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共感力ある職場を作りたい

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#自分にとって大切なこと

共感力のある職場を作りたい#4〜「昔は良かった」前提で考えるマネージャー

共感力のある職場を作りたい#4〜「昔は良かった」前提で考えるマネージャー

このシリーズで、私の受け持っている課の「共感力」を上げるべく会話を始めたことをご紹介しています。

前回記事です。

毎週1時間ほど時間をとって進めているのですが、そんな折、上司から呼ばれ、ある資料を見せられました。

「うちのチームでもこういうのを作れないかな?」

といって見せられた資料は「計画業務振り返り」というタイトルで、作成者は「職制メンバー」とありました。

私の所属する組織には大きく

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共感力のあるチームを作りたい#3〜いい職場の価値観、押し付けてませんか?

共感力のあるチームを作りたい#3〜いい職場の価値観、押し付けてませんか?

私が受け持っている課の組織力と個人能力の向上のために、今、「共感力を上げる」というキーワードで課の中の会話をしています。

今まで2回、記事を書かせていただいています。

前回分です。

チームとして力を上げていくために「共感力」を上げたい。そのために、話し合うときは、一人一人が「メンバーに共感させる」と思う前に、「メンバーが話していることに共感する努力をしよう」と伝えました。

私の会社で、年2

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どれだけ悪い情報が集まるかが自分の仕事を測るバロメーター。

前回、部下が仕事で不安を感じている、というモヤモヤを話してくれた時のことを記しました。

これは、別の職制は正論を言いがちなために、不安があっても丸め込まれると思って打ち明けられず、私に話してくれたというエピソードで、その理由を私が普段心掛けている以下の点がポイントではないかと考えました。

1.とりあえず話を遮らず最後まで聴くということ
2.正論は言わないこと(そんなの言われなくてもわかってるか

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部下がモヤモヤを打ち明けてくれた話。

私が受け持っている課が所属している組織にはもう一つの課があります。

つまり私のチームと並列でもう一つのチームがあります。よって、組織としてみると、職制は次長、隣の課長、私という3名になっています。

我々は課が分かれているものの、同じ事業企画という業務の中で役割を分担しているので、基本的に同じ最終アウトプットに向けて連携しています。よって、チームメンバーも2つの課をまたいで業務の変更を行うことが

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叩き台を出す勇気に惜しみない拍手を。

叩き台を出す勇気に惜しみない拍手を。

私は今のチームで課長をする前、海外ビジネスを司るチームにいました。
このチームは地域ごとに担当が分かれていて、各地域一人ずつでした。即ち、私は一人で担当地域を持ち、海外子会社とやりとりをしてきました。
これはどう言うことかと言うと、自分はチームに属していない、と言うことになります。後輩も部下もいませんでした。上司はいますが、全地域の統括という立場なので、同じチームかと言うとちょっと違うところがあり

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失敗したプロジェクトの次にいい仕事をするために。

今までさまざまな製品の企画を担当してきましたが、失敗したものもありました。
失敗というのは、この場合は原価が高くなり赤字になってしまうものを示します。

製品開発には3年くらいかかりますが、私はある製品の量産まであと1年というところで担当になりました。

その製品はコストダウン製品として期待が高く、特別にプロジェクトチームが結成されてきました。

勿論、定期的に役員報告が実施されてきました。試作段

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