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つれづれなる日々のこと

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2018年12月の記事一覧

どうぞみなさま、良いお年を。

どうぞみなさま、良いお年を。

明日になれば、もう2019年かーともぐもぐ食パンを食べながら考える。

年末の大掃除、みたいなこともしないし、年始に食べるおせちの準備、みたいなこともしない。

歳を重ねるごとに、季節や節目の行事は大事なものとして捉えるようになるのかなあ? なんて考えていた時期もあるけれど、実際に歳をとるごとに「年末年始のお休みはラクしたい」という気持ちばかりが高まってきている。お正月の準備は、すでに投函ずみの数

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さようなら後厄、こんにちは前厄。

さようなら後厄、こんにちは前厄。

「え? いま何歳だっけ?」

先日、突然夫に歳を聞かれた。

夫は自分の年齢がいくつになっているかが、いまいち掴めずにいるらしい。まだまだ若いつもりでいるのだろうけれど、そういうわけにもいかないのだ。

「あなた、来年、四十歳だよ」

四十歳、という年齢を口に出すのが ぎょっとするくらい、なんだか夫婦二人ともまったく実感がない。

「ちひろは、何歳になるの?」と聞かれたので「わたしは三十八歳」と答

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ボンタンアメとオブラートと糖衣錠

ボンタンアメとオブラートと糖衣錠

幼いころ、ボンタンアメを食べることがあった。どうやら母が好きだったらしく、時々購入していたらしい。一箱全部を母ひとりで食べるには多かったらしく、「ひとつ、食べ」と言って手のひらにのせてくれた。

しかし、わたしはボンタンアメが苦手だった。正確に言えば、ボンタンアメを包んでいるオブラートが苦手だった。

オブラート自体、味がするわけじゃない。むしろ、その何も味がしないところがビニールだかセロファンだ

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ひとこと書くときに、思い浮かぶ顔。

ひとこと書くときに、思い浮かぶ顔。

年賀状をようやく書き終えて、ポストに投函した。

出すからには元日に届くようにしたいので、出せる年は25日までに投函するようにしている。

正直なところ、年賀状は出さなくてもいいような気もする。あけましておめでとう、というだけならSNSで言えばいいのかもしれない。一度で済ませられるし、手っ取り早い。

とはいえ「はい、やめます」というわけにもいかない。今はもう退職しているけれど、わたしの父親は郵便

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いろんな種類の疲れかたがあると体感していること

いろんな種類の疲れかたがあると体感していること

十一月の半ばから考えると、二キロ近く体重が減った。しかし、やったー! やせたー! ダイエット成功! とは、思えない。

なぜなら、体重が落ちた原因が「心労」によるものだと、自分で分かっているからだ。

11月の半ばから、わたしは銀行にローンを組む話を進めている。ようやく話の見通しもついて、三連休明けにすべての決着がつく、というところまでたどり着いた。

必要書類を集めて、銀行の人と話をして、不動産

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子どもたちとサンタクロースのちえくらべ

子どもたちとサンタクロースのちえくらべ

どこもかしこも、クリスマスに彩られている。スーパーマーケットではクリスマスソングが流れて、お菓子がたっぷりと詰まったブーツが店先に並んでいる。

わが家ではクリスマスに、特別になにかをすることはない。子どももいないし、特にケーキを食べることもない。夫婦でプレゼントを贈り合うこともしない。

夫からは結婚まえに一度だけ、クリスマスプレゼントだよと言ってもらったものがある。

それは三足千円のくつ下だ

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もちつもたれつ、餅つき大会。

もちつもたれつ、餅つき大会。

週末に町内会の餅つき大会に参加してきた。

ときおりnoteに書いているけれど、今年度(平成三十年度)は町内会の婦人部の係になっていて、なにかと行事に参加している。

普段ならば、正直なところ、町内会の行事についてそれほどというかまったくといってもいいほど無関心だった。夏祭りも、秋の文化祭も、冬の餅つきも。なんというか、元気いっぱいのおじいちゃん達が楽しんでやっている印象は否めないし、若い(といっ

