マガジンのカバー画像

アタックの抜粋

48
アタックというマガジンとういか、自分がおもいついた事を発表する私発信媒体とういシリーズをやっていて、大体が詩を書いてコピーしてホッチキスでとじて友達に送ったり、おいてくれるとこに… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

あと何回

あと何回

いやっほぅ海だぁ
いや、それは海じゃあないよ
涙だよ
いい涙だよ
ほら こんばんはしてごらんなさい
移り変わってゆくよ全てが
ほら遅い春だよ
ほら遅い夏がきて
遅い冬だ
秋はすっとばしちゃった
前は冬だった時に夏だったりして
地球は何回まわったろうね
君が生きている間に虫は何回生まれては死んだろうね
あと何回親に会えるだろうね
あと何回暇つぶし
するんだろうな

兄弟

兄弟

きょうだいは
あしたになっても
きょうだいだ

無題

無題

あ そうだそうだ
彼は素晴らしかった
ご飯が美味しかった
そんでまた沢山食べ過ぎた
だらしのない贅沢よ
いつか僕は目的を忘れ
ただただのんべんだらり
生きている
それじゃあいけないと
知っている
なので もう

出掛けるね

無題

無題

不思議だなぁ
お前おじいちゃんなんだもんなぁ
今でも子供みたいなのに

お前の体を抱っこして
お前と一緒に呼吸して

無題

詩が書きたいのだけれど
心に余裕が無くて
それはいつもそうで
いつもいつもいつも叶わなくて
叶えたいだなんて思うの止めて
えっとえっと
なんだったっけ
どうしたらこうなったのだろう
時間を止めて
はやく
はやくはやく
時間を止めて

祈りと愛

心が海だとして

愛には永遠の力があるとして

我々のシステムやカテゴライズは脆くも崩れた

死を恐れたけれど

それは当たり前なのであった

私はあなたに会えなくなるのが

恐ろしいのだけれど

会えなくなった皆々様と

また会えると思うと

ほんの少し恐くはなくなるのです

もしかして何も無くなるだけで

あらさっぱり

そんな人いませんよとなるにしても

先人も私も

それでもそれでも

もっとみる

ららら

ららら

僕達は

ひひひ

こんなに辛いのに笑ってらぁ

あはは

珍しくあいつがちょけていらぁね

ふふふ

君の笑顔が素敵だな

るるる

今の僕達を高らかに歌うよ

感謝すべきあなた達に

全ての感謝を捧げるよ

やれているのかなぁ

こんな僕だけど

愛しているよ

大好きなんだよ

愛しているよ

お前

死を大切にしない

死をちゃんと見つめない

あんた達がどうして

ちゃんと生きられるってんだ

平気で人殺して

のこぎりでギコギコちょん切って

自殺して

お前らさ

お前ら全員さ

出て来る事の無い

かくれんぼしてるよな

このインポテンツ

命をなめるな

無題

無題

栗山千明

亀井静

陳建一

マラドーナ

金萬福

ナイチンゲール

紀藤真琴

萬田久子

今いくよ

生稲晃子

林家木久扇

川平慈英

リリーのホームページ

カラスがつつく

鴉がつつく

お前の妹を

妹の欠片が生きたまま鴉のくちばしにちぎられていく

鴉がつつく

僕の弟を

弟が鴉の今日の栄養になっている

僕にも弟がいたんだと気付く

僕の食卓にはお前の母親が

可愛い可愛いと頭を撫でているお前の母親の

こんがり焼いた姿の上にソースをかけて深く息を吸う

お前は薄目を開けて頭を差し出す

鴉がつついた

僕の頭を

ピュッと脳みそが飛び出て

少しみんなと同じ

もっとみる

無題

ほらご覧よこれを

と言って手を開いた中を覗くと

その中へ吸い込まれる様な感覚になり

と思って居たら

お空に浮かんでいるんです

今太陽は見えませんがどうしていますか

こんな事を辞めてしまいたいよと

君が言った

それは

二人の関係?それとも仕事?

この人そもそも働いてるんだっけ?

僕達って

変人だっけ?

恋人だっけ?

見てみたいな君の花嫁姿

光の方から君が歩く

それは何

もっとみる

今も犬

こうなったらな

こうだったらなと

思った様にはならなかった

世界は平和になりゃしないし

平和な国じゃあ

あほくさい人殺しが始まる

携帯電話ばかりいじっている

盗む奪う殺す

子供を後ろに乗せたお母さんが赤信号を渡っていく

それでも

夕暮れにはちゃんと空が金色に光る

とうとう犬が死んだ

おじさんはふとした退屈しのぎが無い事を寂しく思う

僕は死んで欲しくないと願いながら

死ぬ

もっとみる

とても美しいものを見た

儚く光っていた

君はとても美しい

随分痩せてしまった

前は 前は

ぽんぽんだったのに

もっとぜーぜー言ってて

あの黄色の縞のシャツはもう着ていなくって

緑になった目は

もう見えないんだって

うるうるした君の緑の目が

僕の方を向いた

その中に僕が写っていた

頬に触れたら

バサついた毛が手をさわさわり

すがる様な声でないた

そうだ だから ちゃん

もっとみる

京都に行こう

思い通りの毎日に

思った通りの毎日に

いいかげん無気力になってしまった

体も疲れたって

とうとう口に出すよ

ねぇゴンザレス

京都に行こう

ようじやカフェでお茶を飲んで

記念写真を撮ろう

京都タワーに上って

ゆるいそば食べて

鹿に煎餅食べさせて

海に跳び込んで

くじらのお腹の中で

いつかのメルヘン聴かせてよ

またあのメルヘン聴かせてよ