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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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#選択

選択の気持ち

選択の気持ち

どうしても読みたい本ができて、すぐに読みたいからと思って本屋をはしごしたけれど、どこにもなくてamazonで注文しました。

著者は知名度もある人なので、マイナーな本ということでもありません。本屋で買いたい気持ちはあるのですが、取り寄せるのであれば、自分の家まで届けてくれるところになってしまいます。

応援や支持をする気持ちがあっても、多くの人がその気持ちだけで選択をするわけではありません。

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選択の後で決まる

選択の後で決まる

今、2つの選択肢で迷っていることがあります。 どちらも一長一短で、なんとも言えないと感じて、迷っているところではあります。

そこまで考えて、より良い選択をしようとしている自分がいました。 けれど「より良い選択」なんてものは、結局存在しません。たとえ選択肢が複数あったとしても、1つしか取れないという状況ならば、僕達が選べる道は1つだけ。

あったかもしれない、なんてことはありません。

だから、お

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全ては取れない

全ては取れない

何事もやり続けていれば、大なり小なり習熟していきます。

そして、やらなくなれば大なり小なり衰えていきます。

1日は24時間でどれだけ効率化を図ったところで、できることは有限です。そうなると、当たり前ですが全てをやり続けるというのは無理です。

だから、なにをやり続けて、なにを止めるのか、ということも考えていかなければならないのだなとしみじみ感じました。

あえて決めない

あえて決めない

人との関係において「あえて決めない」ということは、実はとても大事なことだと思います。

たとえば、友達と話していると、自然とその友人間での役回りができていきます。幹事をやってくれる人、盛り上げる人、話を聞く人。しかも、それは不変的ではなく状況によって柔軟に変わっていきます。

一方で、たとえば仕事上の上司と部下みたいな立場は、あらかじめ決められています。 その基本となる関係性はずっと変わりません。

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曖昧さの許容

曖昧さの許容

ついたった1つの最適解を選び続けたいと思ってしまうのだけど、それは結構危険なのかもしれません。

なぜなら、その最適解は「今の自分にとって」という前置きがつくからです。逆に言うと尺度が変われば、それは最悪にもなり得るわけです。

中年の人が「ずっと1人で生きていくつもりだったけど、この年になって身体も衰えてきて、一緒にいる人がほしい」と口にする場面を何度か見たことがあります。そして、その逆のパター

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脇道を正解とする

脇道を正解とする

先日「やりたいことを見つけたい」という人の話を聞いていました。 自分がやりたいと思って始めたことがやってみたら、イメージと違った。だから、本当にやりたいことを見つけたい、と。

僕自身もそれは感じたことがあるので「わかるなぁ」と思いながら聞いていました。アドバイスを求められたけど、僕は偉そうに語れる言葉を持っていませんでした。

ただ、最適解を目指す必要はないんじゃないかと考えています。「本当にや

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残さない、なにを

残さない、なにを

今は文章でも音声でも動画でも、なんでも残すことができます。

だからこそ、なにを残さないのかを考える段階に入っているのではないかと思っています。思い出の写真、子ども初めて立ち上がった映像、残しておきたいことはたくさんあるでしょう。

実際、僕のスマホにはおそらく何千枚の写真が残っていますが、それを見ることはありません。

なんでもかんでも記録していたら、結局どこにしまったのかを忘れてしまって、見な

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選択の機会

選択の機会

 定期的に議論される話題として、「苦労は買ってでもしろ」と「安心安全な環境でこそ人は伸びる」の対立があります。

 どちらにもそれなりの言い分があり、それ相応の理があるでしょうし、成功例があるでしょう。
 繰り返されるのは、大した結論が出ないまま平行線を辿り、結局人とコトと場合によると無難な着地点に落ち着いているからです。

 僕は基本的に、「自分が決めたかどうか」が左右すると思います。自分が選ん

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本当に自分の意志で選んでいるか

本当に自分の意志で選んでいるか

 マーケティングに関する本を最近何冊か読んでいるのだが、いかに自分が踊らされているかを思い知らされた。

 完全に受け身な人が広告に翻弄されるのは、ある程度仕方ない。だから、自分で情報を掴みに行かなければならない。自分で調べた情報なら信じられる、と。
 しかし、その掴みとった情報の多くは偏りがないだろうか?
 特にネットにおける情報は、もはや僕達の目に届くのはパーソナライズされている。その中から

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アウフヘーベンによろしく

アウフヘーベンによろしく

 白か黒かを話し合っている時に、白でも黒でもないと言うのは面倒な奴だ。
 どちらでもいいから、はっきり口にする方が好まれる。自信がある、決断力があって信頼できると印象を与える。
 選択をしようとしているのに、第3の選択肢を出すのは、議論を長引かせることになりかねない。だから、敬遠されやすい。

 はっきりしない奴。その烙印を押されるのがわかった上で、なぜするのだろうか?
 あえて逆の見方をすれば、

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裏目に出たら、かえりみる

裏目に出たら、かえりみる

 5月から3回ほど銀行に行く用事があった。混雑を避けるために来店予約をすることになっていると言われたので、ネットから来店予約をする。すると、しばらくして銀行から電話がかかってくる。用件を聞かれ、当日必要なものについて言われる。

 これ、なんだかなぁ……と思ってしまった。

 便利に見えるようで、なにも便利になっていない。
 お金を扱うために銀行での手続きが複雑になっているのはわかる。印鑑やら書類

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変容の寂しさと受容

 何度か通っていたラーメン屋が休業明けに業態を変えて、焼き鳥屋になっていた。結構好きな味だっただけに、店名もメニューもガラリと変わっているのを目の当たりにして、愕然とした。

 今時はどこの飲食店も試行錯誤をしているので、仕方ない。ただ、残念だ。築き上げてきたものを一新すれば、今まで支えてきた客は遠ざかる。けれど、それと同時にまだ見ぬ客も来るだろう。

 窮地に立たされた時に、残っているものを守ろ

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どれにしようかな?

どれにしようかな?

 今、2000字を超えそうな記事を2つ書いている。

 内容を吟味して、話の脈絡も気にしながら書いていると、なかなか進まない。その代わり、「こんなことを考えていたんだ」と自分の思考に気づく機会も多い。

 図らずも毎日更新をしていると、一気に書き切る。その際に、自分の臨場感が大事になる。ちょっと辻褄が合わなかったとしても、自分の感覚や考えをそのまま出していく方が全体の流れとしてはしっくりくる。

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違う道に迷い込んで創る

違う道に迷い込んで創る

 1つの価値観に身を置いていると、絶対に体験できない世界がある。思考の手段として「視点を変える」とは違う。実際にそこに身を投じてみなければ出会えない風景があるのだ。

 今日、昼食を食べに行くことになり、歩いて向かった。その際に、大きく分けてAとBの行き方があった。どちらからの道からもいけるけれど、Aの道の方が少しだけ近道だった。
 だから、僕はAの道で行こうと主張したけれど、僕以外の2人はBの道

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