「虹色のシャボン玉」詩

彩ちゃんの頬は　いつも
ひなた色に　光ってる
ほお擦りすると　お日様の匂い。

クスクス笑いは　
さざ波のよう。
心に　明日の　
喜びを　もたらしてくれる

「行って　きま～す」の声は
川で　跳ねる　鯉のよう
どんより雲を　吹き払う

シャボン玉を　飛ばせば
シャボン玉を　
触りたいと　泣く。

何とか　手のひらに
そっと　置いてあげる。
丸い目は　虹色を
映して　キラキラリと光る

「明日　またね」の声は
八幡神社の　やしろを超えて
潮鳴りのように　響く

夕べの　一番星が　出るころ
母の傍らで　子犬のように
ひっそりと　眠る

夢の中で　心の海に
希望の船を　浮かべ
新しい明日へと　漕ぎ進む。

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