マガジンのカバー画像

うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)

49
これは私の実体験に基づく観察日記、実験記録です、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思い。書き綴ります。 うつ病発症より10年で寛解し、今年で寛解後2年を超えました。 記事も…
運営しているクリエイター

#会社に行きたくない

うつとのつきあい方(34)何でもオープンに話せる人が必要だが

うつとのつきあい方(34)何でもオープンに話せる人が必要だが

この病気、今では結構あちこちで聞くようになり、一般化されてきました。一昔前までは精神病と同じジャンルで周りから相当「引いた」目で見られていたと思います。今でも一部この病気に理解のない人から、特に仕事関係では「難点あり」とされています。

そういうこともあり、自分の機微なものに対しては話す人を選ばなければなりません。

ここでのポイントは自分の話すことを素直に受け止め、バイアスを掛けずに理解してもら

もっとみる
うつとのつきあい方(33)苦しい時は神頼み

うつとのつきあい方(33)苦しい時は神頼み

近くに森林浴するところが無いといった方は神社を探してみまししょう。
境内に入ると外界と違った空気感があり、非日常感を感じることができます。

人気のない神社ならなおさらです。

少し症状が良くなってきたとき、近所を散歩する習慣ができました。いつもは通らない一本横の知らない住宅街を歩いてみたりしました。

散歩するようになってから気づいたのですが、一定の区間ごとに神社があります。有名な神社なら初詣や

もっとみる
うつとのつきあい方(32)五月病にかかったら?

うつとのつきあい方(32)五月病にかかったら?

連休も明け、学校や仕事が通常通りに進み出している時期かと思います。
相変わらずコロナの影響で行動が制限され、思うようにストレス解消できない日々がまだまだ続きそうです。

例年この時期は4月の急激な環境の変化に体がなれた頃にGWに入り、前の状態に戻ろうととしたところに連休が明け、再び新しい環境で生活するという、心身ともに「右往左往した状態」になっているのではないでしょうか。

この状態が不調を引き起

もっとみる
うつとのつきあい方(31)長期休暇明けの乗り超え方

うつとのつきあい方(31)長期休暇明けの乗り超え方

若かりし時、日曜日の午後になるとだんだん憂鬱になっていく自分がいました。
俗にいうサザエさんシンドロームというやつです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%82%A8%E3%81%95%E3%82%93%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

明日から~せねばならない事が押し寄せることに絶望感を感じてしまうことが

もっとみる
うつとのつきあい方(30)繊細な人ほどかかりやすいのか?

うつとのつきあい方(30)繊細な人ほどかかりやすいのか?

貴方の性格は繊細で共感しやすい方ですか?該当するかも?と感じている人はうつ病にかかりやすいかもしれません。

普通の人より少し繊細で感情移入いやすい、他人の諍いを聞くだけも動揺したり、TVのドッキリやドラマの中でやり込める場面が苦手の人はHSPかもしれません。
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・セ

もっとみる
うつとのつきあい方(29)嗜好で状態がわかる方法

うつとのつきあい方(29)嗜好で状態がわかる方法

うつ状態はむだな考え方に脳のエネルギーを費やすことにより、絶えず栄養不足となります。手っ取り早く摂取したいため、甘い物が欲しくなります。この甘い物が欲しくなるというのが私にとって一つの状態を知る方法になります。当時はちょうどストレスと戦うチョコレートが新発売されていたこともありちょっとしたブームでした。

会社の売店で買ってよく食べていましたが、これでは間に合わず大量に買い込んで会社に持ち込んでい

もっとみる
うつとのつきあい方(28)眠気を覚ます効果的なやり方

うつとのつきあい方(28)眠気を覚ます効果的なやり方

薬を飲み始めても治まるはずと思っていた眠気は一向に解消されることがありませんでした。
仕事中にうつらうつらしてしまうとそれだけ周りの心象も悪くなります。私の場合、半ば公言していましたので、注意されることはありませんでしたが。
仕事を続けていくうちは完全に疲労は取れないということはわかっていながらも、こうなってしまう自分自身は気持ちのいいものではありません。

だからといって、長期休暇を取り、疲労を

もっとみる
うつとのつきあい方(27)何もせずとも疲れるのはなぜ?

