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ものかきの食卓

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なぜか昔から作家は食いしん坊が多く、女流作家となると料理好きが少なくありません。食いしん坊なものかきの端くれとして、手作りのお料理や好物をご紹介します。
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鎌倉は小町の小路にできた一軒家フレンチ ensoは文庫本が似合う店

鎌倉は小町の小路にできた一軒家フレンチ ensoは文庫本が似合う店

小町通りと若宮大路の間にある小路を歩いていて、ふと気になった「のれん」があった。今年(2022年)春先のことだ。
それが、OSAJIのレストランだとわかったのは、ひと月後くらいだったろうか。古民家好きの私は、さっそく出かけてみた。
鎌倉は、桜から新緑へとうつろっていた。

お料理はフレンチベースに和のお出汁や食材、発酵食品などもふんだんに取り入れた斬新なスタイル。
自然の風土と、身体との調和を、た

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夏のお気に入りハーブティー

夏のお気に入りハーブティー

毎日大変な暑さですね。
涼やかさが何よりの「ごちそう」になる季節、
ミントティーをよくいただきます。
ふわっとして清涼な香りは、私に軽井沢の木立を想い出させます。

そう、ちょうど、旧軽井沢の万平ホテル周辺や
六本辻のあたりの風景が蘇ってくるのです。

その記憶とあいまって、涼やかさが運ばれてくる。

いろいろある中で、これが一番のお気に入り。
成城石井で販売しているミントティーです。
他のお店で

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次元上昇に伴う食の変化と若返りについて

久しぶりに公開動画をアップしました。
タイトル通りの内容ですが、前半では、新刊『女子の品格』(致知出版社より9月に刊行予定)の進行状況についてお伝えしております。

【レシピ付】つやつやふっくら紫花豆の煮豆

紫花豆を美味しくつやつやに煮ることが出来るレシピを
動画のコメント欄に掲載しておきました。

お豆を煮るって、無条件に
心が豊かになる気がします。

そして、ケーキを焼ける女性も素敵だけど

お豆を美味しく煮ることができる女性って

私的には、「数段上」だと思っています。

母も、そしてもちろん祖母も

ほんとうにつやつやにきれいに豆を煮る人でした。

だから私も、二十代から一所懸命に

どうすれ
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花豆の季節

花豆の季節

令和元年産の新豆を注文しました。
北海道産の紫花豆です。
お豆はたいてい手間がかかるものですが、
紫花豆は浸けたり、二度ほどゆでこぼしたりと、
他の種類にも増して面倒を要します。
それでも好物なのと、豆を炊いている時の、時間の流れそのものが
何とも言えず心が温まるので
労を惜しまず手間暇かけることにしています。

花豆を火にかけながら、原稿を書きます。
コトコト、時が経つほどに、匂いにも甘みが含ま

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