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生活に神経を通わせる

生活を支配する


別記事で、
他人の仕事に自分の時間や労力を割くよりも、
自分の仕事に集中し、仕事を支配・コントロールすることの重要性を書きました。

仕事から拡大して考えてみて、私たちの生活全体に対しても支配することが重要です。

今回は生活を意識的にコントロールすることの重要性について考察します。

支配と言うと言葉のイメージが強く、
ネガティブな印象を受けてしまうかもしれないので、違う言い方を考えてみると、

生活に神経が通わせる

という言い方が良いのではないかと思います。

私たちはつい無意識的に行動をしてしまうことがあります。

もちろん、自動的な動きをすることは重要です。

例えば、
車の運転で前だけでなく左右にも危険がないか注意を向けつつ、
アクセルやブレーキなどを踏み分け、
ハンドルを適切に回す。
というのは無意識の行動です。

これは訓練によって、意識で行っていたものを無意識で行えるようにしていった例です。

自分の目的(安全な車の運転)を達成するために無意識で動けるように訓練していくことは重要なことです。

他人の意図で生きるな


しかし、意識的に動くことも重要です。
例えば無意識的に動き続けると、
全ての広告で紹介されている商品を買ってしまうことになりますし、
安い賃金で働くことにもなります。

そこに意図がないため、他人の意図に侵食されてしまうのです。
そういった状態は自分の生活に神経が通っているとは言いません。

自分の神経が通っていない部分に、
他人の神経が通ってしまっているのです。

自分の意図で動いている時のみ、
神経が通っていると言えるのです。

日常で神経の通っていない時間はどれほどあるでしょうか?


明確に自分の意図を持って行動できている時はどれくらいあるでしょうか?


意図を思って行動するというのがどういうことかわかりづらいかもしれませんので、

一つ例を挙げてみると、
食事の時にスマホをいじってしまうという人は多いかと思います。

そういった場合、食事という行為に対し神経が通っていないということになります。

食べ物の見た目や香り、舌触りや食感、味など、直近の食事で得た感覚を思い出せるでしょうか?

これらは、意図を持って情報を得に行かないと記憶に残りません。

食事の時、目の前の食べ物に向き合い、感覚を総動員させ感謝して豊かさを受け取ることは人生をより良いものにするでしょう。

これが食事という行為に対して神経を通わせるということです。

この感覚を生活にも適用させるのです。

今この瞬間に目を向けましょう。

今目の前にあることでなく、
過去や未来のことが意識にある状態は、
過去や未来、他人などに生活の主導権を乗っ取られている状態です。

反対に、

自分は今何をして、何を感じているか。

これが意識にある状態というのが、
自分の生活を支配しているということになります。


自分の行動に対し意識的である時、他人の意図は介入する余地がありません。

自分の生活に神経を通わせましょう。

神経が通っていない部分は、他人に乗っ取られます。

無意識的に動作させることに関しては、
その動作を自分でプログラミングしましょう。
狙って無意識に落とし込むのです。

他人の意図で動くほど、私たちの人生は長くありません。

私たちは私たちの意図を自分の生活に反映させるべきです。

これが自分の生活という畑を耕すということになります。

自分の畑を耕すという覚悟を持つこと、
これが自分軸で生きることです。 

生活の中で少しずつでも良いので、
自分の意図と、感覚に意識を向ける時間を増やしていきましょう。

利き手と反対の手で箸を練習するように、
最初は難しいかもしれませんが徐々に神経が通っていき自分の意図のままに自在に動かせる範囲が増えてくるでしょう。

そして自分の生活全てに神経が通ったとき、
最高の幸福感を感じる人生になることでしょう。


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