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記事一覧

R4.8.26(金) 印旛学びの会ふり返り

 先日参加した印旛学びの会をふり返る。  今回のテーマは「効率的効果的な日常の教材研究と授業準備」ということで,私は話題提供の機会をいただき国語科の工夫点につい…

『青年の思索のために』下村湖人(PHP研究所)心窓去来を読んで

 この講は,様々な項目について真理を述べられている非常に重厚な講である。時間をおいて何回も読む価値がありそうなところだ。  特に印象に残ったところを3点記録する…

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映画『アーティスト』を観て

 映画会の課題である『アーティスト』という映画を観た。この映画の特徴は何と言っても,「白黒」と「サイレント」であるということである。白黒サイレント映画はこれまで…

『青年の思索のために』下村湖人(PHP研究所)苦労人~小発明家を読んで

◎苦労人  「法則を法則と感じないまでに,その法則を身につけ得た人こそ真の苦労人である。」  法則(スキル)をただ追っているだけでは,真に身につかない。実践→体験…

『超ファシリテーション力』平石直之(株式会社アスコム)を読んで

 私はコロナ禍になってからZoomで学習会に参加することが増えた。その際に,「ブレイクアウトルームで意見交換をしてください。」という流れになると,ためらってしまう自…

『不親切教師のススメ』松尾英明(さくら社)を読んで

 松尾先生が「おわりに」で書いていたように,本の題名が「不親切教師」とあるが,ここに書かれていることが本当は「親切教師」なのではないだろうか。子ども達に手取り足…

第9回NAO研 ふりかえり

令和4年8月14日(日) AM7:00~8:00 第9回NAO研 ①アイスブレイク「夏休みの思い出シェア」 ②教育実践発表「伊藤裕也先生」 ③協議会(jamboard使用) …

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『先生,どうか皆の前でほめないで下さい』金間大輔(東洋経済新報社)を読んで

 著者は最近の若者を「いい子症候群」と名付け,現状や心の様子を論じている。筆者のユーモアがちりばめられていて,具体例もたくさん載っており,非常に読みやすくわかり…

初めてのガイドゲームファシリ! 

 初めてガイドゲームのファシリテーターを務めた。やってみてたくさんの気づきがあった! ①「聞く力」を最大限に発揮  ファシリテーターとして「話すこと」よりも「聞…

「コミュニケーションセミナー」感想

 主催者が始めに言っていた「どうやったら想いが伝わるか。」ということについて,参加者「夢中になってやるとよい(自分軸)」と,「回りを巻き込む」という意見がはしっ…

歌ってすばらしい!

 今日は『NHKコンクール』の引率でした。  マスクをしながらでも会場に響き渡る歌声,体を揺らしながら歌う姿,何より楽しんで歌う表情にとても感動し,胸が熱くなりま…

『学校はなぜ退屈で,なぜたいせつなのか』広田照幸(ちくまプリマー新書)を読んで

学校で行う活動で「目的」を常に念頭に置いておかなくてはいけない。 学校の退屈なところは, ①同一の学習過程,宿題 ②教師の意図で動かされる 学校の大切なところは,…

R4.8.26(金) 印旛学びの会ふり返り

 先日参加した印旛学びの会をふり返る。

 今回のテーマは「効率的効果的な日常の教材研究と授業準備」ということで,私は話題提供の機会をいただき国語科の工夫点について話しをした。

 私が国語科の授業づくりで工夫している点は,
①45分を漢字10分,音読5分,メインの活動30分とブロックに分けて
 行うこと
②内容もある程度のパターンも決めておく(物語文なら,中心人物の心情変
 化について発問する,

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『青年の思索のために』下村湖人(PHP研究所)心窓去来を読んで

 この講は,様々な項目について真理を述べられている非常に重厚な講である。時間をおいて何回も読む価値がありそうなところだ。
 特に印象に残ったところを3点記録する。

①「機会にめぐまれなかった」ではなく,「機会を求めなかった」である。
 よく「チャンスにめぐまれなくてさ」「出会う機会がなくてさ」といった発言を耳にするし,自分も言うことがよくあると思った。いいなと思ったときにはすぐにそれをできるよう

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映画『アーティスト』を観て

 映画会の課題である『アーティスト』という映画を観た。この映画の特徴は何と言っても,「白黒」と「サイレント」であるということである。白黒サイレント映画はこれまで観たことはないので,初めは抵抗感があったが,最後まで飽きることなく観ることができた。感想を以下にまとめる。

①想像力が掻き立てられる。
 私は映画よりも原作派で,小説を好んで読む。小説を読んでいると登場人物の顔や姿,声や情景などが自然と想

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『青年の思索のために』下村湖人(PHP研究所)苦労人~小発明家を読んで

