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アレクサンダーテクニーク

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#認識

感じられないものはない?

感じられないものはない?

感覚として感じられないものは、
ないものとしてしまうことってありませんか。

例えば肩こり。
肩が凝ってしまい痛みとして
感じられて、初めて
「あ、肩凝ってるな」と認識します。

でも、感覚として感じないけれど、
肩が凝り始めた時ってあるはずです。
その凝り始めに、気づけたら。

なにをしている時に
凝り始めることになっているのかを
知ることができたら。

肩が凝ると思うまでに
そのこり始めた原因

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鏡はほんとう?

鏡はほんとう?

鏡の中の自分を見る時、
起こっていることそのままを
見ることはできているのでしょうか。

そんなの見れるに決まっているじゃないか。
そう思うでしょう。
これがまたまた、そうもいかないんですよ。

人間は見たいものを見ますので、
鏡に映し出されている自分であっても
見たいものしか認識しないんです。
認識しないということは、
見えているのに、見ていない。

目の前で起こっていることなのに
なにも起こっ

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テクニークってなんだ!

アレクサンダーテクニークってなんでしょうか。

まずテクニークの「ー」ですよね。。。
テクニックじゃないの??
テクニークと片桐ユズルさんが訳したのでそうしていますが、
アレクサンダーさんのテクニックということです。

テクニック、技術を習得するには
それなりの時間と修練が必要です。

音楽演奏の技術を身につける過程では
それなりの訓練や知識、
繰り返し練習などが必要なのと同じです。

車を運転で

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心身一如

心身一如

私たちは「精神的」とか「身体的」などと
わけることはできない。

完全に「精神的」なこととはなんでしょうか?
完全に「身体的」なこととはなんでしょうか?

考えることは「精神的」なことでしょうか?
動くことは「身体的」なことでしょうか?

考えることも身体的な要素を含み
動くことも精神的な要素を含みます。

考えることは「姿勢」の影響を受けないでしょうか?
動くことは「イメージ」の影響を受けないで

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変わることの怖さ

変わることの怖さ

私がレッスンを受けた時の話です。

師匠が私の首の辺りを触れて、師匠自身が
アレクサンダーテクニークでいうところの方向性、
オーダーを出しているだけなのに、
それを受け入れていない、いや、
受け入れられなかった。

怖いんです。

頭と首の関係性が変わっていくことが怖い。

私が絶妙に師匠が伝えようとしていることを拒否し、
自分の頭と首の関係性が変わらないようにしていた。

なんで???

変わり

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考えと身体

考えと身体

考えていることが
筋肉の収縮として現れる。

身体が変われば考えも変わる。
考えが変われば身体が変わる。

考えイメージ思考、言葉としてはなんでもいいですが
頭で考えていることが動きとして現れているということです。

アレクサンダーテクニークでは動きから見ていきます。
動きに表れている、意識できていない考え方を認識して、
それをいったんやめ、良い動きを
選択できるようにしていきます。

考えて

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悔しい。

悔しい。

アレクサンダーテクニークは残念ながらすぐに効果が現れるものではありません。ここがホントに悔しいところです。
しかし強力に自分の使い方を変えられるテクニックです。
根本のところを変えようとするからです。
自分の考え方を含めた習慣を認識し、自分を再教育します。それを自分でやる必要があります。私たち教師はそのお手伝いをします。
アレクサンダーさん自身が何年もかかって気づいたことを教えることができます。

ラクに吹きたい!!のために

ラクに吹きたい!!のために

以前の記事でわたし自身上半身の力みすぎに気づきましたとお伝えしたことがあります。正直まだ譜面にかじりついたり真っ黒な譜面になると色々忘れて「ふー」に戻ったり上半身を固めたりします。

今では固めたり「ふー」に戻ったりすると気づけるようになったので、改めて思い直すことができるようになりました。

習慣って悪いものではなく、日常生活を送るためには必要なものなんですよね。
朝起きるときに何も考えなくても

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無意識=習慣

無意識=習慣

わたしがここnoteで書いていること、ムツカシイのかな、と。
ムツカシイってやったことない、やり方がわからない、がほとんど。
やってできない、は経験や練習がないだけ。

レッスンでよくいう言葉があるんです。それは
「自分の中の動きのレパートリーにないだけ」
ということです。
やったことないことはできません。
理解もできません。なにを言っているかも分からないかもしれません。
でも一度経験すると、あー

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