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お寺の掲示板 【No.8/柊原のお寺・真宗寺/2021.9月】
【掲示板の言葉】
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82897342/picture_pc_8ca25882a5dde0fab3d6086582b93374.png?width=800)
さて毎月、法語を紹介する当コーナーですが、今回はクイズをしてみました。画像の字は何と読むでしょうか……
正解は「ボサツ」と読みます。
「菩薩」のくさかんむりを表しているんですね。
これは、僧侶が用いる略字で、「抄物書(しょうもつがき)」と言われる字の一種です。
他にも、「醍醐(だいご)」を「酉酉」、
「懺悔(さんげ)」を「忄忄」、
「娑婆(しゃば)」を「女女」と書いたりします。
※正確には、「酉酉」のように2文字ではなく、ギュッとして1文字にまとまっています。フォントにそんな文字がないので、手書きで失礼します↓
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82899066/picture_pc_a202eedd8148171434ff36c68af0333e.jpg?width=800)
ちょっと書きミスしちゃいました💦
これらは僧侶が勉強の際、画数の多い漢字を書くのが大変なので、時間短縮のために生み出した文字たちです。あとはこんなものも↓↓↓
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82899146/picture_pc_3977c2fb6f37aa65eba4288516ead2ac.jpg?width=800)
※「縁覚」とは、自ら独りで悟り、他に教えを説こうとしない孤高の聖者のことです。
ちなみに、私が仏教をまなぶ学生だった時、みんな「親鸞」と書くのが大変で「S」と書いていました。親鸞聖人は日本史に出てくる人物で、最小文字数で最大画数の人物ではないでしょうか…
また、「親鸞聖人」なら「SS」、『真宗聖典』は『SS』、『親鸞聖人のご生涯』という本は『SSS』と呼ばれてました。
抄物書の現代バージョンといったところでしょうか…( *´艸`)
『SSG』じゃないのは、せっかくだから「S」で揃えて、大当たりにしたかったのかなぁ………
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