ダイニングとリビング問題…片付けられずほぼ徹夜で何とか自分のしたいことができるテーブルにしようとしている話
私は小さい時から片付けが大の苦手である。よくそのことで母からも怒られており、色々本を読んだりするが、どうもうまくいかない。
それはエエ歳になった今でも変わりなく、どうしようもないところまで来たので、“師と仰ぐ人”に指南を受けたり、片付けオンラインサロンを受講しながら、夫と話し合って片付けようとしている。
今はそれらのお陰で、少しずつ片付けに対する考え方が変わってきて、どうやったら自分達が納得する片付け、やりたいことが叶う部屋作りができるか、ようやく少し分かってきたところである。
“師と仰ぐ人”は「今はお片付けは学ぶ時代」と仰った。それは昔より明らかに物量も増え、情報量も増えたので、そういう時代になってきたらしい。子供のいない私にはよく分からないが、今では小学校でも片付けの勉強をする授業があるという。
私のように片付けられない者にとっては、“片付けを授業で学ぶ”ことができれば、少しはマシな大人になってたのかも?なんて、ふと思ったりする。
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どの部屋も散々たるものだが、今年の3月頃から「一度には無理だからあそことあそこからだけでも何とかしたい。」と思うようになり、「自分はどうしたいか?どう過ごしたいか?」をよく考え、夫とも話をして、まず一番困っている所から着手しているのである。
しかしこの“考えること”は私にとって想像以上に大変でしんどく、夫の意向も踏まえて考えなければいけないので、なかなか考えが纏まらず、時間だけが過ぎていった。
そんなある日、リビングのテレビの調子が悪くなった。
電気屋さんに見てもらうと、どうやらBlu-rayのHDDを繋ぐ所が劣化しており、そこは修理できず、買い替えしかないらしい。今回はどうにかなったが、次同じ現象になると、“万事休す”となると言われた。
今より大きな32インチ位のテレビが欲しいが、そうするとテレビ台も買い替えとなる。その上、これは元々だがダイニングとリビングの家具配置の都合上、大きいテレビを買い替えたとて、ダイニングからリビングのテレビを見るのはかなり難しい。それ故、現在はリビングに要らない紙を敷いて、その上にお盆で食事を持っていって食べている。これまた姿勢も、見るのも、食べるのもキツイ。
そこへ、夫が結婚前から使っていたキャニスター式の掃除機も壊れた。夫のこたつも以前から天板が使い物にならないし、我が家には必要がないので処分したい。更に少し前に夫と押入れの中を確認したら、夫が捨てたと思っていた大きな冷扇機が出てきて、それが押し入れを結構圧迫していることが判明し、それも処分したい。(いずれも夫に不要と意思確認済)
もう私の頭の中はグチャグチャで、おかしくなりそうだった。
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それ以降、考えすぎて纏まらず、イライラすることも増え、体調もすぐれない日が続いた。「どうしても片付けたいのに、片付けられない。どうすればいい?」と悩みまくっていた。
夫と長い間話し合いの末、「ダイニングでテレビを見ながら、ご飯を食べたい。リビングは大きい文字で見られるテレビが見たい。」という意見が一致した。
そんなある日、実家に行った。実家もどうやらダイニングのテレビが以前から調子が悪く、買い替えを検討していた。
「アンタに見てもらって、意見を聞いてから電気屋さんに注文しようと思うねんけど、これどう思う?」
本来は親が納得のいくものさえ買ってくれれば、基本私が見るものではないので、私の意見は必要ないのだが、以前電気屋さんが言ってた“新しいテレビを買う時の注意点”が気になって、「そこをクリアしてるなら買ったらエエんちゃう?」と言った。
「ほんなら、電話してみるわ。」と母は電話をかけた。電気屋さんが私もいるなら今から来てくれるという。
「ちょうど良かったね!」と家族で喜んで、到着を待った。
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そして問題点もクリアになり、実家のテレビは決まった。
私はずっと悩んでいたことを、電気屋さんに相談して良いものか分からなかったが、取り敢えず分かる範囲だけでもヒントが貰えればと思い、我が家のテレビ事情について相談した。ちなみに彼は何度かうちに来られているので、だいたいの雰囲気はご存知である。