うつとのつきあい方(27)何もせずとも疲れるのはなぜ?

病気になって、服薬を開始し、それなりに生活を制限するようになりました。極力なにもしない休日も作りましたがなぜか疲れは取れません。
元々蓄積していた疲れを徐々に取り除くことが始まっているのかなとうっすら認識してはいたのですが、症状が酷くなった時に気づいたことがありました。

それは「人は通常の生活でも常に選択を迫られている」ということです。朝は何時に起きたほうが良いか?

服はどれを着たほうが良いか

もっとみる
うつとのつきあい方(26)眠気について

うつとのつきあい方(26)眠気について

この病気が発覚する前から眠気にはすごく弱いほうで学生時だから授業中に寝ていたタイプでした。
社会人になってからも興味のない話になると頭の情報インプットが遮断してスリープモードになってしまうので自分でも厄介だなと感じていました。会議中でもよく先輩に足を蹴られていました(笑)

どこでも寝られるというのはある種特技にはなりますが、それも時と場所を選びます。

異常じゃないか?と感じたのはちょっとした空

もっとみる
うつとのつきあい方(25)病院でもらった薬の話

うつとのつきあい方(25)病院でもらった薬の話

私が病院でもらった薬を紹介します。

■パキシル
寝る間に服薬
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の一種
速攻性があり、劇的に効きました。ネガティブな思考が元からなかったようなすごく自然な効き方です。ただし効果が強いゆえに減薬の副作用ががきついです。副作用についての経験はまた後日。
この薬は個人差があるようです。私は合っていたのか、みるみるうちに症状が良化しました。
https://ww

もっとみる
うつとのつきあい方(24)神経質になってはいけない理由

うつとのつきあい方(24)神経質になってはいけない理由

うつ病が判明し、診察してもらい服薬を始め、最初は劇的な良化方向に変化していく自分にびっくりしました。この調子で行くと数カ月後には健康体に戻るのでは?とさえ思ったほどです。

ところが、症状の良化はだんだん緩やかになり、薬を飲んでいても悪化するという日が目立ってきました。この病気は個人差がありますが一気に良化すると揺り戻しがあるようです。

持田製薬株式会社うつばんネットより(https://www

もっとみる
うつとのつきあい方(23)この病気を一発で治す方法

うつとのつきあい方(23)この病気を一発で治す方法

一時期「うつ病」はこころの風邪。という言葉よく見かけました。
こころが風邪をひくのだから薬飲んで安静にすればすぐ治るというイメージを抱かれる方が多いと思います。このイメージを持ったまま、治療にあたると間違いを犯します。

それは、薬を飲んだが一向に良くならない、とか飲んだのに悪化しているとか、一時期よくなって薬の量を減らしてしまうとか。罹患した人のブログをよく見かけます。
知り合いに罹患した方がお

もっとみる
うつとのつきあい方(19)頼るべきは産業医

うつとのつきあい方(19)頼るべきは産業医

あなたが会社員であれば、調子が悪くなったり、普段の生活に対し明らかに気力が萎えたり、何事にも興味がなくなったら、まずは産業医に相談することをお勧めします。

上司や労働組合(あればの場合)に相談しても明確な回答は出ません。かれらはプロでは無いため相談されても困惑するだけです。

また相談しても即時の環境の改善にはつながらず、報復人事される恐れもあります。問題は周りの環境より相談する個人にあるとみな

もっとみる
うつとのつきあい方(8)トリガー
 鬱積したものが表面化した。睡眠障害と「うつ」

うつとのつきあい方(8)トリガー  鬱積したものが表面化した。睡眠障害と「うつ」

最近になってわかったことなのですが、自分の性格はちょっとしたことに
こだわりをもち、一旦思い込んだらなかなかそこから脱却できなくいつまでも悩んでしまうという癖があります。
やらないといけないことを最後まで後回しにしておしりに火がつくまで行動を起こさないのですが、行動に行き着くまで何故か「やらないとなー」と思ってくよくよしてしまうようです。

傍から見るとすごくネガティブな時間の使い方でもっとも非効

もっとみる