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違う道に迷い込んで創る

 1つの価値観に身を置いていると、絶対に体験できない世界がある。思考の手段として「視点を変える」とは違う。実際にそこに身を投じてみなければ出会えない風景があるのだ。

 今日、昼食を食べに行くことになり、歩いて向かった。その際に、大きく分けてAとBの行き方があった。どちらからの道からもいけるけれど、Aの道の方が少しだけ近道だった。
 だから、僕はAの道で行こうと主張したけれど、僕以外の2人はBの道で行こうと言う。そこまでこだわりもなかったので、僕は折れてBの道で行った。

 Bの道中では、桜が道なりに植えてあった。まだ2分咲きだったけれど、華々しくて、僕は思わず写真を撮った。

 昼食を食べた後に、Aの道で帰った。確かに体感的に着くのは早かったけれど、僕は周囲の風景など気にしていなかった。

 効率だけを追求して生きていれば、僕はどうやっても桜には出会えなかった。
 どう考えても最短距離で行った方がいいはずで、自分の価値観に照らし合わせてみれば、選択肢にすらならない。だから、それは僕の世界にないのと一緒だ。

 だからこそ、人の意見に耳を傾け、行動を真似てみる価値があるんだ。
 飛び込んで初めて、世界は創られていくんだ。

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