#100 日常の習慣が育むマインドセット: 心のマトリョーシコップ理論の実践
前回は、心のマトリョーシコップ理論の成長の秘訣についてお話しました。
この「心のマトリョーシコップ理論」とはマインドセットを向上させるための手法の1つです。
自分が人に何かを指導する以上、当然ですが、自分自身の心のコップが上を向いていないことには始まりません。
文句や愚痴ばかりこぼす上司や先生や親を見習いたいと思いますか?
おそらくそんな人はいないでしょう。
ですが、真似をするようになります。
心のコップが下を向いている指導者から指導をうけた人間は当然ながら下を向いたままです。
教師は心の鏡という言葉があります。
子どもは先生のことをよくみて育ちます。
先生が努力しているのが伝われば、子どもたちも努力し始めます。
もちろん教師→親にすれば、この話は、子育て論になります。
教師→会社の上司にすれば、人材育成論になります。
では、心のコップを大きくするための原動力は何なのでしょうか?
それは、ゴールを明確にすることです。
自分の夢や目標を明確にもつのです。
ゴールが決まれば進む道も見えてきます。
自分づくりも、学級経営と同じというわけです。
進む道が決まれば、今何をすべきなのか、具体的な目標も見えてきます。
何か目標は見えてきましたか?
とりあえず、自分たしたいことを書き出していきましょう。
実現するかどうかで迷っていたら、永遠にスタートできません。
目標さえ決まれば、まずは、自分の心磨きをはじめましょう。
自分の生活の中で簡単なことでいいので、できそうなこと、やってみたいと思うことを、10個書きだしてみましょう。
そのうちの1つでいいので、まずはやってみます。
そして、毎日のルーティンワークになるまで繰り返します。
はじめは面倒でも、30回継続できたら習慣として身に付いたといえます。
覚悟して決めて取り組めば、きっと30回は継続します。
私のルーティンワークの1つに、
「外出先から家に戻ってきたとき、玄関の靴をかかとをそろえて置く」
があります。
自分の子どもにも、かかとをそろえて靴を置く習慣を身に付けさせたかったので、やってみました。
はじめは、面倒でも、途中から、かかとをそろえて置かないと気が済まなくなる自分がそこにいました。
子どもも、始めのうちは、学校から帰ってきても脱ぎっぱなしで声をかけないとできませんでしたが、知らないうちに、習慣となって身に付いていました。
まさに継続は力なり。
といえます。
1つ継続できると、不思議なことに他にもできることないかな?と考えはじめます。
まさに、
「心が変われば、行動が変わる」
です。
1つのことを継続できたことで、あなたの心のコップが大きくなったのです。
まずは、1つでいいから、日常生活の中でできそうなことを続けてみましょう。
30回継続できたら、気持ちがいいものですよ。
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