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「そういうこともあるよね」で全てを許す。

魔法の言葉を皆さんに授けよう。
先日、ある人からこう言われた。


「〇〇さんって『たしかに』『なるほど』『そういうこともあるよね』ってよく言いますよね」

口癖を指摘されることはあまり望ましいものではないけど、そう言われると「たしかに」と答えてしまった。

「なるほど」と返事をする人はあまり話を聞いていない傾向にある、という風潮がある気がするのでなんだか恥ずかしい。

そして、


「そういうこともあるよね」


ワタクシ、これは魔法の言葉だと思う。

その理由ですか?


全てを肯定できるから。


バカボンの『これでいいのだ』に似てる。


望ましくない事が身に起きた時、第一声でどんな言葉が出てくるかでその次のマインドや行動が変わる気がする。私の場合、文句を言うのではなく肯定したい。流行りのアンガーマネジメントっぽい気もする。



と、いうわけで本題に入ろう。

「そういうこともあるよね」と言うことで、心のモヤモヤが晴れる7つのシチュエーションを書いてみたい。ちなみに、

▶︎この記事はこんな方にオススメ。

・恋人についキレたことがある
・仕事のできない部下に激詰めしがちだ
・わかっちゃいるのに腹が立つことがある
・怒りをコントロールしたいと思って早2年



そんな具合で、れっつバカボン。


●「そういうこともあるよね」が爆発的な威力を発揮する7つのシチュエーション


1.部下が出してきた資料が間違っていた

明日までに出さなければいけない200ページを超える資料。数字などのデータも多い。上司のあなたは部下から提出された資料をチェックする。

すると、

単位が違う。なんなら提案先の相手は「有限会社」なのに「株式会社」と誤字がある。至るところに。

「どうしてこんなミスを?」
「ちょっと!ここ間違ってるんだけど」

違う違う、そうじゃない。
代わりにこう。


「あー、そういうこともあるか」


2.恋人が誕生日プレゼントをくれない

付き合って2年の彼氏がいるとしよう。まもなくあなたはお誕生日だ。ワクワクしているけど「プレゼント何がほしい?」とは聞かれない。おかしいな、と思ってたけど何も言わなかった。

「え?プレゼント?聞かれてないから用意してないけど」と誕生日当日の夜に平然と言われた。

「どうして!?付き合ってまだ2年なのに!私への愛情はもうないの!?」

違う違う、そうじゃない。
代わりにこう。


「まぁ、そういうこともあるよね」


3.ドライブ中にルートを間違う彼氏

「地図は俺の頭に入ってるからさ、ナビとか要らないんだよね俺」と言ってくる彼氏。あなたはデキる女だからGoogleマップに目的地を入れておく。念のためだからそれを彼氏に言うこともしない。

「あれ?なんかここじゃねーな。あ、あそこで右に曲がらなかったから、めちゃ遠回りになるっぽい」

「ほら〜だから言ったじゃん!ナビ入れとけばいいのに!」

違う違う、そうじゃない。
代わりにこう。


「うん、そういうこともあるよね☆」


4.疲れて帰ってきたけど夕飯がない

部下の資料作成の手伝いをやっていた。あれほど言ったのに誤字脱字やデータミスが多く、帰りは23:30になってしまった。連日の残業で疲れも溜まっている。

家に帰ればカレーライスがあるだろうか。昨日の残りがあった気がするからあるに違いない。家に帰る。妻は寝ている。テーブルを見る。

なんにもない。冷蔵庫を開けても泥棒が入った後のように何もない。

「おい!なんでこんなに疲れてるのに夕飯がないんだよ!拷問かこれは!」


違う違う、そうじゃない。
代わりにこう。

「んー、そういう時もあるよねぇ」


5.前の車のスピードが遅い

彼女とのドライブ中、道を間違ってしまった。遅れを少しでも取り戻したいあなたは、制限速度の概念を家に置いてきたかのようにスピードを出す。

片側2車線の道路の右車線を突っ走る。前方にノロノロとしたプリウスが見えてきた。遅い。制限速度以下だ。左車線に移ろうか?いや、車で混んでいる。

やっと追い抜いた時にプリウスの運転手を確認する。おばあちゃんだった。

「やっぱりか!おい、ババア!免許返納しろ!」

違うって。そうじゃないんだって。
代わりにこうだって。


「そういうこともありますわなぁ」


6.常識人だと言う人が非常識だった

我こそは常識人だ、という彼氏がいる。自分で「俺は常識人だよ」という人ほど怪しい気がするんだけど、好きだから仕方がない。

遅れて着いた旅行先の夜、2人で歩いてコンビニに行こうと信号を渡ろうとしたけど、赤信号だった。赤は止まれだからあなたは止まる。すると彼氏は、

「誰もいないのに赤で止まる奴は仕事できないぞ」と言いながら華麗に信号を無視したではないか。

「ねぇ、よくないよ信号無視。自分で常識人だって言ってたじゃない」

分かる。でも違うんだ、そうじゃない。
代わりにこうなんだ。


「そういうこともあるっちゃあるよね」


7.頼んだピザと違うピザが届いた

残業で疲れて帰宅したものの、夕飯の準備を妻はしないまま寝てしまった。カレーを期待していたけどここは仕方ない。この時間でもデリバリーはやってるかな?とピザを検索。そして発見。

大好きなマルゲリータを注文する。12分後に届くらしい。よし、これで食べられるぞ夕飯を。届いたピザを開ける。

届いたのはマルゲリータではなく、マリナーラだった。

「すいません、注文したのはマルゲリータなんですが。マリナーラは頼んでないんですが(怒)」


うん、だから違うって!
何回言えば分かるんだ!
代わりにこうだって!


「そういうこともあるよなぁ」



▶︎まとめ

さて、心構えとして書いておきたいのは

・期待しないこと

・ミスされても私たちは死なないこと

つまり、「目の前で起きている好ましくない事象に対しては、文句は言わずに粛々と対応する」ということの有用性を提示したい。

その足がかりとなる言葉がすなわち、

そういうこともあるよねである。

ここで一旦、以下の記事をオススメしておく。


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さすがに、私たちが誰かに殺意を持って首を絞められて、地平の彼方に意識が飛んでいきそうなその最中に、

「ぐ、苦しい…で、でも…
 そ、そういうこともあるよねぇ…」

これだとマズイ。そこは反撃しないと。
終わっちゃうよ笑。やられちゃうよ。

使いすぎも要注意だ。


最後にこれまたベタではあるが、山本五十六の有名な言葉を引用して終わろうと思う。

人を動かす3つの格言

1.やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

2.話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

3.やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
山本五十六




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