◎苦労人
 「法則を法則と感じないまでに,その法則を身につけ得た人こそ真の苦労人である。」
 法則(スキル)をただ追っているだけでは,真に身につかない。実践→体験→吟味→改善のサイクルを繰り返してこそ,本当の意味で法則を身につけたといえる。そして,苦労人とは自分のことだけでなく,相手の立場を考えるものである。人によく見られたい,自分が得をしたいという意識を捨てさり,相手のためを尽くすという貢献の心

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『超ファシリテーション力』平石直之(株式会社アスコム)を読んで

 私はコロナ禍になってからZoomで学習会に参加することが増えた。その際に,「ブレイクアウトルームで意見交換をしてください。」という流れになると,ためらってしまう自分がいる。気まずい時間になったらどうしようと不安があるからだ。そんな時に,話し合いを進めてくれるファシリテーターがいると,とても安心して参加できるし,充実感のある交流会になる。私もそんな安心感を与えられるファシリテーターになりたいと感じ

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『不親切教師のススメ』松尾英明(さくら社)を読んで

 松尾先生が「おわりに」で書いていたように,本の題名が「不親切教師」とあるが,ここに書かれていることが本当は「親切教師」なのではないだろうか。子ども達に手取り足取り教え,教師が細やかに環境を整えれば,子ども達は安心して学校生活を送れると思う。しかし,その先生だからであって,学年が変われば対応も変わってくる。そして,年齢が上がり社会人へ近づいていくにつれどんどん主体性が必要になる。そのためには,子ど

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第9回NAO研 ふりかえり

令和4年8月14日(日) AM7:00~8:00
第9回NAO研
①アイスブレイク「夏休みの思い出シェア」
②教育実践発表「伊藤裕也先生」
③協議会(jamboard使用)
④ふりかえり

①アイスブレイク
 初めに雑談を交えることで緊張感をほぐし,和やかなムードを作ることができた。翔太君の失敗談はgood!!

②教育実践発表
〇良かったこと
・テーマを「音読」という具体的なもの一本に絞ることで

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『先生,どうか皆の前でほめないで下さい』金間大輔(東洋経済新報社)を読んで

 著者は最近の若者を「いい子症候群」と名付け,現状や心の様子を論じている。筆者のユーモアがちりばめられていて,具体例もたくさん載っており,非常に読みやすくわかりやすかった。今の若者の現状を知ることで,どのような教育をしていくのがいいのか,考える大きなヒントとなった。

 「いい子症候群」の特徴は,
・周りから浮かない,目立たないことを最優先としている。同調圧力が強い
・物事の判断を人にゆだねる(親

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初めてのガイドゲームファシリ! 

 初めてガイドゲームのファシリテーターを務めた。やってみてたくさんの気づきがあった!

①「聞く力」を最大限に発揮

 ファシリテーターとして「話すこと」よりも「聞くこと」に意識を注いだことで,参加者の意見を細かく掬い上げ,つなげていくことができた。大事なことを聴き落とさないようにすることが大切だ。

②考えすぎて間ができる
 聴くことに意識したことで,何を言いたいのか考えすぎた。その結果,話し合

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「コミュニケーションセミナー」感想

 主催者が始めに言っていた「どうやったら想いが伝わるか。」ということについて,参加者「夢中になってやるとよい(自分軸)」と,「回りを巻き込む」という意見がはしっくりときた。

 自分が夢中になっていることに関しては,自信をもって伝えられる。また,自分の提案が「あなたにとってこんなによいことですよ。」と伝えられると,相手も納得して聞いてくれる。

 自分のコミュニケーションのクセは,「これを言うこと

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歌ってすばらしい!

 今日は『NHKコンクール』の引率でした。

 マスクをしながらでも会場に響き渡る歌声,体を揺らしながら歌う姿,何より楽しんで歌う表情にとても感動し,胸が熱くなりました。
 行き帰りのバスでは,映画『SING』を観ました。最後のコンサートのシーンでは,これまた感動で涙がこぼれました。

 歌の上手さはもちろんですが,「本気」で「歌詞の意味を考えながら」歌うことで思いをのせることができ,聴いている人

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『学校はなぜ退屈で,なぜたいせつなのか』広田照幸(ちくまプリマー新書)を読んで

学校で行う活動で「目的」を常に念頭に置いておかなくてはいけない。

学校の退屈なところは,
①同一の学習過程,宿題
②教師の意図で動かされる

学校の大切なところは,
①友達や教師と直接関わること
②集団生活を学ぶこと

それを踏まえ,
①学ぶことが楽しいと思える授業を行う。(友達との対話)
②学び方を教えて,自ら進んで学習を行う。(自学の充実)
③友達と活動して何かを作り上げていく活動を取り入れ

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