理想の世界【看護師❌医師❌患者の協力関係】

医師と看護師と患者が同じように命を追えたら、これほど素晴らしいことがあるだろうか?

今のところ、看護師さんは精一杯気が付き、それを伝言することで精一杯最善の指示を仰ごうとしてくれてる。

そして、医師は医師で最善を尽くそうとしてくれている。

日本人男性は不器用な人が多いのだろうか? (書き始めた当初は、正直好印象では無かったことも、書いている内になんだか私が信頼されていて、医師は物凄く忙しい中凄いストレス下にあったように思えてきた。)

その際、医師が廊下でキレた……?

え?

普通に、眼振、目眩、頭痛や嘔吐、持続性の頻脈など、普通なら心配になるであろう症状が出揃っていた。

以前もこのような症状は出現したことはあり、いずれもMRI上では脳幹に造影剤取り込みのある病巣が映出されていた。

今回は、治療が速やかに開始された。

実際には、それ以上何かできるわけではない。けど明日再発時の採血や画像は貴重なデータだ。

私も私で、検査をお願いすることで治療が遅れるくらいであれば、別に無理に検査を頼もうとはしなかった。どっち道、保険で通らないと連発されただろうし、その際に言葉を交わせるほどの体力もなければ、説得できるような体調でもなかった。

争いを避けるために、諦めた。

負けるが勝ち。

そう自分に言い聞かせ、会話できない体調で無理に会話をすることを避けた。

そして、幸い明日で10日間の治療が終わろうとしている。

これは非常にありがたいことだ。

しかし、治療開始周辺や途中で症状が出現したものもあれば、増強したものもある。その際、カルテに記録が無ければ、元々存在すらしていなかったことにされてしまう。

カルテ改ざんが違法になった昨今、記録は別の方法で抹消されている。それは、最初から部分的ないし全ての情報を記録しないことだ。

重要な検査を最も異常を確認すべき日からズラしたり、そもそも検査項目を絞って重要な物が抜けたり…… 

もちろん、意図せずに起きてしまったことも多いだろう。そして、そうせざるを得ない理由があるのだろう。

誰のせいでもないが故に、もちろん医師の責任でもないことを何故隠そうと考えるのかは分からない。しかし、何故だか事実を隠そうとする人が結構多い。

眼振があるというのを見せて、記録しておいてと頼むことで、その存在が認知され得る状況を作った。

その他の情報もカルテに残してもらうことで、保険の監査が入っても、事実脳幹症状を疑う所見があり、治療は命を守る上で必須だと示せる情報として残した。

それらを見た看護師らは、おそらく入院になるだろうと考えたのだろうか?

点滴中のその医師の最初の出勤日に朝一の診察を入れてくれた。

ん⁉︎ あまりにも体調が悪そうで、本当にヤバいかもと思い、的確な状況把握と治療のために医師にバトンを渡したのかもしれない。

診察に行ったら、廊下に来た主治医に第一声怒鳴られた……(怒鳴ったと感じたあの喋り方は、ただ普段の話し方が忙しさやストレスで普段より強い口調に聞こえたのかな?)

???

え?

「何か問題でもあるの?」

「看護師に何言ったの⁉︎」ブチッ

「問題」とは、治療計画を変えなければいけない緊急を要する事態のことを言っているのだろう。現在投薬中の薬剤を継続して投与し切ることこそが最善で最大限の対応なので、それの完遂こそが想像以上に注意を引いた症状の対策なのだ。

私は少し慌てつつ、冷静に伝えた。「問題はありません。」

「脳神経のIIIからXは最低でもやられていますが、今の治療を継続することで改善してくると思います。

「看護師には何も言ってません…… ただ記録してとお願いしただけです……」

医師「なんで来たの?」

「朝診察に行ってくださいと言われたので来ました。」

医師「あ、そう。じゃぁ、予定通り点滴を続けるように言われたと言っといて。」

看護師は目の前の患者の著しい体調不良を危惧して医師の診察を促した。

医師は「で、何すればいいの?」という視点から、目標と治療計画主体の思考で話したのではないだろうか?

患者は……

なんか、大切な場面で治療遂行に意識が集中しすぎていて、もしかしたら大きな会話のチャンスを棒に振ったのか??

あるいは、コミュニケーションエラーを防いで必要な治療の完遂の手伝いになる発言ができたのだろうか?

しかし、このやりとりの後から看護師らの態度は少し変わったように感じた。

うーん。気のせいかなぁ……?

いずれにしても、皆が患者の体調の改善という目標に向かって突き進んでいるはずなのに、改善点がありそうな会話なのは何故だろう?

それはそうと、患者の状態を看護師が把握し、医師に伝える。さらには、医師が的確な指示を出すように上手く手招きをするのだろうか? そして、患者が自身の状態を伝え、治療に励む。

こうして協力関係が上手く回ると、治療や院内での生活というのは上手く回るのではないだろうか?

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