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潤心(柊原のお寺 真宗寺)
2024年5月20日 00:02
このいのちわたしの番 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「このいのちわたしの番」。自分で書いておきながら様々な受け取りや解釈があることと思う。「先祖から繋がれてきた私の代のこの命だ!」という力強い言葉であり、亡き方を偲び「どうぞ安心してください。私は大丈夫です。あなたがそうであったように、私もしっかりと生きていきます…」といった爽やかな宣言みたいな言
2024年1月28日 13:08
真宗に学ぶ以前勤めていたお寺で開催されていた「真宗入門講座」。そのキャッチコピーが「真宗に学ぶ」だった。そしてご講師が「《真宗を学ぶ》ではなくて、《真宗に学ぶ》ということが極めて大事なことなんです」とおっしゃった。ある言葉と出会ったとして、その言葉からどのような心境が開かれてくるのか。その言葉が自己においてどのように実現されているのか。ここにあらゆる学問の力点がある。仏教の学習とは、対象を
2023年2月2日 16:29
【掲示板の言葉】「おかしい」って言ってんじゃない。「かなしい」って言ってんだ仏様にもいろいろおられます。厳しい仏。優しい仏。励ます仏。慰める仏。動き回る仏。ただいる仏。秘密の仏。あきらかな仏。阿弥陀仏にだって色々な顔があります。けど私の帰命(きみょう/信じて敬い順ずること)する阿弥陀仏は、我々のことをみそなわし、おさとしを示す時、「それはおかしい」と言われているのではなく、「
2023年1月1日 17:34
【掲示板の言葉】身体は芭蕉葉に同じ仏教語に、この世のあらゆる事象は実体を持つものではないことを表わす 10 種のものごとを列挙した、「十喩」という言葉がある。「十喩」は 2 バージョンあり、その1つ「維摩経十喩」は「聚沫(水しぶき)・泡・炎・芭蕉・幻・夢・影・響・浮雲・雷」。これらは総じて「身体の仮合」を所説とする。分かりやすく言うと、例えば「芭蕉(バショウ)」はショウガ科の植物
2022年7月21日 02:25
【掲示板の言葉】見えないところでつながりあって生きているのは竹だけではない この言葉は、本願寺派僧侶で教育者の東井義雄(とういよしお)という先生の言葉です。 仏法とはどんな教説か、一言で申せば、「縁(えん)の教え」であります。縁とは物事に「自性」や「本質」というものはなく、他のものごととの関係性の中で、相依り合って存在しているという考えのことです。 お釈迦様は修行者であった頃、
2022年7月18日 17:10
【掲示板の言葉】さて毎月、法語を紹介する当コーナーですが、今回はクイズをしてみました。画像の字は何と読むでしょうか……正解は「ボサツ」と読みます。「菩薩」のくさかんむりを表しているんですね。これは、僧侶が用いる略字で、「抄物書(しょうもつがき)」と言われる字の一種です。他にも、「醍醐(だいご)」を「酉酉」、「懺悔(さんげ)」を「忄忄」、「娑婆(しゃば)」を「女女」と書いた
2022年7月18日 16:34
【掲示板の言葉】 生死は我等の自由に 指定し得るものにあらざるなりこの言葉は近代真宗教学の祖、清澤満之(きよざわまんし)の言葉です。生き死には自分で好きに取り扱える事柄ではありません。自己を超えた自然の催しです。しかし我々はかねて、生死も命もあたかも、自分の権能の中のものだと錯覚しております。授かった「生」に、いつ迎えるかわからない「死」のはずが、かねての我々は、自身の存在その
2022年7月17日 19:06
【掲示板の言葉】見病老死 悟世非常 この言葉は『仏説無量寿経』というお経の一節です。その中の仏伝によると、蝶よ花よと大切に育てられたお釈迦様は、物心つくまで病人・老人・死人を見ることなく育ってきました。ある時、お釈迦様は病人・老人・死人を初めて目の当たりにし、”世の非常を悟る”、即ち、世間はうつろいゆくものであることを痛感しました。それはまた同時に、初めて自身の人生上に、病・老・死の苦しみ
2022年7月16日 21:35
【掲示板の言葉】A.法事や法要は不要不急ですか?Q.必要不急の時間ですコロナ渦中、ニュースでは「不要不急の外出を控えてください」と繰り返し伝えています。では仏事は不要不急のものに該当するのでしょうか。仏事には故人を偲ぶと共に、その時間をご縁として、自身の人生を内省するという大事な意味があります。しかし、いろいろな事情もあるでしょう。「コロナで帰省できず法事ができない」「経済的理由で
2022年7月16日 01:24
【掲示板の言葉】信・不信、ともに、仏法を心に入れて、聴聞申すべきなり。これは『蓮如上人御一代記聞書』という書物の言葉です。仏法聴聞の心得として、信じられようが、信じられまいが、また、信じて安らかな気持ちを既にいただいてようが、まだ救われていないと感じてようが、とにかく聞くことに徹しなさい。と教えられています。 我々は普段、信じるに値するものや、信頼できると思う人から発せられる言葉に耳を
2022年7月16日 01:14
【掲示板の言葉】暑さも寒さも彼岸まで南無阿弥陀仏はいつまでもこの語は浄土宗の僧 吉田武士師の言葉です。春分の日は太陽黄経0度の日。つまり、昼間の時間と夜の時間がほぼ半分ずつの日です。 昔の人は、この日の真西に沈む太陽を見ながら、西にあるという阿弥陀仏の国、極楽浄土を心に掛けてお念仏申したのでした。お彼岸は季節の変わり目です。肌で感じる「暑い/寒い」という感覚も、徐々に和らいで過ごしや
2022年7月14日 13:23
とりあえず、今日は掲示板の記事に関しては2つアップするつもりです。あんまりどしどしアップしても何だかしつこい気がするから…【掲示板の言葉】急がずに 力ゆるめず ひとつずつ 春の彼岸の 佛具を磨くこの短歌は鹿児島別院(べついん/本山に準じるものとして他の地域に設けられた寺院のこと)のお庭にある石碑に刻まれている歌で、詠み人は別院のご門徒の上釜守善さん、揮毫は南九州市