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#361 目線の先に、飛んでいく。

むかーし読んだ本の一節をふと思い出して、メモ。


1、ハンググライダーのレッスンで。

今となってはどの本か思い出せないのですが、節目節目で思い出す、昔読んだ本の一節があります。

前後関係もすっかり抜け落ちているのですが、著者がハンググライダーのレッスンの初回、座学の講義を受けた際の一番最初の講師の以下のような言葉です。

「最初に最も大事なことを伝えます。これから話すこと全てを忘れたとしても、これだけは覚えていてください。ハンググライダーは見ているところに飛んでいきます。つまり、目線の先に飛んでいくのです。」


2、目線の先に飛んでいく。

もう30年近く前(!?)ですが、自動車教習所に通いました。
左側にどれくらいのスペースがあるか、ぶつからないか、不安で不安で、ボンネットのどの辺に白線が来るかばかり気にして(つまり、ボンネットの先端を見つめている状態)運転していました。

その度に、「目線!目線!前!前!」と教官に注意された記憶と相まって、「目線の先に飛んでいく」というこのフレーズが、とても印象に残ったのです。

その後、仕事やプライベートで、困難な状況や迷いが生じたときに、思い出すフレーズになっています。

よく、目標やゴールが大事、と言われます。
仕事ではその通りだと思います。

一方で、人生においての目標やゴールと言われると、私にはよくわかりません。

あえて言えば、体と心とお金、3つの健康が揃った状態でいることが目標、でしょうか。

そんな私ですが、節目節目で自分に問いかけるのは、「今、自分の目線はどこに向いているだろうか?」という質問です。

なぜなら、「目線の先に飛んでいく」からです。


3、まとめ

いかがでしたでしょうか?

☑️「目線の先に飛んでいく」というのは、「今」を出発点とする考え方です。
☑️「目標やゴール」というのは、あるべき「未来」から、「今」とのギャップを洗い出し、そのギャップをどう埋めるか、という考え方です。

つまり、前者は「今」を肯定、少なくとも所与のものとして捉えます。
しかし、後者は「今」を否定、少なくとも足りないものがあるものとして捉えます。

という、私の個人的な、考え、でした。


私は、「今」を否定して、あるべき「未来」へ向かって努力する、というのがあまり得意ではありません。怠け者なので…

自分ぐらい「今」の自分の良い点もイマイチいけてない点も含めて認めてあげて、
自分A:「今、どの辺見てんの?」
自分B:「あの辺。」
自分A:「へぇ〜そーなんだぁ。面白そうだねぇ。」
という会話、してもいいのではないでしょうか?


最後までお読みいただきありがとうございました。

なんじゃそりゃ、という感じだったかもしれませんが、ご容赦ください。

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