とても美しいものを見た

儚く光っていた

君はとても美しい

随分痩せてしまった

前は 前は

ぽんぽんだったのに

もっとぜーぜー言ってて

あの黄色の縞のシャツはもう着ていなくって

緑になった目は

もう見えないんだって

うるうるした君の緑の目が

僕の方を向いた

その中に僕が写っていた

頬に触れたら

バサついた毛が手をさわさわり

すがる様な声でないた

そうだ だから ちゃんと触れて

そばにいるよって言ってあげよう

歩くこともしなくなって

おしめが気持ち悪いよってないて

床擦れして

その命に

その感じた命を

僕は美しいと思った

君がいなくなったら僕は寂しい

君が生きてる事が僕はうれしい

今日は空が晴れたよ

夜は静かで

君が目を閉じて寝る

呼吸をする

僕は見ていたい

知っていたい

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