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病院経営

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記事一覧

★地域医療の醍醐味!?
学生時代に知られてない僻地医療の醍醐味として"嫌でも病院の運営に関われる"ということがあげられる。もっとアピールしてもいいかもしれない。経営に興味のある学生にはいいぞw

★病院の宣伝方法1
市民公開講座を行うことで、地域住民に病院を知ってもらい、親しんでもらうことができる。

主治医制とチーム制

主治医制とチーム制

当院はこれまで、日中の入院患者を主治医制でみていました(夜間は当直医が対応)。
今年度に入って主治医が日中、院外の施設で勤務する時間も増え、入院患者に適応できない時間が増えました。

そこで日中、部分的に病棟チーム制を導入しました。
基本的に主治医がいる日は、主治医が対応しますが、不在日はチームメンバーの医師が回診することにしました。基本的には責任の所在は主治医にあり、そのバックアップをチームメン

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病院機能評価

病院機能評価

先日病院機能評価について先輩のS先生から教えていただいたので共有します。
病院機能評価とは日本医療機能評価機構が行っている事業で、病院経営に関するエッセンスが詰まったものです。診療報酬の要件になっている場合もあります。
国民が安全で安心な医療が受けられるよう、4つの評価対象領域から構成される評価項目を用いて、病院組織全体の運営管理および提供される医療について評価されます。
4つの評価対象領域とは

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BCP

BCP

病院長業務の1つにBCPの策定があります。経営者病院長にとっては当たり前のことかもしれませんが、恥ずかしながら昨年度、保健所の職員と話をしてBCPについて勉強するようになりました。BCPとは災害などの緊急事態における組織の事業継続計画(Business Continuity Planning)のことです。具体的には厚生労働省が発表しているチェックリストが参考になります。私の勤務する病院は災害拠点病

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★noteをはじめたきっかけ
①自分の業務の振り返り
②いつ自分が消えても、組織が回るような仕組み作り(タスクシェア)
③全国の皆様からの意見をいただくため
④仲間作り

ほうれん草のおひたし

ほうれん草のおひたし

院長になって特に感じますが、周囲の納得は論理ではなく感情です。
社会人としての心得に「ほうれん草のおひたし」が使えますので共有させていただきます。
●社会人の心得「ほうれん草」
ほう:報告
れん:連絡
そう:相談

●上司の心得「おひたし」
お:怒らない
ひ:否定しない
た:助ける
し:指示する

★方針の相談
仕事をする上で何かしらのプロジェクトや事業を他人に相談する際に、他人を充てにはしすぎてはいけないと思います。これは複数の組織に関わって、共通して感じたことです。なぜなら、他人は自分ほど情報量や熱意が少なく、真剣に、責任感を持って取り組むことが難しいから。

議会について

議会について

病院長になって議会に興味を持つようになりました。
病院の方向性は病院だけでは決定できず、大きな事業(特にお金のかかること)においては行政と相談が必要です。ところがそれだけでは不十分で、各地方自治代長であるは市長や町長は議案の執行にあたって、議会の承認が必要になります。
各地域によって市長/町長と議会との関係は異なるとは思いますが、その構図について知っておくことは重要だと思います。

安芸高田市市長

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★院長回診の意義
①患者状態の把握
②診療内容の確認
③診療報酬の点数の取り忘れの確認

臨床的な意義だけでなく経営的な視点でもしています。

★院長の心得
自分が悪くなくとも、「院長が悪かった」と言っておけば、丸くおさまることはよくある

★ピンチはチャンス
ピンチはチャンス。臭い飯を食え。
院内で揉め事がおこればチャンスと思った方がよい。人は助けてくれた人を信頼してくれるようになる。つまり信頼を勝ち取れるチャンス!
信頼がないと正しいことを言っても聞いてくれない。何を言うかではなく、誰が言うかなのだ。

医師同士のコミュニケーションアプリ「Join」について

医師同士のコミュニケーションアプリ「Join」について

私の病院は常勤医が数名しかおらず、地域の中核病院でもあるので近隣の診療所にも医師を派遣しています。そのため日中でも院内で医師が1人になることもあります。そんなときに大活躍してくれるのがこの「Join」というアプリです。機能としてLINEのグループラインと似ており、複数人で患者の相談を行うことができます。プライバシーはLineよりも強化されているのが強みです。写真、メッセージのみならず、CTやMRI

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