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木ノ実 ひよこ
2020年11月30日 00:17
朝井リョウ著書『時をかけるゆとり』を2ヶ月かけてようやく読了した。正確には「2日と1ヶ月29日」といったところである。この本は、私のnote友達(略してノー友)の和三盆さんにお勧めして頂き手に取ったのだが、これがとにかく面白かった。面白かったので、ひたすらとページを読み進め、あっという間にラスト10ページが来たところで、私はそっと本を閉じたのだった。あと10ページ読むと、この本は終
2020年11月27日 20:55
あの頃の熱い気持ちはどこへやら。学生時代の熱血顧問のような言葉より、スライムみたいに柔らかい言葉の方が何倍も求めていて、心地良い。私はスクランブル交差点に突っ立って、「頑張らなくて良いよ」と、一生懸命投げかけたい気分である。「仕事が辛い」「辞めたい」「逃げたい」私はこの言葉を積極的に肯定するようにしている。「もう少し頑張れ」「もう少し続けてみれば」という人がいるならば、私は弱
2020年11月21日 00:22
「人に聞く前にまず調べなさい」小学生の頃、母によく言われた言葉である。あの頃は母に聞くのが何よりも早いと思っていた。母は私の中で「家族の中の、絶対的存在」だった。それが今や、私が母に「まず調べてくれ」と懇願する立場になろうとは、幼少期の私は予想もしていなかっただろう。母はマジもんのアナログ人間である。私が記憶するに、同じガラケーを10年は使っているし(もっとかもしれない)最
2020年11月17日 00:45
キャッシュレスの時代で良かった。こんな場面で心からそう思うことがあるとは、微塵も思っていなかった。『他人を信用してはいけはい』文字面は冷たいが、私はこの言葉を胸に刻んで生きることにしている。うっかり信用してしまうと、私は絶対に高い羽毛布団を買わされる側の人間だからだ。気を緩めない為のモットーである。故にこの場合の「他人」とは見ず知らずの人間であり、一方的にやって来る人物のこと
2020年11月13日 00:20
creepynuts に毒されている。人生でお金を払って行った音楽ライブはcreepynuts だけだし、曲を購入したのも然りである。「あ、ライブやるの?買おう」なんて勢いでスマホを開く。惜しみなくお金を使う程好きなのだ。この毒は栄養となり、必然的に身体中を巡っている。私がcreepynuts を知ったのは約四年前、何を隠そうオードリーがきっかけであるし、それまではヒップホップのヒの
2020年11月11日 01:00
友達が欲しい。友達が居ないわけでは無い。ただ社会人になって、新しく出来た知り合いが会社という1つのコミュニティ内にしか無いことにうっすらと危機を感じているのだ。私が今欲しているのはしょうもない話をつらつらと並べるだけの意味もなく大衆居酒屋に入れるような勢いだけで一緒に銭湯に行けるようなそういうしみったれた友達である。そういう友達を作ることが、なんとも難しいことだろうか。『
2020年11月6日 00:54
オシャレ。お洒落には、「自分の為のお洒落」と「相手の為にするお洒落」がある。否、私はお洒落という言葉そのものに無頓着である。無頓着というか、疲弊という言葉の方が近いだろうか。これでも昔は好きな服にとても強いこだわりがあったし、友人曰く「遠くからでも見つけられる」という程に私というジャンルは確立していた。今や数年前に買った服を着続け、服屋に足を運ぶのも半年に1度か2度か、
2020年11月5日 00:46
最近チクチクと心の中を刺してくる、小さなトゲのようなものが気になって仕方が無い。前からあったような気もするし、それがいつのまにか腫瘍のように、少しずつ大きくなってきたのかもしれない。「他人の幸せ」について。他人の不幸は蜜の味と言うけれど、私はそちらのベクトルに関してはあまり秤が傾かないようである。ただなんとなく、他人の幸せを見ると小さなトゲが飛び跳ねるように心臓がキュッとなっ