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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2019年11月の記事一覧

知らない私、こんばんは

 交流会なるものにお呼ばれして、普段ならば絶対に行かないけれど、ちょっとした好奇心で行ってみたら、世界線の異なる人達がそこにはいた。

 たぶん僕が今のような生活を続けていたら、一生出会わないだろう。

 共感する部分も違和感を覚える部分もあった。けれど、それは親しい友人と話していても同じだ。性格や興味は交わらなかったとしても、会話のできる人間だった。

 一番驚いたのは、僕自身がその輪から外れな

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避けては通れない

避けては通れない

 今朝起きたら、喉に違和感があった。
 急に寒くなったので、仕方ないかもしれない。

 日中喋っていたら、帰宅する頃には違和感は痛みになっていた。明日は出かける予定があるので、温かくして寝ようと思う。

 曲がりなりにもヨガを続けているので、普段体調不良になることはほとんどないのだけど、年末のこの時期だけは毎年必ず体調を崩す。ある種身体のリズムになっているので、通過儀礼だと思って、大人しく受け入れ

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無駄に思える試み

無駄に思える試み

「ここにいるよ!」を公言して、決まった時間過ごす試みを5ヶ月くらい続けている。自分に無理のない範囲でと思い、1回2時間を月2回のペースでやっている。

 そうして、やってきたのは合計で2人。
 つまり、ほとんどの時間を1人で過ごしている。Wi-Fiがあり、作業しているから退屈さは感じないのだが、呼びかけする人に求心力がなければ成立しないと実感している。

 きちんと目的と理由を用意すれば人が集まる

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前できたなら、きっとできる

前できたなら、きっとできる

 2日前に100日連続投稿していた。感慨深い気持ちになっている。
 なぜって、280日続けていた連続投稿が切れた直後から始まっているからだ。
 しかも、途切れたのは投稿を忘れたからではない。

 書き溜めていた記事を誤って前日に投稿→下書きに戻す→翌日投稿

 この手順だと、noteのシステム的に前日に投稿されたことになってしまって、280日間の積み重ねは、一瞬で0になった。

 正直ショックだっ

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あの日見た風景を、君も見ている

 同じ風景を見る機会がなくなっている。

 ネットの世界は広大なので、同じプラットフォームを使っていても、まったく違う体験をする場合が珍しくない。「YouTubeを見ている」と一口に言っても、音楽・ゲーム・ラジオ、映画などジャンルも様々だ。YouTuberにジャンルをしぼってみたところでピンからキリまでいるので、友人が同じ人を視聴しているとは限らない。

 だから、テレビやラジオの全盛期と違って、

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見えると同じくらい大事な……

見えると同じくらい大事な……

 今日、まち歩きをした。

 いたるところにある看板、なにかの標識、作業している人達。生活しているとわざわざ目を向けない些細な事象が、浮かび上がってくる。
 興味を持ってじっくり読んでみたり、声をかけてみたりすると、そこにある理由や背景がきちんとあった。

 意図を持つだけで世界は変わってみえる。それは色眼鏡みたいなもので、「まちづくり」「防災」「歴史」など様々なレンズをつけかえるだけで、同じ風景

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ありがとうには程遠い

ありがとうには程遠い

 心配かけないようにする関係じゃなくて、安心して心配かけられる相手を増やしたいんだ。

 特別な持病で、しばらく闘病を続けている友人がいて、数ヶ月に1回連絡を取るようにしている。数回やりとりして、また時間があく。そんな関係を3年くらい繰り返している。

 昨夜思い立って、半年ぶりに連絡をとった。
 順調かどうかはさておき、回復しているようだった。

 ホッとしたものの、メッセージに「心配かけて、ご

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ちゃんと失敗した姿を見せた方がいい

ちゃんと失敗した姿を見せた方がいい

「本田さんは今まで失敗したことなんてないと思ってた」

 関わっている子どもからそう言われて、これはいかんと思った。その子からすると、僕はなんでもそつなくこなす人間に見えていたらしい。

「失敗しない人」がいると、それが当たり前に思えてしまう。だから、失敗に対して、知らず知らずのうちに恐怖心が出てしまう。ゆくゆくは挑戦を避けるようになる。

「失敗OK」と言葉で伝えてはいたけれど、足りないのだ。失

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別れるまでは、共に

別れるまでは、共に

 年末の足音も近づいてきて、「終わり」が意識される。
 令和の始まりの、終わり。

 そこからふと連想したのは別れだった。人と人との関係性の終わり。祖母の死去、友人の引越しなど、今年もいくつかの別れがあった。

 夢を叶えるための別れもあるように、別れ自体は中庸だ。にもかかわらず、なんとなく嫌なイメージがつきまとうのは、きっと出会いが神格化されているからだ。

 新しいものとの邂逅は、それだけで驚

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さなぎになる。

さなぎになる。

 変化の時期があって、そういう時に身の回りに対する違和感が強くなる。

 たとえば、「家具の配置はこれでいいのか」や「いつもは掃除しないところが気になって仕方ない」「目の前にいる人に対して次々と疑問が湧き出る」などだ。

 昨日までどうでもよかったものが、どうしようもなく目についてしまう。そして、執着していたものへの関心が突然薄れる。

 それはラジオの周波数を変えた時のような感覚だ。そこにあるも

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読んだくらいじゃ変わらないから

読んだくらいじゃ変わらないから

 満足感を与える文章を僕は描きたいんじゃない。
 読み物として「この考え方は素晴らしい!」と思えるようなものを読んだところで、大局的に見てそうそう簡単に人間って変わらない。

 新しいものを仕入れに仕入れている人がいる。もっといいものを、もっと素晴らしいものをと貪欲に渇きを満たそうとするように行動するのだ。ただ、知ったものをどう扱うかをまったく考えていない。資格コレクターにも共通しているかもしれな

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返信がないのが前提

返信がないのが前提

 僕は小まめに連絡する方ではない。ただ、期限があるものや要返信のものにはちゃんと返している。

 ただ、僕の友人の中に、数人連絡にルーズな人がいる。

 2週間くらい経ってようやく返事がある人や、そもそも返信がない人もいる。
 重要でないものに関しては別に返信がなくても気にしないのだけど、たまに自分と相手以外の人が絡む場合があると、やきもきする。

 僕は連絡がないことを知っているけれど、第三者は

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反対の鏡になにを置く?

反対の鏡になにを置く?

 なにか行動を起こそうとする時に、対極を見つめることは己を助けてくれる。

 たとえば現状に不満を感じて「変わりたい!」と願った時、同時に「絶対に変えないもの」を考えておく。そうすることで、なにを変えてなにを変えないのかがはっきりする。

 幸福を求めるならば、不幸とはどんな状態であるかを明らかにする。

 絶対的唯一のものってあるようでないのだ。つまり、常にほかのなにかとの関係性の中で成り立って

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巨大なエネルギーは制御できない

巨大なエネルギーは制御できない

 ちまちまと続けていたWSが軽くバズった。
 特別なにかをしたわけではないのに、1000人単位の人の目に触れることとなった。

 幸いにも炎上ではないので、僕の手が煩わされるような事態にはなっていない。けれど、不思議でちょっと怖い気分になっている。

 いつ、なにが、どのタイミングで人の琴線に響くのか、そしてなぜそれが多発的に起こるのかまったくわからない。本当に唐突に起こった感じで、僕は圧倒されて

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