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まだない全部

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全記事入ってます。上から古い順です。 とにかく、全部、眺めてみるって結構重要です。
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#詩

記事の目次(2022/11/12更新)

記事の目次(2022/11/12更新)

こんにちは、まだないです。

目次的に、全ての記事を開けるようにリンクにしました。
言葉の印象で開いてもらえたらいいなあと思ったので、本文から一行ぐらいずつ添えてあります。添えてないものはつぶやき記事です。
こういった案内の類の記事をひとつのマガジンにまとめました。こちらもよろしければ御覧になってください。

(2021/7/31追記)
記事が多くなってきたので、100件ごとで分けるか迷ったのです

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西の空を見たくて歩いた。
水面に映る夕暮れが美しかった。
細い月が沈みながら明るく光っていた。
待宵草が揺れていた。

高くよりも遠く跳ぶのが得意だった

高くよりも遠く跳ぶのが得意だった



雨じゃなきゃ行けない場所がある。
沈まなきゃ、闇じゃなきゃ、行けない場所がある。会えない相手がいる。見えないものがある。

いつもは行けない、会えない、見えないものに会うときは、
帰れなくてもいい。
違う、
帰る方法は知っていたほうがいいだろう。
でも、帰れなくなる覚悟はしておいたほうがいいだろう。
なぜなら、帰りたくなくなるから。

夏に、海に、夜に
森に、雪に、土に、
彼方に、
雨に
ひと

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転がり出せばあとは進むだけ

転がり出せばあとは進むだけ

話したい気持ちはあるのだけれども。
まだ、うまく伝えられない。形を失っている。

引っ越しをしているところなんだと思う、変化の中にいると感じる時はいつもそうだ。
気持ちの時間の中で、過去から今へ、もしくは今から未来に向かっているんだと思う、引っ越しの支度をしているみたいな苦しさがある。どう変わっていくとしても、進んだ先で今自分にできることをやるしかない。
きっとできると信じて進むしかない。
怖いん

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紫外線というのは厄介なのだなあ

紫外線というのは厄介なのだなあ

4月のにぶい陽射しというのは、それはそれで気持ちがよくていいのだけど。春は見落としがちな紫外線と熱中症に気を付けてね。

見ててね、
もっと「たのしい」でいっぱいにするからね
あなたを「たのしい」に巻き込んでいくからね

とことこ
散歩の速度かもしれないけれど きっとゆくからね
てくてく とことこ
ただ街中を歩いていく それだけかもしれないけれど

とことことことこ 
たのしい散歩 きっときっと

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きみが楽しそうだと嬉しいぼくたち

きみが楽しそうだと嬉しいぼくたち

なおくんは日々、ごきげんでハッピーだ

たまねぎ、たまご、にんじん、いとこんにゃく
いいねえ、なにができるのかな

なおくんがわたしのところへやってきたように、
また、誰かのところに、気付けばお邪魔しているのかもしれません。
何の疑いも無い存在。
生活の中にある「楽しい」に名前を付けて呼ぶみたいな幸せを
ねえ、誰もが持っているでしょう?

ごきげんもふきげんも
毎日 あるから楽しいね

たまごを上

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怯むなよ何も間違っていないんだから

怯むなよ何も間違っていないんだから

「ここで生きていたいのに
 わたしは、あなたのことが解らない」

真面目だなあ、そんな深刻に考えることじゃないのに
愛されるってそんなに重たいことなのかな

「だってそうだよ、
 本当なら殺したり殺されたりすることだよ
 命に代えて何か生み出すことだよ
 わたしは
 いつだって恐ろしいよ
 生かしたり殺したり
 生んだり生まれたり」

毎日、毎秒、絶え間なく起きていることだよ

「常ならば怖く

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今日は休んでもいい?

今日は休んでもいい?

いいよ。

ありがとう。
卵色はかわいい。
黄色が好き。好きな色だけ見てたっていいよね。

でも慣れない色を使うときも新鮮でいいよね。
今日はいつものやまぶき色を使わずに、めったに使わない桃色で絵を描いた。ピンクはいつも新鮮だ。

バタークッキーが食べたいなあ
バニラアイスにラズベリージャムをのせて食べたいなあ
いちごジャムでもいい。
フレンチトーストが食べたいなあ
しょっぱい卵焼きが食べたいなあ

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むずむず

むずむず

むずむず
外からの刺激を欲しがっている
カタバミの種みたいに
つつけば
弾けて飛んでいくかな?

お話しよう お話しよう
あなたはどんなきもち? みんなどんなきもち?
聞かせて
教えて

みんな
何を考えているの? 何を感じているの?
教えて

むずむず
誰かのきもちに触れて、わたしのきもちを打ち明けたい

ぶくぶく
あぶくみたいに、水面を探して昇っていく

ざわざわ
風に木々や草花が揺れて、楽し

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夏の日の雨上がり

夏の日の雨上がり

厚い雨雲が広がった日に、夕陽が現れるととてもきれいだ。一日晴れた日の夕方とはまた違う、まっすぐな強い光。

曇りが好きなのはなんでだろう。
反射する相手があるときに、光は美しい。
隙を見ては表情が変わる。雲は一瞬だって同じではいてくれない。

この間の虹がやけに印象的だった。
きっぱりと晴れた空ではなく、薄くなりつつある雲を背景にしていたからか。
曇り空は不思議だ。
雨の気配を含んだ雲も、ただ薄ら

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丸くとがって平らなでこぼこ

丸くとがって平らなでこぼこ

祝福だけで関わりたいものがあるから、切り分けておく。わたしの気持ちも大事だから、持ち込まずに分けておきたいんだよ。
同じじゃないことで誰にも傷ついてほしくないから、わたしは、同じじゃないことであなたを遠ざけないという話をする。あなたがわたしを遠ざけても構わないという話をする。そのために、わたしに話せるわたしのことを、明らかにしておく。
それだけのことなのだと思う。わたしにできることはそれぐらいだ。

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わたしたちでいよう

わたしたちでいよう

ダメなところをもっと見せてもいいんだよ
つたなくていい、わたしたちでいよう
わたしたちを見せていよう

だいじなことだから

高すぎる望みかもしれない
とても難しいのかもしれないけれど

わたしたちはそれぞれに、
ずっと、そこを目指して出会ったんだよ

ふたりならもっとできる
ふたりよりたくさんになったら、きっともっともっとできるよ

だれもいなくても
わたしは見てる
わたしは知ってる
あなたが存

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だいすき、だいすき、聴こえているよ

だいすき、だいすき、聴こえているよ

あなたから力をもらって今日も生きている
いつもあたたかい手にあたためてもらった背中で、わたしは飛べる
この翼の力をあなたにあげたい

わたしたちの大好きな世界を、もっともっと旅していこう
旅していよう

だいすき、だいすき
聴こえる声に、呼ばれて

あなたに導かれて
あなたを導いて

わたし一人では入って行けない場所を、あなたは堂々と通り過ぎる。
通らせてもらうだけだからと、怖がらず、遠慮すること

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この命が求めること

この命が求めること

わたしたちは互いの孤独を埋め合わない。
孤独を抱えた姿を、互いに見る。
孤独が故に燃える炎を守って、
もっと世界を信じようと、一緒に歩く。

だけど、知っているよ、
自他の境界をうしなった、優しい大きな癒しがあることを。
わたしは、知っている。
泉のような、大きなその救いが、無くては生きられないことを。
だけど、わたしたちがそれだけでは生きられないということも、
わたしは知っている。

時にその泉

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