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ネットで変なひとや悪いひとに出会っても、被害を出さないようにするためにできること

ネットには変なひとがある程度いる

正直、変人を発掘したいならリアルの世界よりもネットのほうがいる。それは「変わったひと」といういい意味でとらえられるひともいれば、逆に被害を及ぼすような悪いひとの可能性もある。

この記事での「変なひと」というのは、「悪いひと」と同義だ。

あなたからお金なり時間なりからだ(性的関係)なり情報なりを奪うためだけに近づいてくるきもいひともたくさんいる。

だから、ネットは安全な場所ではないし、ちゃんと気を付けたほうがいい。逆にちゃんと気を付けていれば、変なひとに出会っても、被害を出さなかったり、あるいは最低限の被害で済んだりする場合もある。

実際に見聞きしたネットで出会った悪いひとたちの例

二次被害を防ぐため、重要でないところはすこしだけ変更してある。

ネットで聞いた被害や、友人から聞いたものなど、出典はいろいろある。

  1. いわゆる「大学垢(インスタ)」で、大学の名前、本名フルネーム、鮮明に顔が見える顔写真、学年、学部をすべて書いた公開プロフィールを持っていた友人が、中年のおっさんにネトスト(ネットストーキング)されて、アルバイト先にも訪れるなど、警察に相談するレベルの被害を出している

  2. 割と有名なマッチングアプリで、1週間くらい話していて信頼していた相手から、突然「会いたい」と言われ、片道3時間かけ、大事な予定をキャンセルしてまで行ったのに、そこに相手はいなかった。当日の朝にブロックされていた。住んでいる市の名前(例; 大阪府豊中市の阪大の近く、などかなり詳細情報)と良く行く居酒屋を教えていたので、後日そこでストーカー被害に遭った

  3. 同じ大学のひとたちが集まるLINEのグループチャット(いわゆる #春から○○大 のタグで知り合った学生が入っている)で、100人くらいいるところで、10人くらいからネットリンチを受けている。発言は無視され、中学時代に喫煙していたという過去の歴史をひたすら突っ込まれ、個人情報はすべてそのグループで共有され、とにかく笑いものにされ、一部からは深夜にコンビニ前に呼び出され、暴力を受けている

  4. 同い年の女の子だと聞いていたので、2週間くらいDiscordで仲良くしてから会いに行った。土地勘のない知らないところが相手の地元だったので、そこに行ったのだが、それで相手は女性ではなく、10歳上の女装が趣味の男性だとわかり(顔写真を何枚も載せていて、女性だと完全に信頼してしまっていた)、性暴力を受けた

  5. Twitterで、仲良くなった1歳年上の男性から、顔写真を送ってほしいと言われ、その瞬間に自撮りして送ったところ、援助交際をしているグループにばらまかれ、澄んでいる場所も相手に把握されていたため、しばらく最寄り駅前で付きまといされた。なお、顔写真を送ったらその瞬間に「お前不細工やん」と言われ即ブロックされているので連絡はとれなくなっている

  6. 大学垢で、共通のフォロワーがいるひとから突然非公開アカウントにフォロー申請が来た。共通のフォロワーが15人いたので承認して、普通に会話していた。「コンビニでバイトしている」という話になり、バイト先を教えたところ、毎日そこに行ってチロルチョコを買う変なおじさんがいるようになった。「○○ちゃんから買いたいんです」とそのおじさんは言うのだが、その「○○ちゃん」というあだ名は、インスタに載せていたものと同じ。わかったこととして、その突然来たフォロー申請の相手がそのひとだとわかり、バイトを辞めざるをえなかった

  7. マッチングアプリで、会いに行ったら初対面で1人2万円する居酒屋に連れていかれ(車に乗っていたし、周辺にほかにお店はなかったし、夜9時だったし、最寄駅からは徒歩1時間かかる距離だったから逃げられなかった)、そこで2万5000円を払うはめになった。相手は「近所のカフェに行こう」と言っていたので、だまされた。なお、そのお店はその友人が経営しているものだったため、彼にとってはよい宣伝になったし、いいカモだった。いわゆるぼったくりバーの一種。たいしたものは頼んでいないし、とにかく不味かった

