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もうどうなったってしかたないよねという子供への諦めと自分への諦め
最近、すすきののニュースを見て、他人事ではないなと思うようになった。全容が明らかになるにつれ、親の心情がすこしだけわかるような気がしてくるのだ。暴力的な要素がある発達障がいの子供の親はみんなそうなんじゃないかな。発達障がいのもとにある人については、人格がどうこう言う次元の話ではないと思う。ASDもある我が子は、人格そのものが一貫してなくてバラバラ。すごくものわかりがいいときもあれば、明るくてパリピ
もっとみる家庭での暴力的なことは、忘れていく。逃避する。だって直面すると同じ屋根の下で暮らしていけなくなるからね
というわけで、この1ヶ月、カウンセリングとか支援センターの人とかには『最近はなにもないです』などど言っていたけれど、本当は家庭で子供も旦那も荒れた日は何日かあったのだ。しかし書いてないから忘れるよね。そもそもDVにあった日との話を聞いたことあればわかると思うけど、大多数の人はもうやられてボロボロでも、いつどうやってやられたとか、もう記憶から消しちゃうからね。大したことないですとか、何もないですって
もっとみる『死んでやる』と言われたときの心境ってどんなん?
パニックになって、なんでもないことで怒り出して、死んでやるってなること、発達障害ならたぶんあるあるよね。なんでやん?みたいなことで、死んでやる言うてその辺のコードで自分で首を絞めたり、川に飛び込もうとしてみたり、世の中の発達障害の親はその行動にめちゃめちゃ悩まされてると思う。死にはしないという気持ちはあるけど、騒いで人も駆けつけてなんなら警察も出てきて、ほっときますとはいえんし、なんなら親のしつけ
もっとみる発達障害はギフテッドだという誤認と幻想
ギフテッドという言葉が独り歩きしだして結構な年数が立つと思うが、これほど一部の人にしか当てはまらない言葉はないと思っている。
発達障害なんですよ、これこれこういった感じで…と人に話すと、結構な確率で『それはいいですね!きっとすごい才能があるじゃないですか?芸術とか数学とか』と言われる。
それは、世の中のニュースが、ギフテッドで溢れてるからだと思う。
発達障害者は社会生活にものすごく困っているから発
努力という概念が存在しない、できないのは怠慢なわけではない
世の中には『なまけもの!』『なんでできないんだ』なんて叱責され続けてる人も多いと思うけれど、その中には発達特性のせいでそれが出来ない人が結構いると思う。わが子も小さいときには怠慢だと思っていたけれど、よく見ているとそんなわけではない。彼なりにがんばっているのだけれど、達成すべきところに追い付かないし、そのプロセスが計れないから『努力が足りない』『努力できない』と、定型発達の世界には否定されてしまう
もっとみる発達障害は金がかかるよ
と、所属する会の面談で言われた。
確かに金がかかる。
フリースクール、個別指導塾、カウンセリングのほかに、LDだからパソコンを読み書きにと、ノートパソコン、教科書よめないからデジタル教科書をとタブレット、なにかあったときのためにスマホ
パニック切り替えのときのために定額制の動画サービス、DVD、ポータブルDVDプレイヤー、工作をやりたいというので工作の道具、ヒートガンや電動のこぎりコスプレボード
工作の沼が日常を脅かす
わが子は、視覚能力が低い。見たものを分析することも、2次元から立体的な造形を浮かび上がらせる作業も苦手。さらには手指の運動機能~脳が考えたことを運動神経に正しく伝達するような能力にも難があると考えられる。
けれど、イマジネーションは尽きないらしい。脳裏に浮かぶさまざまな躍動した世界を表現したいらしい。それに、工作という手段を用いているが、いかんせん不器用であり、立体的な造形を考えるのも、そこに至