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深読み

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少し考えた時の記録です。回顧、反省なども。 他には、クリヤヨーガ、インド占星術、ヴェーダに関することも。
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2021年4月の記事一覧

深読み:インドの怖い女神

深読み:インドの怖い女神

インドには恐るべき女神カーリーがいます。ある説によれば、女神ドゥルガーがアスラの軍と戦ったとき、怒りによって黒く染まった女神の額から出現し、アスラを殺戮したとされます。勝利に酔ったカーリーが踊り始めると、そのあまりの激しさに大地が粉々に砕けそうだったので、夫のシヴァ神がその足元に横たわり、衝撃を弱めました。横たわるシヴァの腹を踏みつけて、ペロリと長い舌を出したカーリーの姿を絵や像が、インドでは見ら

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深読み:井戸の底

深読み:井戸の底

前にも漠然と書いたかもしれませんが、ドラマ「シャーロック」と村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」は深いところで共通点があるように思います。
「シャーロック」ではシャーロック・ホームズ自身が過去の記憶に蓋をしてしまっていた事件「赤ひげ」を自分自身で解決することが最終的な仕事です。少々、荒治療ではありますが。幼き頃の友人「赤ひげ」少年を失ったことと、現在の相棒ワトソンが重なり合います。水の入った井戸の底

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深読み:たけのこ掘りに思う

深読み:たけのこ掘りに思う

春なので、たけのこ掘りをしました。昨年まではイノシシが数頭いたらしく、たけのこの収穫量が激減していました。今年は、土地の所有者が協力してイノシシの駆除したらしく、タケノコへの影響がなく、豊作です。
大阪で環境保全の勉強をしていたとき、農作物に害を与える動物の駆除はすべきでないと考えたこともありました。
孟宗竹自体が、害のある植物で、日本本来の広葉樹林の生態系を脅かしているとも言われます。日本の里山

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音楽:ハーブとガーデニング

音楽:ハーブとガーデニング

ガーデニングが流行っているそうです。確かにホームセンターに行ってみると、苗木と花の園芸のコーナーが賑わっています。
僕も昔からガーデニングが好きです。料理に使えることからハーブを育てています。ハーブにもいろいろあって、ミント類はとても育てやすいのですが、放っておくと雑草化し、他の植物の生育を脅かします。バジルやホーリーバジルは良い香りがするのですが、一年生で、秋になると枯れてしまい、なんとも言えず

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深読み:高速道路

カーナビが高速道路のことを
Motorway(モーターウェイ)と言っていました。これはイギリス英語?と思いました。

深読み:静慮

禅の冊子の中に、「静慮」という難しい言葉を見つけました。「じょうりょ」と読むそうです。「しずかに自己をみつめる」ことです。

映像、音、香り、味、言葉、情報などには本来、良いも悪いもなく、人間の身体の感覚器官が受け止めています。すべての刺激は、人生で初めてのはずです。脳は記憶や過去の経験から、また同じ刺激であったり、良い刺激、悪い刺激といった先入観や同一視をしてしまいがちです。ジャッジ(判断・判定

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深読み:三日月に鹿

深読み:三日月に鹿

先週の土曜日に、兵庫県加西市住吉神社の春季例大祭、通称、「北条節句祭り」の神事を拝見しました。その際に氏子南町の屋台を拝見しました。

紺色の布団屋根に水色の天幕が特徴です。前後の梵天は翼を広げた一対の荒鷲が中央の兎を狙い、左右の脇梵天は、金綱の締め隠しとして「満月に鶴」「三日月に鹿」を配した扇が取り付けられています。

目を引いたのが、金の扇の上の「三日月に鹿」です。その由来については、未調査で

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深読み:自分が住む地域の伝統的文化

深読み:自分が住む地域の伝統的文化

「自分が育ち、住んでいる地域の伝統文化をよく理解しなさい」

こういう声がどこからか聞こえてきた気がしたのが、昨年の2月くらいのことです。

また、

「地域の文化を次世代に伝えることは大切なことです」

とも聞こえてきました。

そう思って作ったのが、播磨祭礼記(ハリフェス)のサイトです。写真・動画撮影、神社拝観、文書など、基本、自力で行いました。参考にするサイトもありましたし、知識のある友人と

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深読み:座禅会

深読み:座禅会

12、3年ぶりくらいにお寺で座禅をしました。夕方に1時間程度座りました。座禅堂の中は耳が痛くなるほどの静寂でした。
12、3年前は京都の伏見区にある曹洞宗のお寺での座禅会に参加していました。確か、宝福寺だったと思います。今回も曹洞宗のお寺です。当時は、仕事をしながら、博士論文を書いていたため、精神的にもかなり追い詰められており、気分転換というとあれですが、気持ちを整えるために通っていました。みんな

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