雨で鬱々

雨の日は気分が沈む
というわけでもない人生だったけれど
きょうは1日、仕事をしていても子供のことが頭からはなれない。
一年前のいまごろ
私と息子はかなり良好な関係だったと思う。毎日詳細に気持ちの変化や遊びに行って起こったことを聞き、連れてくる友だちをもてなし、六年生になる準備をし、宿題もすべてこなして、学校の面談もはやばやと済ませてトリセツも完璧に作り上げ申し送りもした。
一週間の旅行にも行ったし、動物の保護活動にも参加した。ふたりで映画に行き、買い物に行き、春休みはなるべくそばにいるように過ごした。
今年の春もなるべく休むようにはしているが、一緒にいる時間は幸せとは程遠く、恐怖であり負担であり、家という場所が、逃げ出したくなるような場所になっている。

いろいろあったけれど、去年はまだかわいいと思えた。命を懸けて守ろうと思っていた。この数年自分のことは捨てても、多少の我慢をしても、子供の望みは叶えたいと思っていた。
いまはどうだろう。

一年前に戻って
ずっとあの頃をリピートして
未来に進まずに過ごせたら
どんなにいいだろう

この先のことなんて考えずに
時を止めて繰り返して
未来なんてやってこなければいいのに
成長なんてしなくていい
この世の成長のすべてが
良いことと思ってる固定観念の文句が
炎上して消えたらいいのにと思う

未来は希望?成長は輝き?
青春は明るくて、若さはまぶしい?
学校生活は楽しくて
部活動にワクワク
友だちは一生の親友?
運動会に修学旅行は楽しみしかない?

全部全部くそ食らえと思う。
そんな人も世の中にいるのに。

春なんて地獄の季節
私にとってはね

仕事場から家に帰りたくない
子供に怯えていることを
子供に悟られないようにしなきゃ
子供は家庭で一番立場が下の人間に
暴力をふるうのだそうだ。

今さらなのかもしれないけれどね

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