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うつとのつきあい方(24)神経質になってはいけない理由

うつ病が判明し、診察してもらい服薬を始め、最初は劇的な良化方向に変化していく自分にびっくりしました。この調子で行くと数カ月後には健康体に戻るのでは?とさえ思ったほどです。

ところが、症状の良化はだんだん緩やかになり、薬を飲んでいても悪化するという日が目立ってきました。この病気は個人差がありますが一気に良化すると揺り戻しがあるようです。

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持田製薬株式会社うつばんネットより(https://www.utuban.net/self/04/03.html)

揺り戻しが大きいと不安になり、薬が足りないのではないか?と思うことが多々ありました。私が受けた精神科の診察は月に1回であり、追加診察してもらうか悩んだ時もありました。しかし2、3日たつと悪化した状態からもとに戻るのです。診察時、先生に相談すると悪化が来月まで続くようなら薬の量を増やそうかと何度もやり取りした経験があります。

私は5年ほど掛けゆっくり良化していったのですが、転勤となり新しい上司との折が合わなかったため、数ヶ月で元の状態に戻ってしまいました。その時は数ヶ月様子を見たあと服薬量を増やしてもらいました。

当時は賽の河原にいるような感覚になりましたが、開き直り、ゼロリセットで自分自身を観察するようにもなりました。心身に良いものを積み重ねようと考え初めたのもこの頃からです。

一時期の感情や時流に振り回されず、少しずつ積み重ねれば一番悪かったときよりは必ず良化しています。薬だけに頼ると効き方にムラがあるため神経質になりがちです。薬が効かなくても「こういう調子の悪い日もある」ぐらい、いい加減に受け止めましょう。

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