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ご自愛ください #1_備忘録を書き始めます

何を記録しようか

お風呂に入ったり歯を磨いたり、あたりまえに出来る人もいれば様々な理由でそうではない方もいると思います。私は忙しさを理由に、自身のケアともいえる日常習慣を疎かにしてしまいがちでした。それに気づいたのは勤続10年目に精神的に体調を崩したことがきっかけです。そこで休養・ペースダウンしている現在、あたりまえの習慣を身に着けようと、その試行錯誤の過程を記録していきたいと思います。




過去の私

休養前の私の生活は以下の通り。

  • 目が覚めると悪夢で既にどっと疲れている

  • いくつか掛けているアラームでは起きずに、仕事のあれやこれやを思い出し憂鬱な気分で布団の中でグダグダする

  • 始業にギリギリ間に合う電車に乗るために家を出る30分前にやっと起床

  • 前日お風呂に入らないまま寝落ちしてしまっていたので、急いでシャワーを済ます

  • コンタクトは2weekでつけっぱなしだけど使用感に問題なく見えているからそのまんま

  • 歯を適当に磨き、髪を大体乾かして、ニキビ跡を隠すためにファンデーションを塗る

  • 鞄の中身を確かめずにバタバタと玄関へ

  • 靴を履いたところで、携帯を持っていないことに気づき部屋に戻る

  • 昨日の飲みかけ食べかけが残るテーブルやぐちゃぐちゃの掛け布団を探し、充電が残り20%ぐらいの携帯をつかんで家を出る

  • 電車では興味のないネット記事を読んで時間潰し

  • 出勤前にコーヒーショップで大きいサイズのドリップコーヒーを買う

  • 会社の自分のロッカーは後で整理しようと思っている書類で半分埋まっている

  • 周りの休憩の気配に気づき、近くの売店に昼食を買いに行く

  • 買い出しから戻ってくると、PC画面に未読メールが増えているのが目に入り、食べつつ仕事を再開してしまう(または昼食を食べ損ねる)

  • 深夜残業になる前にPCが強制的にシャットダウンされ、帰途に就く

  • 電車に乗っている間も仕事の問題や嫌なことがずっと頭を回り続ける

  • 最寄りのコンビニにより、欲望のまま過剰な量の食べ物と酒を買う(もしくはデリバリー)

  • メイク落としシートで顔を拭き、朝に脱いだ寝間着に着替えて晩酌を始める

  • バラエティ番組やYoutubeをザッピング

  • 大量の飲酒により、ソファーで寝落ちる

  • 早朝3時ごろに体の痛さと喉の渇きに目を覚まし、水を飲んでベッドに移動

  • 休日は昼過ぎに起きて最低限の家事をするだけ

  • 外出などはする気が起きず、生活を良くしてくれそうなモノをポチる

  • 何もやることがないから、何もやりたくないから、頭の中に浮かんでくる仕事の嫌なことを考えたくなくて、明るいうちから飲み始めて…

いかがでしょうか・・・。
文章に書きだすとなかなか酷い生活だということに気づきます。しかしながら、当時の私はこの状態がおかしいと思っていませんでした。「忙しい社会人ならこのくらい普通だよね、まあちょっと酒は飲みすぎだと思うけど、酒に強い家系だからこんなもん。」という感覚です。
何なら、仕事はしていたので「順調に昇進して社会的にうまくいっている。私はまっとうに生きている。」と感じていました。

「ゆっくり休んで、好きなことをして過ごしてください。」ってどうするの?

これは、体調を崩し働けなくなった私がクリニックに掛かって医師から言われた言葉です。診断書を出されて休職することになったのですが、ゆっくり休むということを理解できませんでした。

休職はじめの私の頭の中は、
残業規制が始まる以前100時間超残業しているときと比べたら最近は全然労働時間は少ないし、ポジションが上がった今は仕事は前と比べて性格に合っていると思う。次から次へ仕事のことが頭に浮かんできてしまうのは、責任を伴うポジションだしそれだけレベルの高い仕事をしているのだから致し方ない。なんだかんだ考えてしまっているのだから結局は私は仕事が好きなのだと思っていたのに。上司・同僚・後輩達はみんないい人達だし、私は何でこんな状態になってしまったんだろう。ストレスが原因で体と心が悲鳴を上げているというけれども、物事の考え方・受け止め方の技量をちゃんと身に着けていればこんなことには…努力がまだ足りないのだろうか。自分はポジションに見合わない人間だったのだろうか。欠陥品だとばれてしまった…
普通の人間のふりをして生きてきた代償を払わなければ。
早く直さなきゃ。仕事のことは忘れてって、どうやって?
好きなことって何?何もしたくない。
友達と会ったら?家族のところに帰った休んだら?って、簡単なことのように言われても…

落ち着いた今、振り返ってみると

以前の生活は体も心も全くケアをしていない状態でした。
リフレッシュのつもりだった飲酒も、過度な量のため肝臓を酷使し睡眠の質を下げる。生活の送り方は無計画で忙しなく、心が緊張したまま。
忙しさの中に押し殺し鈍くなった感覚では自分の状態を把握することができず、さらに自分自身を蔑ろにする負の循環。
そんな10年間の社会人生活で染みついてしまった悪習慣を、ひとつずつ、ほぐして整えていきたいと思います。
その試行錯誤の過程を記録することで自分を客観的に観察するための足掛かりとし、また、誰かの小さな気づきとなれたら幸いです。

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