないんですよね。


だからどんなに頭が良くても悪くても、やってみないとわからない事ってあったりするもんなんです。



そして、これをしかるべき時に意識できるかできないかで、人生ってだいぶん大きく変わると思うんですよ。


例えば

「自分は将来起業します!多分辛い思いもすることもあっても、それを乗り越えてみせる!」

って啖呵を切って「実際にやったら辛すぎて無理でした」って辞めちゃう人って結構多いと思うんですよね。そういう人の話は何回も聞いたことがありますし、人が失敗する時ってこれって大きな原因になっていたりすると思うんですよね。


だからこういう話をするとバカで安直な人って

「それ相応の覚悟をしろ!」

「後悔しないように日頃から全力で生きろ!」

みたいなことを言うし、世間でそう言うおばかちゃん発言をする人って多いと思うのですが、そんなこと言われても大体の人って無理なんですよ。

だって日頃から本気出そうって思って本気出せたことってみなさん生きててありますか?

ないですよね。(おい読者に失礼やろ)


そして多くの人はそれが現にできないから、会社を諦めるのですよね。


ただ大切なのってそこじゃないと僕は思うんですよ。


大切なのって、この前お話ししたのですが夢以外にもう1つ、自分の心の底から湧き出る、世界にもし自分一人だけ生き残っても成し遂げたいと思えるような欲求を見つけることだと思うんですよ。


ただひたすらに何の意味もないけど頑張るってのは、誰もできないですからね。人生で何か全力で頑張りたいものがあるのなら、その頑張るための理由を作るのが一番の原動力になったりします。


というお話でした。



それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。