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ごめん。きみのツアーに参加する気はないよ

ごめん。きみのツアーに参加する気はないよ

「一緒にツアーを回りませんか?」「ツアーに参加しませんか?」

なんども誘ってもらうたびに、ああ、申し訳ないなと思う。申し訳ないけれど、一緒にツアーに出るつもりなんてさらさらない。

ライブツアーでも、旅行のツアーに誘われている話でもない。新しくやってきたPCの話である。

新しくやってきた、といっても元々すこし気難しくてごキゲンを伺いながら作業していた。

しかし、そのPCがリコールの対象である

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クリアな視界、プライスレス!

クリアな視界、プライスレス!

noteのハッシュタグ企画「#買ってよかったもの」を考えてみた。

ただ、ものすごく記憶力が悪く「えっ……。今年何を買ったっけ?」と初っ端から混乱してしまう。自分が書いたnoteの記事をたどりながら、思い出すしかない。

今年は本当にいろいろあった。あっという間に過ぎていて、「今年買ったものか、昨年買ったものか」の記憶があいまいになっている。

そんななかでも「ああ、これはよかったな」とこころから

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なんの役にも立たないのに、捨てたくないものがある。

なんの役にも立たないのに、捨てたくないものがある。

少し前、ほぼ日の「ドコノコカメら」で、糸井さんが書いてらして、わたしもそうだなと思ったことがある。

ねこのひげが落ちていると、絶対に拾ってしまう。宝物を見つけた!といわんばかりに。拾ったひげは、ねこのひげを集めている箱にしまう。

もう七年も一緒にくらしているから、集めたひげはかなりたくさんある。ひげの根元あたりだけ少し黒く色づいているものもある。ちょっとやわらかくてカーブがかっているものもある

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庭を満たすものは、花でなくてもかまわない。

庭を満たすものは、花でなくてもかまわない。

趣味だったり、力を注ぐものって本当に人それぞれで。自分がやりたい! と思うことはやればいいんだなと思うことがあった。

わたしの家の近くに、少し前までとてもきれいな庭があった。広くて、角の立地で日あたりも良い。なんならその庭にもう二軒くらい家が建つんじゃないかと思えるほどだった。

日あたりが良いように、ブロック塀ではなくて金網みたいなフェンスで囲まれいた。季節によって花が咲いていたし、詳しい種類

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夫の一攫千金願望は、いまに始まったことじゃない。

夫の一攫千金願望は、いまに始まったことじゃない。

近所で生えているトリュフを見つけたい。

夫のやや怪しい願望を先日noteに書いたのだけれど。

夫の「一攫千金願望は」、実は結婚したときからずうっとあった。とは言え、「株を買いたい」とか「投資したい」とか、「ビットコインを買いたい」とかはほとんど言わない。

なんとなく、自分で勉強しなくちゃいけない部門であることと、儲けることもあるけれど、損をするのはイヤ、という性格なのだ。

夫が考える一攫千

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オリハルコンとキルケゴール

オリハルコンとキルケゴール

「すみませーん、降ります!」
ぎゅうぎゅうに押し込められている満員電車。降り口から少し離れた場所に立っていると、電車からおりることだけでも一苦労だ。
だれかが、こんな状況で慌てて電車を降りているとき。

私はいつもアタマの中で「ああ、降りはるんやねえ。おりはる、おりはる、オリハルコン」と、唱えてしまう。なぜかはわからない。たぶん、ゴロがいいから。それだけの理由だろう。

大阪出身だから、○○しはる

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忙しいときに頭をかけめぐる歌

忙しいときに頭をかけめぐる歌

12月にはいって、なんだか忙しい。師走だから、とか単純にそういうことなのかもしれないけれど。

12月のはじめには勤務先であるカフェの周年イベントがあって、平日の一週間は500円のワンコインランチ(パスタとドリンク付き)というのを毎年行っている。いつもは来店されないお客様もこの時ばかりは通ってくださったりもする。来店も多くありがたいけれど、大した儲けにはならないので、とにかく疲れる。火曜日で木曜日

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