変容の寂しさと受容

 何度か通っていたラーメン屋が休業明けに業態を変えて、焼き鳥屋になっていた。結構好きな味だっただけに、店名もメニューもガラリと変わっているのを目の当たりにして、愕然とした。

 今時はどこの飲食店も試行錯誤をしているので、仕方ない。ただ、残念だ。築き上げてきたものを一新すれば、今まで支えてきた客は遠ざかる。けれど、それと同時にまだ見ぬ客も来るだろう。

 窮地に立たされた時に、残っているものを守ろうとするのか、まだ見ぬ可能性を信じて変容していくのか。はたまたもっと別の選択をするのか。なにが最適解かはわからない。

 ただ、選択をすることによって、その結果は必ず出る。

 出現したその結果に対して、またさらに自分がどんな行動を起こしていくのかが大事なのだろう。

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