ネットでいますぐできる対策

具体的にできる対策を、ここから書いていこうと思う。

女性だから、若いからといった理由は関係なく、誰にでも起きることだ。

この例はいずれも20代の女性という被害者の特徴があるが、それだけが被害者の属性ではない。

対策1: 本名をネットに載せない

Facebookは本名で登録しないといけないわけではない。

たとえば「ほのか@留学を夢見る大学生」ではいけないが、たとえば「プリン アラモード」とか、苗字と名前という形式になっていればいい。

怪しまれるので、無難なのは、実在しそうな名前を使っておくことだろう。

たとえば、「斎藤みのり」みたいな。

Facebook以外のアプリは、本名である必要もそもそもない。

だから、リアルのひとにもわかるようなあだ名とか、名前だけとか、漢字表記を変えるとか、漢字を平仮名にするとか、いろいろ対策ができる。

対策2: 大学名を載せない

同じ大学の学生であるというのは、共通のフォロワーがいればだいたい見当がつく。

だから、たとえば「ICU」みたいな、よく知られた略称だけでもいい。

また、学年も載せなくていいことが多い。聞かれたら個別でDMで答えたらいい。

学部の名前が特殊だと、特定されたりする。名前も略称を使うといい。あるいは書かなくてもいい。

対策3: 顔写真を載せない。簡単に相手に送らない。

顔写真というのは、「私はこの地域に住んでいるこういう顔をしているものです」と自己紹介しているようなものだ。

とくにマッチングアプリでは、男は理由をつけて顔写真を要求するらしいが、その場合大概知り合った日に送れと言われたりするなど、せかされるという。目的は大概その写真を見て自慰行為をするか、あるいは特定してストーキングするかの2択だと思う。せかされなかった場合はすこし安心してもいい。

どうしても送るときには、対策が2つある。

ひとつは、相手をあんまり信頼できない場合には、マイナーなAV女優の写真を送ってごまかすということ。

もうひとつは、画質を限界まで落とすということ。鮮明な画像にはいいことがない。

対策4: 最寄り駅を特定されないようにする

駅前でストーカー被害に遭うという実例は割とあるらしい。

だから、「大阪の下のほうに住んでます」くらいにぼかしておいたほうがいい。

なんなら、「関西です」でもいい。

言わなくて済むなら、そもそも言わなくてもいい。

駅前の特徴がある居酒屋の写真をあげるのも割とやめたほうがいい。

あとは、SNSの特性にもよるが、それをでっちあげてしまうことだってできる。現に、京都が好きだけれど実際は名古屋に住んでいるひとが、よく京都に行くからと、京都在住を名乗っていて、たくさん写真も上げているが、それはすべて旅行で訪れたものだという。そういうごまかしも全然できてしまう。

対策5: SNSをやらない

いちばん簡単なのは、SNSを辞めてしまうことだ。

それがいろいろな事情で厳しいのなら、使うSNSを制限するのもいい。

たとえば、私はショート動画というものが苦手なので(見るのも撮るのも)、TikTokをやっていない。つまり、TikTokでなんらかのトラブルを受けても、私はアカウントを持っていないので、無縁でいられる。

たとえば、私は既にいい出会いを持てているので、マッチングアプリを一切やっていない。マッチングアプリ経由のストーカー被害は結構話を聞くので、いい印象がない。

そのように、使うSNSを制限することは大切なことだと思う。

まとめ: 治安の悪いSNSやその界隈には近づかない

実際、旅行者によくこのようなアドバイスがある。

地名は出しているが、その地域を悪く言うつもりはない。

「西成区は危ないから行くな」

「道頓堀での客引きに気をつけろ」

「京都の観光地はぼったくりが多いから関わるな」

それは、SNSにも言えることだと思う。

「TikTokはいじめの温床だから、使わないほうがいい」

「マッチングアプリは、ストーカーにとって最高の場所だから、関わるな」

つまり、近づかないほうがいい地区があるように、近づかないほうがいいSNSというものもある。

たとえば、Twitterでは、出羽守界隈というところがあって、彼らはいつも日本のあることないことについて悪口を言って、日本は嫌だ、海外はいいと言っている。

その近くあるのがポカ女界隈で、「白人さん」「ヨーロッパ」「アメリカ」に強い憧れを抱くため、簡単に気を許して性的な関係になったり、あるいは「日本の男なんてダメ」とか簡単に言ったりする。

その治安は最悪なので、近寄らないほうがいい。好きならいいが、私は好きじゃないので。

また、大学垢というのもトラブルしか聞かないので、持っていない。

犯罪が起きてもそれはあなただけのせいではないが、防ぐことができるものもある

SNSは理想郷じゃない。

いいひとも当然いるし、助けてもらえることもたくさんある。

ただ、悪いひともいるし、いいひとの格好をした悪いひともいるし、治安が悪いところも実際にある。

だから、不要な個人情報を出さないこと、個人情報をさらすことに抵抗を持つことで、防げるものもある。

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