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58歳の父と31歳の息子を繋ぐもの。

先日、友人とご飯を食べた。
彼は1年前にゴルフを始め、いまやその魅力に取り憑かれてゴルフ三昧の日々らしい。


「ゴルフはいいぞ〜」


ゴルフを始めた人がみんな言う台詞。
私はゴルフをやらないから、その魅力についてプレゼンして欲しい、と頼み、酒席でゴルフの良さについてプレゼンをしてもらった。

その中で私が「お、いいな」と思ったのは、彼が「この前、お父さんとゴルフに行った」と言った点だった。彼曰く、

・ゴルフは長時間拘束されるだろ
・お父さんと普段話すことはないだろ
・でも喋らざるを得ないんだよ
・30歳を超えて、お父さんと仕事の話や結婚生活の話をするのもまたいいぞ


ほほ〜う。

彼は、普段めったに父とコミュニケーションを取らないらしい。だがゴルフで計6時間ほど一緒にいたんだと。その時間で父と息子のコミュニケーションが生まれたんだとか、なんとか。


話を聞いていて、ゴルフ自体にそれほど魅力を感じたわけではないが、副産物的にそういうことが出来るのなら、いいじゃないかと感じた。父とのコミュニケーションにゴルフを使うのだ。いや、それこそがゴルフの魅力であり魔力なのだ。


「悪くないねゴルフ」

「そうでしょ」



ところが、


私の家庭の場合、私はゴルフをしないし、私の父もゴルフはしない。となると、ゴルフと同じ効果が得られるものに父を誘うことができれば、父と子の久しぶりのコミュニケーションの機会が得られるはず。私は父さんと喋りたい。


なんだろう、ゴルフの代わりになるもの。

・長時間できて

・待ち時間があって

・でもそれに没頭しなければならないもの

・かつ、父もやっているもの





「釣りだ!!!」





我が家の場合は父が昔から釣りを趣味にしていた。これならばゴルフと同じ効能が得られそうだぞ。しかも私は人生で釣りを通算5回くらいしかやったことがないから、父が私に指導するというマウントも取れる。



「そうだ、父さんと釣りに行こう」
もうこれでキャッチコピーの完成である。



ゴルフの魅力プレゼンを受けたその場、酒席であるから私も酔いが回っている。年来の「善は急げ体質」なものだから、早速父にLINEを送った。


「釣りに行こう」と送ると、
こんなLINEが帰ってきた。

うーんトレビアン



と、いうわけでこの記事が上がって翌日の明日、日曜日に父と釣りに行こうと思う。


お父さんからどんな話が聞けるか楽しみだ。

「そうだ、父さんと釣りに行こう」

これである。


▶︎私と父の関係はコチラの記事を参照





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