「あ~、そうやねぇ。確かにダイニングからリビングは見にくいかもねぇ。もし予算的に問題ないなら、リビングはリビング、ダイニングはダイニングで分けた方が、どの位置に座っても見にくい人がいなくていいかもしれませんね。」という回答だった。
「じゃ、買うかどうか見積もり見せてもらって、またどうするかご相談させて頂きます。」
「それと、32インチだとYouTubeやTVer等の機能はついてこないですよ。それ以上のテレビを買わないと、そういうのはテレビだけで見られないですね。」
なんと!まさかの32インチ超えのテレビがいるのか!!目の悪い私には有り難いが、またテレビ台問題を練り直さなくてはいけなくなった。
「あの部屋なら、何インチぐらいのテレビがいいんですかね?うちのくつろぎ方は◯◯なんですけど。」
「46~50インチぐらい、いけるんちゃいます?」
50インチ?!あの狭いリビングに置けるのだろうか??でもこの人の言うことにいつも間違いはないので、片付けさえすれば、実際置けるのだろう。
「じゃ、大小のテレビ其々と掃除機2社のカタログに、見積金額載せて、また実家に届けてもらえますか?来た時見せてもらって、家に持ち帰って検討させて頂きます。」とお願いして、玄関までお見送りをして、その後家に帰った。
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「そしたらこのテーブルも何とかせな、テレビ置かれへんなぁ…。他のものを片付けるにもテーブルが片付いてないと仕分けもできひんし…。」と思い、またそれから散々テレビ台と共にあちこち検索しながら悩んで、テーブルの私の私物をどうするか考えた。
テレビ台はともかく、テーブルのものは、応急処置になるのか、結果的に正解になるか分からないが、「キャスター付きワゴンに入れたら何とかなるんじゃないか?」と思い、夫に相談したらOKが出た。入れたい物や量、耐荷重がしっかりしていて四段のものを夫が見つけてくれて購入した。しかも夫が組み立ててくれるという。
「ありがとう、夫よ…。」と半ば“夢グループの保科有里状態”でお礼を言った。
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それから“すったもんだ”があったが、ワゴンが完成し、ひたすら考えながら入れた。その途中要らないものは捨てていく…何しろ明日は生ゴミの日なので、どうにか捨てられるものは捨てたい!!
「あーでもない、こーでもない。」と休憩をはさみながら、ひたすらダイニングの私物と向き合いながら片付けた。でもあともう少し片付けたい。
途中、挫けそうになり、泣きそうになった。でも「誰のために、何のために片付けるのか?」と挫けそうになる度に自分の中で叱咤激励した。先日からの疲れもあり、もう頭がおかしくなりそうだった。気がつくと日が変わっていた。そして夫が起きてきた。…結局徹夜で作業してしまった。
徹夜が良いかどうか別にして、私の私物がほぼワゴンに収まった。若干少しサイズが合わずに予定の所に予定のものが入れられなかったが、これでパソコン関係も収まるし、手帳や文具、それに関する本、薬や他の私物も収まり、捨てられるものは全て捨てた。
使ってない椅子に、食器棚の扉が干渉してしまい、開けられずそれも困っていたが、今ではすんなり開けられるようになった。
やった!!これでテーブルでやりたいこともできるし、すぐに片付けてご飯も食べられるし、もしダイニング用のテレビも手に入れば見ることもできる!!
あとは多少残った片付けと、夫が夫のテーブルエリアを片付けるのを待つばかり…。夫よ、いい加減エンジンをかけて何とかしておくれ…。
あの悩んでいたテレビ台も、その電気屋さんでどれか選んで買うことができるそうで、完成品をテレビや掃除機と一緒に納品できると先日確認できた。…そして冷扇機とこたつ、テレビ台も諸経費さえ払えば処分してもらえるらしい(泣)。
少しずつ、夢が叶って来てるような気がする。一部は叶ったのかもしれない。
後は、まだ届いていない見積もり入りのカタログ達含めてどれにするかよく見て、夫と予算を考えながら、ダイニングとリビングで最高な過ごし方ができるようになるように決めたいと思う。(結局、予算でダイニング用テレビ買えなかったら、それは残念過ぎて泣きそうだ…。)
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