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高くよりも遠く跳ぶのが得意だった

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雨じゃなきゃ行けない場所がある。
沈まなきゃ、闇じゃなきゃ、行けない場所がある。会えない相手がいる。見えないものがある。

いつもは行けない、会えない、見えないものに会うときは、
帰れなくてもいい。
違う、
帰る方法は知っていたほうがいいだろう。
でも、帰れなくなる覚悟はしておいたほうがいいだろう。
なぜなら、帰りたくなくなるから。

夏に、海に、夜に
森に、雪に、土に、
彼方に、
雨に
ひとりで呼ばれる気がしたら、
ひとりで行ける準備をして、
一度行ってみるといい。
もっと行けると感じるなら、今度はできるだけ身を軽くして、
あるいは大事なものを詰め込んで、飛び込んでおいで
行ったら最後、帰る道は無いなんて物騒なものじゃない、大丈夫、帰る場所があるなら帰れる。
あなたに、帰る場所がないのなら
ここでは居場所を持たなくても生きていていい。
そんな場所がきっとある。

夜が明けるよ。
あなたはきっと勇気をもってはざまにいる。
耳を澄ますよ、あなたの声をもっと聞きたい。
もっと気持ちいいところまで行きたい。




恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。