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スージー•ワイ@芸術文化ジャーナル

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記事一覧

違法行為を認める、認めないは、個人や会社の流儀や価値観と別問題であり、日本の「法律」を考慮するか、しないかの問題だ

違法行為を認める、認めないは、個人や会社の流儀や価値観と別問題であり、日本の「法律」を考慮するか、しないかの問題だ

先日、以下の記事を書いた。

スキを押して下さった皆様、記事をオススメしてくださった方々、サポートしてくださった方々へ、フォローしてくださった方々へ、この場を借りて心より御礼を申し上げる。

前回の記事も今回の記事も、読んで下さっている皆様に支えられて書いている。

その後、動きがあったので、今の現状を報告させていただく。

その後のnoteの対応上記の記事にも書いたが、去年12月7日、私は、弁護

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ごあいさつ

ごあいさつ

こんにちは。

デジタル世代でありながら、全くSNSをやっていない新参者でございます。何卒よろしくお願い致します。

「note勉強会」にはじめて参加しました

「note勉強会」にはじめて参加しました

追記しました(2019/09/28)。

今日9月25日「note勉強会」に参加しました。正直、参加するか今朝まで迷いましたが、8月25日よりnoteで文章を書き始めて、今日でちょうど一ヶ月となりまして、今日いかないでどうする!で急遽なんとかスケジュールを調整して参加しました。
#note勉強会

ヘッダー画像は、株式会社ピースオブケイクの会場です。壇上の向かって左側がnoteディレクター平野太

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美術史家は、科学者である(べきだ)、 と私が思う理由

美術史家は、科学者である(べきだ)、 と私が思う理由

「美術史って、絵の前に座って感想を言っているだけの学問でしょう」と、昔、理系の大学院生に言われたことがあります。多分、そう思っている人が大半だと思います。感想を言う、想像する、どれも美術史家の仕事ではありません。少なくとも、私はそう思ってきました。

「美術史家は、科学者である」と言ったのは、美術史家の若桑みどり氏(1935-2007)です。私も全く同感です。私がnoteで「個人的におすすめの作品

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2019年10月14日

台風19号の影響により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

フランシスコ教皇が長崎を訪れた、もう一つの意味

フランシスコ教皇が長崎を訪れた、もう一つの意味

今、フランシスコ教皇が来日している。あまりメディアで報道されていないことがある。11月24日、長崎市の爆心地公園を訪れ「核兵器に関するメッセージ」を行った後、彼が長崎の西坂公園の日本二十六聖人記念館に足を運んだことだ(*)。

私の専門は、宗教美術だ。研究者として、宗教に関しては、ニュートラルな視点で考察することを努めている。つまり、無信仰ではないけれども、どの宗教にも属さないようにしている。

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美術を鑑賞する作法 「まず、はじめるとよいこと」

美術を鑑賞する作法 「まず、はじめるとよいこと」

日本において「西洋美術」の人気は、すごいと思う。その人気は、展覧会の動員数で明らかだ。例えば、下記は、去年の展覧会の動員数だ(*)。

1位 レアンドロ・エルリッヒ展 61万4411名(2017年11月18日~2018年4月1日)
2位 建築の日本展 53万8977名(2018年4月25日~9月17日)
3位 ルーブル美術館展 42万2067名 (2018年5月30日~9月3日)
4位 ゴッホ展 

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謹賀新年

今年最初のnoteです。

本年も何卒よろしくお願い致します。

画像は、イタリア・フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のショップ、いわゆるお土産コーナーですね。なんて格調高いのでしょう。お正月らしい感じがしましたので、これからスタート致します。

(画像は、著者が撮影したイタリア・フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会内)

なぜ、旅をするのか

なぜ、旅をするのか

今、ミュンヘンにいる。

一昨日、ミュンヘン行きのICE(高速列車)に乗る際に、いろいろあり、一駅の間、立っていた(ちなみに、私以外は、みんな座っていた)。

私の旅は、キツい。見るものがありすぎる。男性のひとり旅とは、異なるから、安全面も考える。となると時間が限られる。

この土地に次に来るのが、いつなのかわからない。自分に与えられた時間に限りがあることを思い知る時が、私の旅だ。

そして、大げ

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旅の途中で、実は、建築が好きだったことを思い出した

旅の途中で、実は、建築が好きだったことを思い出した

昨日の続き。

昔、シカゴに住んでいた。

当時から美術史が好きだったけれども、その頃から「建築物」に興味をもった。

シカゴには、有名な建築物が数多くある。フランク・ロイド・ライトの建てた住居に、実際に住んでいる人もいる。

シカゴで通っていた学校でも、建築家になるのではない、文系の学生のための「建築のクラス」があった。好きな建築物を選んで、クラス内でプレゼンテーションするのだが。。。私は、見て

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西洋美術史の学ぶための入門書 〜 個人的に良くも悪くも王道は、ジャンソン

noteをはじめて6日目。本日は、西洋美術史の教材について考えてみたいと思います。まずは、米国の場合です。

米国の大学では、ほとんどの大学で美術史を学ぶことが出来ます。専門科目でなくても、一般教養科目で必ずといってよいほど「西洋美術史」の講座があります。美術を学ぶのであれば、西洋美術史を専攻する学生も含め、まず最初に学ぶのがSurvey of Art(ほかの名称もあり)です。いわゆる美術史の入門

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