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コラム

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コラムをまとめました。良くも悪くも適当です。
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#恋愛

さらば、素晴らしき同志諸君

さらば、素晴らしき同志諸君

令和2年も、あと僅か。炬燵に潜り込んで蕎麦を啜るのを今か、今かと待ち侘びる日々。
どうも、猫派のKHです。
※犬も好きです。

note 内「文章と創造のサークル」様のお力添えを頂き、またまた電子書籍を発売致しました。

『さらば名もなき群青たち』
『鉄塔がある街』
など、noteにて公開した作品に加えて、書き下ろし短編『遊牧民』を綴じております。

また、11月22日(日)には、文学フリーマーケ

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【りりかるさん 秋の朗読週間】 秋の失恋は、少しこたえる。

【りりかるさん 秋の朗読週間】 秋の失恋は、少しこたえる。

十代の頃を思い返すと、この肌寒い時期に振られた記憶の数々が蘇るのはなぜだ。

という訳で、たまにコメント欄に遊びに来てくれるりりかる(Lyrical Spirit)さんに、失恋を題材にした文章を朗読いただきました。
本当にありがとうございます。

内容としては、ただ女の子に振られるときの台詞を文章に起こしただけなんですけど、やはり実際に声に出して頂くと、生々しいです。
恋愛経験が豊富なりりかるさん

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隆元殿の偽りなき愛を知る

隆元殿の偽りなき愛を知る

「たいした事は起きていないが、この手紙を預ける男が其方に戻ると言うので手紙を書いた」

こんな律儀な一文より始まる手紙を書いたのは中国地方の雄、謀神として名高い毛利元就の嫡男、毛利隆元である。
当時をして、既に大大名としての地位を確立していた毛利家の跡取りではあるが、彼は正室の尾崎局を娶った後、側室は一人も置くことがなかった。比較的早い段階で嫡男の輝元を孕んだことも理由かも知れないが、戦乱の世にお

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時には『ハートカクテル』を

時には『ハートカクテル』を

母の本棚にあったハートカクテル。全編を通してカラーの、その色彩の美しさは以降も廃れる事のないように思う。何歳の時に手に取ったかは忘れたけど、読んだ後、自らが生きる世界はこんなにも素晴らしい物だったんだと感じた覚えがあります。

舞台は80年代の日本。当時の小説や音楽がそうであるように、独特の雰囲気を持つ『ハートカクテル』(作者:わたせせいぞう)は、青春を強く感じるストーリーが主となっています。

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音無響子のココが凄い!

音無響子のココが凄い!

令和の今日においてもなお、理想の女性は?
という問いに対して
「管理人さん!」
と答える男がどれほど多い事か。
ここで言う管理人とは、高橋留美子の代表作、『めぞん一刻』のヒロイン、音無響子さんの事なんですが彼女が未だに世の男性を魅了し続ける理由というのは一体どこにあるのだろう。

そう考えていたのは、一週間前の話。
古本屋に全巻セットが売っていたので、即購入即読破致しました。
結論から言えば、凄く

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